花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

千葉県柏市商店街視察報告

2006年08月26日 | 諏訪商店街振興組合のこと
 板橋区から千葉県柏市に移動した一行は、JR常磐線南柏駅で下車、廣池学園内にある閑静な「れいたくキャンパスプラザ」で一泊しました。

翌27日、柏市の商店街を視察後「かしわインフォメーションセンター」を訪れました。
 上野から30分の街、柏市商店街の交通量は一日3,5万から4万人で、さすが「高島屋」や「そごう」が並ぶ東京からの通勤圏です(人口約38万人)。

柏柏市二番街商店街の理事長 石戸新一郎氏によると、自分の経営する画材屋を縮小して残りをテナントにされました。どのようなお客様を街に集めたいのか、街の将来のビジョンを考えてのことでした。街を良くして行きたいとの思いがあってのことです。現在、商店街の老舗は半分以下になりテナントに様変わりしています。

市インフォメーション協会が運営する「かしわインフォメーションセンター」は駅南口のファミリかしわビルの3階にありました。
 藤田とし子さんは、元新聞記者の強みを生かし情報発信センターとして、5年前のオープン当時から、ここの事務局長を勤めてみえます。
1989年、裏原宿のファッションスポット「FREAK‘S」が水戸街道沿いに出店したことがきっかけとなり、裏柏=裏カシと呼ばれて若者の間で人気が出始めました。しかし駅前商店街の地盤沈下は止まらず、危機を感じた石戸さんは1998年「柏駅周辺イメージアップ推進協議会」を立ち上げて若者向けの駅前イベントを次々と企画、若者の街・柏をPRしてきました。こうして古着屋、雑貨屋、カフェが駅周辺に出店しだしたのです。
藤田さんはインフォメーションセンターで街の案内をしながら、マップ作りを思いつきました。イラスト入りの若者向け案内マップ「URA-KASHIWA 古着&雑貨SHOP」が作られ、センターに訪れる方に配布されました。
また、2003年には城西大(埼玉県)の学生さんに店めぐりをお願いして、周辺のラーメン屋さんを紹介した地図「ラーメンあんな店★こんな店」が出来、新聞各紙に紹介されて話題を呼びました。

藤田さんは語ります。まず街に古着屋さんが多いことに着目します。そこで古着屋さんを紹介する楽しいイラスト入りのマップを作ります。新聞等で話題になり、古着屋さんがファッションショーなどのイベントを行ないます。次に「らーめんマップ」を作ります。「らーめんファイト2005」で、マップ片手にラーメン店めぐりのイベントを行ないます。結果発表のマップを発行します。このように、話題づくりからイベント展開され、そこから又話題が広がって行くのです。
ここでマスメディアをうまく利用します。メディアは新しいこと、面白いことを求めているのです。新聞社とは日頃の付き合いも大切です。
 親子間の犯罪が目立っている現在、当センターでは、講師を各学校に派遣して講演会を行っています。街は安心・安全のアピールに繋がると考えています。
 イベントは一時的なものでなく、テーマがあり、テーマに基づいたストーリーで組みたてられていくものです。

お土産に持参した「永餅」をヒントに、藤田さんは語ります。ここに有名な地元の和菓子がある。そこで地元の和菓子屋さんを紹介するイラストマップを作る。消費者から和菓子の感想や評価をいただく。これで小冊子を作る。次に全国和菓子サミットを計画する。イベントのアイデアはどんどん広がっていきました。

大山商店街は、最寄り品重視の商店街づくり→アンテナショップ「とれたて村」の開設→全国の名産品を軸としたイベント展開
 柏市商店街では、若者をターゲットとした商店街→マップの製作による話題づくり→イベント展開
 街のビジョンに沿ったイベントが組まれていく必要があるのです。
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大山ハッピーロード商店街視察

2006年08月23日 | 諏訪商店街振興組合のこと
先月、出かけた商店街視察旅行の報告がようやくできた。
振興組合のホームページに掲載されるのはまだ先のこと。
辛抱たまらず 載せま~す
誤字、間違い、多々出現のはずです。

 平成18年7月26・27日にかけて東京・千葉の先進地商店街の視察に出かけました。北川理事長・吉田副理事長・高尾専務理事・森・三崎・大塚・水谷理事と市議会議員の樋口氏・商工課の森下氏の9名の参加です。
 26日訪れた「ハッピーロード大山商店街」は池袋から北西2キロほど離れたところにある東武東上線大山駅西口に位置する商店街です。
 217店舗がアーケード沿いに並び、商圏は500m~1kmで、自転車による買い物客が目立ちます。通行量は1日平均25000人と都内有数の活気のある商店街です。

