花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

映画「たそがれ清兵衛」

2009年06月30日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
金曜ロードショーで、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」を観た。これで4回目。飽きずに良く観るものだと我ながら関心。細部にわたり作品の完成度が高いのだ、きっと。
清兵衛の娘が寺子屋に駆け込むシーンがある。席に着くや否や論語の素読(そどく)を始める。とにかく大きな声で暗記するまで読む。意味が分からないまま丸覚えしてしまう。
意味が気にならないわけがない。しかし、教えてもらえないのだ。我慢する。その間に、早く意味も分かるようになりたいと思う心がつのる。教えないことが、かえっていい教育になっているのである。
外山滋比古著「思考の生理学」ちくま文庫
          
昔は、なんとしても学問をしたいという気持ちがなければ話にならなかった。意欲のないものまで教えるほど世の中が学問に関心を持っていなかった。
剣の修行をしようとしても、簡単には教えてくれない。入門して1~2年は掃除や風呂焚きの仕事ばかり与えられる。やがて学習意欲がつのってくる。師匠の流儀を盗もうとするようになる。こうして受動的に流れやすい学習を積極的にすることに成功していた。
現代は、教える材料も教師も整っている。はじめからすべてを親切に教えてくれる。出来上がるのは学習意欲に受動的なグライダー型人間で、エンジンを積んだ飛行機型人間は、現代には育ちにくいと外山さんは述べているあたりは、おもしろい。
それにしても、「たそがれ清兵衛」の最後の決闘シーンは壮絶だ。余吾役の田中泯はすごかった。「まあ飲め」と酒を勧める。「わしを見逃してくれ」と言いつつ、相手が竹光と知って切りかかってくる。
屋内の戦いでは、剣が短い清兵衛が有利だった。「暗い・・・」と言いつつゆっくりまわって倒れる余吾。ハエの飛ぶ音と共に、忘れがたいシーンとなった。



映画「剣岳 点の記」

2009年06月26日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
          
新田次郎原作の映画「剣岳 点の記」を観てきました。
暑い夏は、涼しい映画館で「エイリアン」や「スターウォーズ」などを観賞するのが昔から楽しみでありました。
今回も、居ながらにして剣岳周辺の山々を散策させていただくことができました。
監督は木村大作氏。「八甲田山」でカメラを取った方で、時代背景が明治39年と、同じ新田次郎原作の「八甲田山死の彷徨」を髣髴とさせるものがあります。
自然の美しさはもちろんですが、三角点を山頂に立てる仕事にかける男の厳しさに感動しました。
主役の柴崎芳太郎(浅野忠信)は一方的な軍の命令にひたすら耐えます。案内役の宇治長次郎(香川照之)は地元や息子の反対を受けながら案内役を引き受けます。同行した若い生田は、作業を続けるうちに人間として成長していきます。
ひとつの仕事を集団で行うこと、それに疲労や危険が加わると個々の我が出ます。皆をまとめて成し遂げることは大変なことです。
こんな言葉が二度出ました
「人がどう評価しようとも、何をしたかではなく、何のためにそれをしたかが大事です」映画を観ないとこの意味がわからないかも・・・
撮影そのものも困難を極めたようで、200日間山に登ったそうです。
CGでない本物の風景を楽しませていただきました。

映画「ターミネーター4」

2009年06月21日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
「ターミネーター4観てきたぞ」と自慢げに息子に話すと、わが息子は白々と「ネタバレで最後は面白くないとの評判だ」と答える。
アクションシーン満載で、ハラドキの連続でしたと、言い損ねた。
「ダークナイト」のクリスチャン・べイルが主人公のジョン・コナー役で熱演。血も涙もないスカイネットのマシーンと戦う、血も涙もある人間たち。
その狭間で苦しむ人造人間のマーカス・ライト。
確かに最後は「なんじゃ?まだ続くんかいな」と少々うんざりさせられたが、また続きが観られるのは楽しみであります。
とにかく、さまざまな攻撃マシーンの登場にムネワクでありました。
プラモデルにあこがれた昔が懐かしく思いました。
          
モトターミネーターは、無人で追撃してくるオートバイマシーンであります。
ジョン・コナーは、追撃してくるモトくんをワイヤーで転倒させ、コチョコチョっといじくって乗りこなす、楽しい限りでございます。
その「モトターミネーター」の全貌を、ここに公開させていただきますデス。
          
          
          

本日の写真を2枚

2009年06月20日 | おいらの商店街
          
本日は、100万人のキャンドルナイトinすわ公園のイベントがあり、19時から21時までアーケードの明かりを消してろうそくで商店街を飾った。
シールを集める子供たちで結構にぎわっている。
          
もう1枚の写真は、しまぐち屋さんの新商品「梅うどん」。この写真はわれながら良く撮れた。食欲のない暑い盛りにはぴったりの冷やしうどんだ。ぜひご賞味あれ。
おいらはやっぱり、熱いこてこてのてんぷらうどんが好きであります。

