花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

映画「白痴」の感想です

2014年02月26日 | 諏訪商店街振興組合のこと

今回はたくさんの感想をいただきました。ありがとうございました。

わざわざ亀山からお越しのYさん。恐縮いたします。

「四日市市文化の駅サテライトステーション事業。ご苦労様です。有難うございました。

“白痴”は今回初めて観させて戴きました。ロシアの文豪ドストエフスキーの作品で、大変興味を持ちました。戦争体験のショックで病気になり失ったものも多かったと思います。その結果、見えるものがあるのだと思いました。

私はある講演会で、教養のおある人は人の心が読める人だと聞いたことがありました。本当にそうだと思っています。私は翌日図書館へ行き、この本を探しましたがありませんでした。4時間25分の映画が2時間45分に短縮されたとのこと。私の心を動かしたのはこのことでした・・・。(作品を読みたいと思いました)

現状を見たとき、現在の政治は、全く国民の心を読まず暴走している様です。感じる心が麻痺しているように思います。

更に、カラマーゾフの兄弟も読みたいと思っています。本日は本当にありがとうございました」

Yさん、ありがとうございました。これから大作に挑戦しようという心意気。素晴らしいことです。やらねばならない楽しみをいっぱい作ってください。私も見習わせていただきます。

某さんからの感想です。

「毎月楽しみに待っているものです。今回の原節子の役は、いつものやんわりおとなしい原節子よりう~んと良かったような気がします。私はこちらの方があっているような気がします。森雅之もすごくうまかった。観ていてもじれったくなってきて困りました。三船の声が割れちゃって、聞き取りにくい部分がいっぱいありました。そして、岸恵子を見つけることができなかったのですが、どこで出てきたのかな~?

映画大好き人間。特に昔の映画だぁーい好き!ゴタゴタ解説は要らない。楽しい楽しい楽しみ~!」

音響と画面の悪いのは勘弁してください。気にはしているのですがこのあたりが限界です。なんせ、無料ですから。岸恵子の出演ですが写真を掲載いたしました。(前回) 初めは客人の中でも後ろの方で控えめでしたが。札束を燃やすシーンで客人たちが暖炉に移動したときよく見える位置につきました。本人もラッキーと感じたことでしょう。この撮影の後、吉村公三郎監督に見出されます。  それにしても、隣の男の手が気になります。

Kさん、ありがとうございました。

「非常に難解で感想が書きにくい映画でした。私故人の独断の意見を2,3。

☆ 小津映画より今回の方が原節子よかった!尚、主要人物の割に出番が少なかったのではと思います。

☆ 原作の小説は読んでいませんが、主なるカラミ以外に、たくさんの登場人物問題点と言うか、カラミが多すぎるように思いました。

☆ 三船敏郎の狂気が最後の方に見られましたが、これは主人公(森雅之)以外が白痴いう意味でしょうか?

☆ 主人公は(今で言うと軽度のDTS’D)最後はどうなってしまったのでしょう?(入院?収監?)

Kさんありがとうございました。我々が、病人だと思っている人が実は崇高な存在なのだということではないでしょうか。それから、最後にはおそらく拘束の後、刑務所病院行きでしょう。三船さんに聞かないと分かりませんが。


鳥羽 大庄屋 かどや のお話し

2014年02月25日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

昨日の中日新聞から。

鳥羽市の古民家“かどや”がリニューアルされて、市民の集いの場として運営されている。注目は、指定管理者として市民ら230人以上が運営にかかわっていること。理事14人が毎月会合を開き施設の魅力向上に知恵を絞っている。

年忘れコンサート・生け花・写真やパッチワーク等の作品展・郷土史家を招いた生涯学習講座・子供たちが夏休み合宿する寺子屋等、これらとよく似たことは何処でも実行されているが「重視するのは、訪ねるたびに発見や感動が得られるとの意雰囲気作り」とある。たとえば入口に季節の俳句を貼り出したりしている。