 10~20年ほど前から池袋との差別化をはかり、振興組合でスーパーを経営するなど、買回り品構成から最寄り品販売に力を入れてきました。
ここで注目したいのは、昨年7月、板橋区の協力を得て全国の市町村に呼びかけアンテナショップ「とれたて村」を開設されたことです。過去の商店街での全国物産展の盛況を踏み台に、伝手のある地方に出店を依頼しました。
 2年前からはじめているポイントカード「ハローカード」事業と平行して、昨年、アンテナショップを軸とした全国の物産品を宣伝するイベント事業が始まりました。

 山形県「尾花沢スイカまつりin東京」では、お買い上げレシートによる山形銀山温泉ペアーご招待抽選会や、スイカころがし・スイカ種とばし・スイカ色あてクイズなどが行われています。同時に、「お福寄席」「お福縁日」などを商店街側で開催、「とれたて村」への出店をとおして、観光協会の宣伝ができる仕組みです。
 このほか、「新潟県川口町物産展」魚沼産こしひかり特売と餅つき大会、「千葉県鴨川市 大漁まつり」「岩手ミニわんこそば大会」「新潟県妙高市 雪と温泉まつり」では赤倉温泉の湯で足湯コーナーを設置、「長崎うまかもん市」では長崎の蛇踊りを披露しています。「八丈島から春が来た!」のときは物産品の販売を行いながら八丈太鼓の実演が行われました。


商店街が企画を立てなくても全国の観光協会(会費月額4万円)からイベントが申し込まれてきます。それだけの宣伝効果があるように、商店街側は配慮しています。「とれたて村」は道の駅の全国版といったところで、店内には地元産の野菜をはじめ、特色ある食品がところ狭しと並んでいました。品が品だけに販売力が必要です。
今は、安さでお客を引くような売り出しではなくて、お客様が楽しむイベントが要求されています。「とれたて村」を軸にイベントが展開されているのです。

 板橋区から千葉県柏市に移動した一行は、JR常磐線南柏駅で下車、廣池学園内にある閑静な「れいたくキャンパスプラザ」で一泊しました。
        つづく

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諏訪公園納涼祭無事終える

2006年08月18日 | おいらの商店街

14日夜遅くなるほど人が集まってくる感じです。
写真は13日と同じ位置から撮ったものです。
翌日 急遽反省会をしたのですが、マックの話では、人はたくさん集まっていただいたほうだということでした。
主催者側としては、舞台が大きいので 予想より少なく感じたのですが。
このところ各地での盆踊りは開催が減る一方だとか。
「諏訪公園で盆踊りがあるの。なつかしい」といっていただいたお客さんもあったそうです。
諏訪公園での盆踊りを契機に、四日市全体の踊りを再活性化できないものでしょうかなどと たいそうなことを考えてしまいました。
「四日市盆踊りサミット」を開けないものか。市内での踊りスケジュールが一目で分かれば、踊り好きの人には朗報かと思いますが・・・。
盆踊りには、踊り手と見る人に別れます。踊れる人でも、知らない、新しい踊りもあります。事前に練習会を持ったり、当日 休憩時間を利用して踊り方の指導をするなど 参加して楽しい盆踊りに出来ないものでしょうか。
諏訪公園納涼祭を四日市市民全体の盆踊りにしたいものです。
ということは来年も開くつもり???

多くの市民に 盆踊りを通して街によい思い出を持っていただけるようにすることは、中心商店街の活性化にいい事です。
このことに関しては 誰もが賛同していただけることだと思います。
立派な舞台を作っていただいた 大林組様をはじめ 関係者の方には感謝いたします ありがとうございました


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映画「張込み」後編

2006年08月16日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
張り込みを始めて六日目。見当違いかとあきらめかけていたある日、さだ子は日傘を差して出かける。買い物ではなさそうだ。油木刑事はあとをつける。さだ子の気持ちを表現するかのように右に左に日傘が回る。
庁前の大楠の木を通る。東京紅團さんのホームページによると大楠の木は、現在近くの図書館前に移植されているそうだ。貴重なお写真を拝借させていただく。