諏訪商人塾2009 第1回開講

2009年06月19日 | 諏訪商店街振興組合のこと
          
          
6月17日諏訪商人塾2009 第1部「すごい店のすごい売り方」第1回「ヘタで結構、こころのこもったPOPに挑戦」が開かれました。
当日は12名の方にお集まりいただき、県の商工農水部から山中さんと伊藤さんにもご参加いただきました。
まずは、石川明湖先生のご用意いただいたお手本をもとに、つたない手つきで自分の名前や漢字、平かな、そして数字を書きます。
とにかく書くことが大切で、何枚も何枚も書くうちに少しずつ上手くなり、楽しくなってくるということであります。
松田さんは、日頃書きなれたご様子で「POPはスピード」との名言を吐きつつ、キュッキュッと心地よい音を出してマジックペンを走らせます。
大型店の完成されたPOPでなく、私たちには個性的なこころのこもったPOPであることが大切とのお話を聞きました。
この一ヶ月間、しっかり練習して次回に望みたいと思っております。
楽しいPOPでお店を生き生きとさせてください。

諏訪商人塾2009 第1回のご案内

2009年06月16日 | 諏訪商店街振興組合のこと
           受講前のお店
           受講後のお店
いよいよ明日、諏訪商人塾2009の開講であります。
第1回はPOPに挑戦!
  時・平成21年6月17日(水)午後7時より8時30分
  所・スワセントラルパーキング2階会議室
ローコストで売り場をカイゼンする方法のひとつが、POPです。
POP作成のために必要な最低限の用具は、数本のペンと紙だけです。
POPは売り場を明るくします。お客様は買い物がしやすくなり、楽しく衝動買い、思い出し買い、関連購買ができ、お店の売り上げが上がります。POPを書く販売員さんは商品知識が身につき、販売意欲が高まります。
いいことづくめのPOPであなたの売り場をカイゼンしてみませんか。
当日は、お手本・マジックペン・色紙や装飾用造花を用意いたしました、「見せる」POPから「伝える」POPへ、みんなで工夫してみましょう。売り上げアップは間違いなし。お店は必ず活気にあふれます。
今からでも遅くはありません、ぜひお申し込みを・・・ジャパネットのタカダでした。

参考文献 「手書きPOPで売り場カイゼン!」石川香代著 株式会社MPC

漢字はむつかしい

2009年06月15日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
幸福の科学が選挙戦に打って出ると新聞にあった。資金が潤沢なのだそうだ。
ところで潤沢が読めない。じゅんたくと読むのだそうだ。漢字は難しい。
コンビニの本売り場が面白い。入り口近く駐車場に向かって週刊誌が並ぶ。立ち読みの人で賑わいが出せるのだそうだ。その横に小さな本棚が並ぶ。最大限売れる本が並ぶ。漫画やエッチ本が多いが、その中にも面白そうな本がある。「読めないと恥ずかしい漢字1500」「読めないとバカにされる漢字1500」。バカにされるのも困りものだが、漢字が本当に読めない。学生時代にもう少し勉強しておくべきだった。あとの祭りであります。
貼付はてんぷと読みそうだが、正しくは「ちょうふ」。てんぷでもパソコンで変換できる。誤読がいきわたっているのだろう。
乳離れもちちばなれと読んでしまいそうだが、「ちばなれ」が正解。
頒布は「はんぷ」。このデータを無断で複製・頒布することを禁じます、などと使う。
十指はじゅっしでなく「じっし」が正解。数えられないほど多いこと。
重複は「ちょうふく」が正しい。じゅうふくではないが変換できる。
場末は「ばすえ」ばまつは間違い。急坂は「きゅうはん」。風体は「ふうてい」。端境期は「はざかいき」。目深は帽子を「まぶか」にかぶる。遠因は「えんいん」間接的原因のこと。寡聞「かぶん」見聞きの経験が少ないこと。
補填「ほてん」する。要衝「ようしょう」要(かなめ)となる大切なところのこと。
未曾有は「みぞう」みぞゆうとは違う。長閑は「のどか」。素面は「しらふ」。肋骨は「ろっこつ」。転た寝は「うたたね」。
南瓜「がぼちゃ」・西瓜「すいか」・冬瓜「とうがん」・胡瓜「きゅうり」
麻生総理のおかげで、いまや書店は漢字の本で大賑わいなのです。

四日市商店連合会 定期総会開催

2009年06月12日 | 四日市商店連合会です
          
平成21年6月11日午後2時より、四日市商店連合会 平成21年度 定期総会が四日市商工会議所の中会議室で開かれました。
          
渡邉政幸会長は、まだまだ中小商店には厳しい時代が続く。商店連合会としても、各商店街への販促援助を続けていくので、まず各個店から行動を起こして欲しいと挨拶。
役員改選に当たっている今年度も、引き続き渡邉会長に続投いただくことになりました。
          