会長の清水氏曰く「市民が親しみを感じ、何度も足を運びたくなる施設が目標」多くの人達の意見を聞き、絶えず新しい企画を打ち出してみえるところに感心致しました。


黒澤明監督〝白痴”上映

2014年02月22日 | 諏訪商店街振興組合のこと

2月21日午後5時より黒澤明監督の「白痴」を上映させていただきました。上映前には43名の皆様がお越しいただいておりましたが、その後、数名増えていたようです。寒い中お越しいただき、ありがとうございました

早速、IさんからFaxでの感想を頂戴いたしました。ありがとうございました。

約56年前にこの映画を観て、サッパリ理解できず、居眠りをしていた記憶があります。多分、黒澤とドストエフスキーの組合せに関心あり、それだけの理由ですが、今回この映画が地元で再び観られるとは。どういう映画だったのだろうという関心で来ましたが、途中、退屈、終わりまで観てやっと分かった?感じです。

帰ってから佐藤忠男氏の今回のチラシ文を読み直し、何とか理解しました。森雅之、久我美子って案外の演技派なのですね。原節子はトマドイ演技で気の毒。昭和26年にこんな映画が作れたなんて、黒澤さんは恵まれた一生です。黒澤作品の中でも特異な一作が観れ、もう観ることもないと思っていた作品が最後まで観られて、どういうストーリーか今回やっと納得できました。次回の深作欣二監督の“蒲田行進曲”は楽しみです」

Tさん、今回も力作をありがとうございました。

この作品には、前年のヴェネッィア国際映画祭グランプリを受賞した「羅生門」に引き続き出演した黒澤組の面々(森・三船・志村・千秋等)に加え女優陣も原節子・久我美子・東山千栄子を起用。この豪華キャストと監督の並々ならぬ職人魂を投入したにも拘わらずヒットしなかった理由は何なのでしょうか?

恥ずかしながら、私は65歳の今日までドストエフスキー等ロシア文豪の小説を読み通したことがありませんので、図書館で小説のダイジェスト版と黒澤の映画製作にまつわるエピソードを読んでみました。

⦅黒澤は世界中から映画化は不可能と言われていた「白痴」に40歳で挑戦。練りに練った脚本で完成した映画は、ラッシュでは6時間にも及び、これでは興業不可と判断した松竹にどんどん削られて、評論家にさえ理解不能と酷評され、惨憺たる結果に終わった。

ドストエフスキーはこの小説で「この世の中で最も純真無垢な魂を持つ人間(すなわち白痴)を描きたかったとのことだが、全く異なる宗教観(ロシア正教と仏教)を持つ日本人に映画という手段で、その世界を理解させようとする試みはやはり無謀であったのかもしれない。これがもし“演劇”である場面だけ焦点を絞っての表現だったらあるいは成功していたかもしれない。最後におまけの話・・・ヒロインの命名について ナスターシァ→那須妙子⦆

結局、私などには理解し難い作品でしたが、俳優陣は雪の中を延々歩かされたり、長台詞を一気に喋らされたり、撮影中は随分大変なことだったろうと思いました。

キャストの中に東畑VIP:岸恵子とありましたが、当時18歳の彼女がパーティの女客の一人として(台詞なしで)登場していたのでしょうか。見逃してしまったようで残念です。

黒澤は美術にも大変才能があって絵も相当上手い様です。この作品のセットにも彼のセンスが生かされていたように感じました。(雪の祭典や、風変わりな部屋、妙子の始終一貫した黒ずくめの衣装等)。

Tさん、岸恵子の画像を見つけました。1951年松竹入社初めての映像です。大船撮影所を見学するうちに、吉村公三郎監督にスカウトされ、大学入学までということで「我が家は楽し」に出演。それ以前の映像です。

 

 


ぶらりしもすわ三角八丁

2014年02月18日 | 諏訪商店街振興組合のこと

少し前の報告で申し訳ありませんが、さる1月24日金曜日四日市商工会議所において、全国商店街支援センター実施の“商店街の組織強化事業 商店街の10年後を目指したビジョン作り”の勉強会がありました。(3回実施の第1回)