でにぎわう佐賀市内の商店街で、油木は女を見失ってしまう。


うやくバスで川北温泉に向かったことを突き止めた油木刑事は、応援を頼んで旅館に乗り込む。この宿の雰囲気が良い。山を背にして建つ、ひなびた木造の一軒宿だ。
階の廊下で女の風呂上りを待つ犯人の石井(田村高広)。彼は廊下の手摺に腰をかけ草笛で「埴生の宿」を吹く。近づく二人の刑事。かけられる手錠。
「…木は石井を送りだすと、ひとりで部屋に残った。煙草を出して喫った。腕時計を見た。四時五十分。さだ子の夫が帰ってくる六時前にはまだ一時間あまりある。入口の襖が開いた。さだ子である。柚木を見てびっくりし、部屋が異ったかと惑ったふうをした。宿の着物がまた別人のようになまめかしく見せた。
さん」と柚木が呼んだ。さだ子が表情を変えた。柚木は名刺を出した。「石井君は、いま警察まできてもらうことになりました。奥さんはすぐにバスでお宅にお帰りなさい。今からだとご主人の帰宅に間に合いますよ」…… 
の女は数時間の生命を燃やしたにすぎなかった。今晩から、また、猫背のけちな夫と三人の継子との生活の中に戻らなけれほならない。そして明日からは、そんな情熱がひそんでいようとは思われない平凡な顔で、編物器械をいじっているに違いない。」原作より
だ子役の高峰秀子がきれいだ。夫につかえる貞淑な妻から、昔の恋人と逃亡を図ろうとする女への変貌。そして絶望から再びもとの日常に・・・・。当時33歳だったということだ。
い夏に映画「張込み」はよく似合う。お袋につれられて見に行ったこの映画の記憶はほとんどない。ただ、女の差していた日傘だけが印象的でございました。
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盆踊りの夜13日

2006年08月14日 | おいらの商店街

諏訪公園納涼祭、復活盆踊り大会 昨日と比べると人のでは少し落ちた
三日間は長丁場だ 昼は発展会のお遊びどころの番 夜は諏訪公園と疲労がつのる
12日と13日では、一部を除いて来街者が異なるようだ
あけて13日 商店街の三分の一が盆休み 閑散としている
今夜が楽しみだ
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盆踊りの夜

2006年08月13日 | おいらの商店街

12日、夜の涼しさと共に人が集まり、盆踊り会場は多くの人で賑わった。
150名ぐらいではなかったか?それでも昼の惨憺たる状況から判断すると、夜の賑わいはありがたかった。
は市民が集うところ。小さい頃の自分たちがそうであったように、楽しかった街での思い出を皆さんが持っていただけば、街としての役目を果たせたのではないかと思うのであります。
々が群れて何かを楽しむという傾向が、減りつつあるような気がします。街はみんなが集まることのできる舞台です。

和33年8月30日、諏訪駅が取り壊された跡地で、江田町が「歌のびっくり箱」というイベントをしました。辻さんの写真です。
のパチンコホームランさんのあたりです。


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諏訪公園盆踊り開催

2006年08月12日 | おいらの商店街
今日から三日間にわたり 諏訪公園盆踊りが開催される
昨日は、遅れて諏訪公園にお伺いし 床板の釘打ちをお手伝いをさせていただいた
今日はまたまた遅れて 模擬店の準備のお手伝いだ
どどっと出る汗 汗で疲れてしまう
12時 ようやく形が整った お客は来ない ほとんど人が出てない
盆踊りに期待をかけるしかないか

文ちゃんが スワマエの輪投げを一日中 手伝ってくれた
明日は奥さんの実家に出かけるそうだ
又 酒とバラの日々か
お手伝いありがとうございました
どうか飲みすぎませぬように かしこ
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映画「張込み」中篇