この写真は監査報告の様子です、中央で立たされているのは、監事の堀木正氏です。
          
また、来賓の四日市商工会議所の斎藤彰一会頭は、個人消費低迷のなか、さまざまな対策を練っている商店街に敬意を表する。二年前から取り組んでいる街づくり事業では、前年度は視察等の勉強会を開いたり商店街のアンケートをとったりしてきたが、今年は実行の年としたい。
前年度のアンケート結果には、商店街に魅力のある店舗が少ないなどの意見もあったが、4月開催された「美し国おこし・三重」オープニングイベントin四日市が成功裏に終えた実績を踏まえ、街はポテンシャルを持っている。この力で街づくりハードルを乗り越えたいと挨拶。
          
続いて、小林博次市議会議員も「美し国おこし・三重」を取り上げて、高くても商品に魅力があれば売れる。四日市版「道の駅」が商店街に出来ないものか。不況だからとあきらめてないで、不況をチャンスと捕らえた販売方法を工夫して欲しいと挨拶されました。
今年度、渡邉会長のもと提案された事業案のなかに、各商店街への販売促進のための助成金支援事業が新しく加わりました。
また、規約の一部が改正され、役員のなかに新しく理事が加えられました。理事は各商店街から推薦された者が1名づつ選任され、商店連合会の運営にあたることとなりました。

江戸の悪知恵 人を裁くのは難しい

2009年06月10日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
          
前に好評でした氏家幹人さんの「江戸の悪知恵」第2弾「人を裁くのは難しい」のお話。週刊文春より

幕末の町奉行所与力を勤めた佐久間長敬(おさひろ)は、鬼佐久間と呼ばれていたほどその取調べは厳しいものだったそうな。
彼が「吟味の口伝」と称する記録を残しております。・・・によると。
「女の責問」つまり女性への拷問には特に注意を要するとあります。
ここで読むのをやめていただいて結構です。
拷問にまでいく女性はしたたかで、一筋縄ではいかない者が多い。
ここでやめていただいて結構です。
一打ちされただけで「忽ち後ろへ倒れかかり両足をひろげ、陰部を憚りもなく現して」度肝を抜いたり、「大小便をなし、一時の責苦を逃げんとする者」が少なくないからだ。呪縛とスカトロ。まさに大江戸女囚残酷物語であります。
もうひとつ、とある尋問上手なベテラン与力。思うところありて、帰宅後与力の服装のまま下男を呼び出し。金を盗んでいないのを分かっていながら「盗んだな!」と設問した。
はじめは否定していたが、厳しい追及に、ついに罪を認めてしまう。
罪もない下男が白状するのを見て与力はショックを受けた。
自分はこれまでどんなに強情な囚人にも白状させてきたが、そのなかには免罪のものも多かったのではないか。
あまり厳しい尋問を受けると、あの下男のように、やってもない罪を認めてしまうのではないか。優秀な与力ほど免罪事件を起こしやすいのか・・・
その事実を目の当たりにした与力は、恐ろしくなり辞職をして隠居した。
裁判員制度や免罪事件が紙面をにぎわす今日この頃。
人を裁くのは難しい、というお話でした。

ペンション「夢染人」行

2009年06月08日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
東海北陸自動車道は、新緑の山間を走るトンネルまたトンネルの道。好天に恵まれた6月6・7日の両日、高山を訪れました。
事の発端は3月。高校時代のクラブ員8名が四日市JR前にあるフルハウスで再会した折、その中の一人が高山でペンションを営んでいることから、みんなで泊まりに行こうということになりました。
          
途中、高山市内で酒屋をのぞいて試飲のはしご。そばを食べたいというのでとろろそばとビール。そのあと高山ラーメンとビールということで、麺類とビールのはしごをいたしました。ゲッツ!
          
次に立ち寄った「オークビレッジ」では木の素材を生かした高級家具が製造・展示されておりました。
目の飛び出るような価格。しかし、インターネットが普及した今日、市場は全世界に広がっています。いいものは高くても売れているんですね。物好きな?若い夫婦が机の注文をしており、製品の詳細を話し合っておりました。
          
それを横目に変わり者のH君は、ある椅子の形が気に入ったようで、買い求めるのではなくこれと同じものを作るのだそうで、真剣に寸法を測っておりました。つくる気があるのかないかは、疑問ですが
          
「夢染人」は、高山市内から車で30分程のところにあります。
ペンションは好きでなければ出来ない究極の「おもてなし」の職業ではないでしょうか。
経営者と利用者の生活はかなり交錯しています。危険人物には利用して欲しくない。となると口コミが一番の宣伝媒体です。
つまり、お客さんに気に入っていただき、また来ていただくか、誰かにすすめてもらう必要がある。気持ちよく喜んでいただくことが必要絶対条件なのです。
おもてなしの良い勉強をさせていただきました。
          
あとで気がついたのですが、料理の説明のメモ書きみたいなものを添えるといいんじゃないでしょうか。面倒ですが。食事の時の話題になると思いますし、何よりお料理がおいしくなります。
このあたりは自然に恵まれた山の中です。緑のなかにいると気持ちが落ち着きます。自分には、長く住むことは出来ませんが。
おいしいお料理をいただき ごちそうさまでした
ありがとうございました またおじゃまいたします