1番街・諏訪西・諏訪の各振興組合から12名ほどの役員が参加しました。

まず冒頭、お話をされた方は下諏訪からわざわざおみえになった原氏でした。

原氏は街づくりを自分の仕事を生かしたロボット工学を採用し、20軒だった商店街を空き店舗なしの40軒に増やしました。敢えて組織にトップを作らず、各々がそれぞれイベントを展開、市は告知のみを担当しているそうです。やれることからまずやっていこう。仕事後の時間を生かし、空き店舗の改装はみんなの手作り。地域の温かいつながりが、東京からの若い人たちのチャレンジショップを迎えます。こうして工房型のお店が並びました。古民家を改装した飲食店は予約待ち状態だそうです。

街に愛着を持った人々がいて、暖かさを感じて集まってくる若者。理想的な町が想像できます。

年に一度。まち中が来街者で溢れ返るイベント。それが“ぶらりしもすわ三角八町”。とにかくWebページを訪れてみてください。※リンクの仕方を忘れたので、文字検索 三角八丁 でド~ゾ


スワマエ小路の誕生!

2014年02月14日 | おいらの商店街

雪が降りました。雪は午後からみぞれとなり15時頃には雨になりました。おかげで道路はベチャベチャ状態。明朝の凍結が心配です。

昨年暮れから表参道スワマエ商店街の中ほどにあるKさん(空き店舗だった)が諏訪神社に土地を返還するのに建物を壊したい旨の連絡が入っておりました。

「又、空き地が増えると困るなぁ」と思いつつ悪戯に日が経つうち、1月下旬から2月上旬にかけて解体工事に入りました。

スワマエから覗いた

奥へ進むと!

本日、現場を覗くと、なんと西の道路(連鎖街)までクランク状に抜けているではありませんか。スワマエ小路の出来上がりです。これは“通り初め”をやらかさなくてはなりません。赤ちょうちんが並ぶ路地には・・なりませんよね。

一方、スワマエから空き店舗をなくそうとする動きも起こしております。諏訪西振興組合と諏訪振興組合が共同で“こどもの居場所づくり”を検討中。具体化できる方向に進めそうです。又、サンシ前火災跡地も再建の目途が立ちそうです。“ソウデス”ばかりで頼りない報告しかできませんが、現状にくじけず絶えず活性化が念頭にあれば、必ず良くなってくることを確信しています。


最終回は「蒲田行進曲」

2014年02月09日 | 諏訪商店街振興組合のこと

少し早かったのですが、最終回「蒲田行進曲」が3月14日が上映日ですので、ポスターを作りました。

昨夜も改めて観なおしましたが、いい映画です。最初と最後に撮影所の雰囲気がとてもよく出ていました。

銀ちゃんトヤスさんの狭間で揺れ動く子夏(小夏)松坂慶子のために作られた映画です。今は太っておられますが。


黒澤明監督「白痴」

2014年02月05日 | 諏訪商店街振興組合のこと

いよいよ第8回は、黒澤明監督の「白痴」です。ドストエフスキーに魅せられた黒澤監督は何とかして映画化にと取組みました。しかし、出来上がった作品は4時間25分の大作。そして、会社の要求で3時間30分に短縮。さらに一般公開時には2時間45分にまで短縮させられました。黒澤監督は会社との折衝で「フィルムを切るなら 縦に切れ!」と有名な逸話を残しました。

白痴では小津監督にはない原節子の美しさが表現されています。厳しい表情の原節子は必見です。


「君の名は」感想2

2014年02月04日 | 諏訪商店街振興組合のこと

Tさんから後半(2部と3部)の感想をいただきました。

君の名は」第2部(北海道編)を観ての感想です。第3部については雲仙の観光案内という意味以外には何も見出せませんでした。ラジオの原作を聞いていないので、よく話の内容が解らないので???