2006年08月11日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
映画「張込み」(松本成長原作・野村芳太郎監督)はまさに、昭和32年の暑い真夏が舞台だ。昔の女に会いに来る犯人を張り込むため、二人の刑事は東京から夜行で一泊二日をかけて九州佐賀へ向かった。
峰秀子は、けちで気難しい銀行員の後妻に納まっている。向かいの小さな旅館「備前屋」の二階からはちょうど女の家が一望できる。8時20分、夫は一日の食費100円を渡して勤めに出る。その後、2時間かけて家の掃除。洗濯、市場への買い物、縫い物、風呂焚きと平凡な日常が繰り返される。
秤棒で担いだ金魚売り、女性のアイスキャンディ屋、頭に乗せた飴売りが家の前を行きかう。
と三人の小さな子供たちにひたすら仕えるような日々。33歳の高峰秀子はきれいだ。距離をおいて見つめる刑事大木実に「この女は事件に何の関係もない。この人の生活を乱すようなことがあってはならない」と思うようになる。
る日、女は日傘をさして出かける。二人の刑事は後を追う。材木町からバスに乗った。
は大町橋で降りる。田んぼの中に一軒「よろずや」が建っている。40年後「日本映画を歩く(川本三郎著)」で川本氏がこの大町橋食堂を訪れている。ここのおかみさんは当時のロケをよく記憶していた。その後、東京紅團さんが行ったときには仏壇屋に変わっていたとホームページに載っていた。申し訳ありませんでしたが、今の写真を掲載させていただきます。





は旦那の変わりに親戚の葬儀に出かけたのだった。その家が残っていた。東京紅團さんは、良くぞそこまで探し当てたものだ。


夏の田舎の風景。日傘の後を付ける刑事二人。なんでもない日常を野村監督は緊迫した情景で映し出していく。
して5日目。犯人からの連絡を受けた女は、つかの間の逢瀬に家を出ることになる。


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櫓(やぐら)が建った

2006年08月10日 | おいらの商店街
昨夜、諏訪公園を覗きにいったら、巨大な櫓ができていた。UFOの着地場のようだ。
大林組さんをはじめとする皆様には感謝したい。暑いさなか、伊勢から来て、二日間かけて組み立てていただいたそうだ。
ススム会長が悩んでいた、ちょうちんの電気も「どうしたら良いの?」状態だったが、アビヨンの堀木氏のおかげで何とか間に合わせていただくことができた。
街に多くの方が集まり、街にひとつでもたくさんの思い出を作ってもらうために、一人でも多くの方が踊りに参加していただきたい ノデスガ。(何人来ますやろ?)
ススム会長をはじめとする皆様、ご苦労様です。
ご理解をいただいている商店街の皆様、ありがとうございます。
ご協力をよろしくお願いいたします。
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映画「張り込み」前編

2006年08月09日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
昭和32年、野村芳太郎監督が松本清張原作の「張込み」を映画化した。現在DVDになっている。オイラがご幼少の折見た記憶があったので借りてきた。
りの日に、このことをマッちゃんに話したらとたんに話が盛り上がってしまった。原作の季節は秋だが、映画では真夏の暑い盛りだ。東京の質屋に押し入った強盗が昔の女に会いに来るという情報を得た刑事二人が、九州佐賀市に赴き、女の家の向かいにある旅館の二階から張り込むという話だ。


竹の映画だった。モノクロでワイド。何よりすごいのは当時の風俗がたっぷり盛り込まれているからだ。冒頭刑事二人は23時6分品川駅から鹿児島行き「薩摩」に乗る。走り出している列車に飛び乗るのだ。今では考えられない。三等車は溢れんばかりの客で、二人は通路に座り込みうたた寝をする。
阜あたりで朝を向かえ、若い刑事大木實は宮口精二をかばってようやく空いた席に座らせる。大坂からはSLが牽引して九州へと向かう。蒸気機関車は必死で走る。停車中の広島駅で駅弁と酒を買い込む。懐かしい風景だ。博多から佐賀へ。東京から九州への移動は大変だった。夜遅く佐賀へついた二人は翌朝佐賀署へ挨拶に行く。
賀署を出た二人は車の合間を縫って横断し、松原神社の掘割を通って女の家に向かう。掘割では子供たちが水遊びをしている。天秤棒で担いだ物売りが通る。女(高峰秀子)の家の前に小さな旅館備前屋があったのでここの二階に泊り込み張り込みを始める。


る日、高峰秀子は旦那の親戚の葬儀に出かける。佐賀劇場近くの材木町からバスに乗り込む。二人はその後を尾行する。


は大町橋バス停で降りる。東京紅團さんのホームページによるとここで大木實がタバコを買った大町食堂は、現在、仏壇屋になっているということだ。川沿いの田んぼ道を、日傘をさした高峰秀子は歩く。この日傘が印象的で、オイラは映画の記憶がほとんどないが、なぜかこの日傘だけは覚えている。
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