北海道編では怒りさえ憶えました。「どうしてもひと目お目に掛かりたかったのです」という例の真知子の殺し文句にグラリと揺れる春樹の幼い心。失恋の病を治す薬として若いアイヌ娘の情熱を利用した罪は重いですね。

昔の恋人(真知子)が訪ねて来たら、婚約者であるアイヌ娘に、目の前で「これ持って先に帰って行ってくれ」と子供騙しのような土産の箱をポイっと渡して真知子と二人馬車で立ち去る、なんて無神経な男でしょう、春樹は。

結局、絶望した娘は湖に身を投げて死んでしまう。娘にずーっと思いを寄せてきた若者の悲しみ(憎しみ)は察するに余りある。その憎い春樹と真知子に何の復讐もしない若者、及びアイヌ社会。不思議で悲しいです」

この映画は、アイヌである北原三枝の死亡や、米兵との間に生まれた子供への批判等、露骨な人種差別が描かれています。これも戦後間もない時代を反映しているのでしょうか?姑の嫁いじめや結婚観など、今の時代では理解困難な内容でした。それにしても真知子さんの判断力の弱さにはヘキヘキします。貴方の曖昧さがすべての悲劇の源です。

 

Kさんからも感想をいただいています。

「メロドラマの王道ともいうべき作品を観させて戴きました。○主人公は美男・美女 ○見事なまでのすれ違い ○ライバル(恋敵)の出現 ○嫁と姑の確執 ○これでもかとの不幸のてんこ盛り ○最後はとって付けたかのようなハッピーエンド

他の方々の見事な感想に比べると拙い文章ですみません。

只、この作品は短縮版(総集編)と専務が話してみえましたので登場人物によっては関係性がつかめない方々も何人か出演してみえました」

6時間以上の3部作を4時間弱に短縮したのが総集編です。おかげで突然数寄屋橋の再開シーンとなったり、北原三枝の自殺が早すぎるような気がしました。反面、場面展開が速いので退屈せずに鑑賞出来ました。


1日はスワマ朔日恵比寿

2014年02月03日 | おいらの商店街

毎月1日は朔日恵比寿!野菜100円市は大好評!オープン10分で半分ほどが売れ、あとは まったりユックリ かぶらが数個売れ残りました。実行部隊は6名ほど、一生懸命よく動いていただけます。感謝!

「某店で買い物したけど抽選券もらえなかった」とお客様が抽選場で話す。「券を出してください!」といいたいところです。確実に浸透してきています。


四日市もっと知り隊検定実施!

2014年02月02日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

久しぶりに試験なるものを受けた。四日市商工会議所120周年記念事業“第2回 四日市もっと知り隊検定”。100名以上の方が受験してみえてオドロキ!盛会で何よりです。

今、自己採点してみたが全問70題のうちどうやら32点らしい。4択だからまぐれ当たりに毛が生えた程度である。まだまだ時間があると思いつつ準備をしてなかったので(小学校のころから成長ナシ!)こんな程度と慰める。

さてどんな問題が出たのか?

□江戸時代の東海道。日本橋から四日市宿の辻までの距離は? 答:99里7町7間(約百里)

□江戸時代、東海道と四日市港を繋ぐ通りの名は? 答:浜往還

□四日市宿の四日市市指定有形文化財の古文書は? 答:四日市宿本陣清水家文書

□川島神社にある有形民俗文化財は? 答:算額

□四日市市指定無形民俗文化財のお諏訪踊りが行われているのは? 答:足見田神社

□三重銀行の前身 四日市銀行設立が認可されたのは? 答:明治28年11月

□伊勢湾台風殉難慰霊碑が建立されているのは? 答:海浜緑地公園内

□四日市港ポートビル(高さ100メートル)がオープンしたのは? 答:平成11年

□タケノコの産地として有名なのは? 答:川島地区

□国指定文化財、千歳運河にかかる現役最古の鉄道可動橋とは? 答:末広橋梁

□文禄3年に実施された太閤検地の写しがあるのは? 答:井島文庫

□市の上下水道局が販売しているおいしい天然水の名称は? 答:泗水の里

等である。

難しい問題もあるが、実は商工会議所発行の公式テキストから出題されている。これさえ読んでおけば70点満点がとれた筈である。

何度も繰り返すが、読む時間がなかった!の言い訳は、小学校の頃から変わりナシ!デゴザイマス。

「久しぶりに悪い頭が刺激されたのは心地よかった」といったところが感想です。

今回の企画に関わったスッタッフの皆様、汗を拭き吹きのご尽力、どうもありがとうございました。