花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

「男はつらいよ 純情編」感想2

2013年07月30日 | 諏訪商店街振興組合のこと

浜田のD(デン)さんの感想です。

「寅さんシリーズ」の中でも秀作の誉れ高い「純情編」を始めて観ることが出来て、この企画に本当に感謝しています。

内容的には二つの話(若尾文子と森繁久彌)の掘り下げが、各々中途半端で物足りなさを感じますが、全体のまとまりにこだわりすぎ、当時まだ若かった山田監督が一生懸命作った感じで、精いっぱいの自信作という感じです。

宮本信子がどこに出ているのかと思ったら、絹代役とは。また、たこ社長の太宰久雄が名演技で感心しました。

昭和46年作品とは!みんな若かった!企画に感謝

 

デンさん、感想ありがとうございました。宮本信子と森繁久彌のシーンが、冒頭と最後だけでもう少し見せて欲しかったという意見も聞かれます。宮本信子で泣かされ、森繁で笑わされました。若尾文子、森川信、松村達雄と皆さん良い演技をしてみえました。

 

Nさんからも感想が寄せられました。

待ち遠しかった映画が始まり、とてもうれしく、関係者の方々のご苦労に感謝しながら、寅さんが大好きな主人と二人で出かけました。

出演者の皆様の若さに驚かされながらの1時間30分でした。

あの頃の私は3人の子育てに追われて映画なんて夢でした。

田舎に帰っても見ることのできない祭り風景、正月の凧揚げ。若い人や子供が着物を着ていますね。懐かしく思いました。

毎回楽しみにしています。

 

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鈴鹿山麓の渓谷 宮妻峡

2013年07月29日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

今年の5月で120周年を迎えている四日市商工会議所発行の“商工春秋 8月号”の巻頭を飾るのは、名古屋在住のイラストレーター川渕長久氏による“鈴鹿山麓の渓谷 宮妻峡”でゴザイマス。

市内西部の水沢地区にある「宮妻峡」は鈴鹿の山々に囲まれた谷間にあり、清流と奇岩が織りなす変化に富んだ渓谷。豊かな自然の中で渓流釣りやハイキングが楽しめるほか、市営の宮妻峡ヒュッテやキャンプ場もあり、夏になると、家族連れなど、沢山の市民が訪れアウトドアライブを楽しんでいる。

若かりし頃、バンガローを借りてキャンプをしたことがあった。潔癖症の友人はバンガローで寝ることを拒み、車の中で寝た。朝、寝ぼけ眼で起きた友人は、うっかり車のドアをロックしたまま閉めてしまい、朝食の間に下の自宅までキーを取りに走っていった。そんな記憶がある。みんなでドアに針金を差しこんだりして。車はワヤでございました。

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「男はつらいよ 純情編」上映

2013年07月27日 | 諏訪商店街振興組合のこと

平成25年度文化の駅サテライトステーション事業 “松竹キネマへの誘い 第1回 男はつらいよ 純情編”には、52名の方がお集まりいただきました。有難うございました。

当日、15時頃から落雷の荒れた天気になり心配いたしましたが、映画の始まるころには雨もあがり、ちょうど満席となりました。

 

Mさんの感想です。

懐かしの名画を今年も上映していただき、嬉しい限りです。私は昭和一桁の男です。ベテランの名優に出合うのはとても幸せ。30~40歳若返らせていただき感謝で一杯です。過ぎた年月を省って、思いも又、懐かしさ万万。有難うございます。若尾文子。しっかり美人で嬉しかったです。

 

Tさんは、60過ぎの女性です。感想ありがとうございました。

今回の作品で興味を持った場面を揚げると。

⑴ 夕子(若尾文子)が涙を拭うシーンでティッシュペーパーが水色だったこと。

 そういえば、ほんの一時 色つき(ピンクやブルー)の商品が発売されていた。

⑵ 全編、これでもかこれでもかのドタバタ劇やナンセンスシーン(医者がくわえタバコで診療)オンパレードの中、千造(森繁久彌)と絹代(宮本信子)親子の絡みシーンだけが、文芸作品の様。若き日の宮本信子(現在“あまちゃん”の夏ばっぱ)はすでに大物女優の片鱗を見せている。

⑶ テーマソングは、作詞が星野哲郎、作曲が山本直純で、映画の中の音楽もやはり当代超売れっ子の山本が担当していて、軽妙な三味線の音色が、ラジオの長寿番組であった“小沢昭一的こころ”の世界と相通ずる。

 さて、この「男はつらいよ 純情編」は、昭和46年1月公開ということで、昭和45年頃の製作と思われるが、今から43年前の日本の風景、風俗、人情、夫婦像等、途中バブル期を挟み、変わったモノも変わらなかったモノもある。変わったモノの代表は、夫婦のあり方と思う。作品の中では、離婚の危機に面した2組の夫婦が、共に妻が折れて、元のサヤに納まるが、根本的なところで夫の意識が変わらなければ、いずれ破綻していたのでは?特に賭け事とDV(家庭内暴力)は根が深く、そう簡単には治らない。場合によっては悲惨な状況になりかねない。現代に於いては福祉の支えもあって、無用の我慢はせず、若く、やり直せるうちに、つまらない夫(?)と別れ、元気に人生を再出発させる女性が多いのでは?

我が結婚生活を振り返りつつも、時代の流れを感じ、現代こそ「男(夫)はつらい」のではないかと思った。

 

Tさん、映画の感想から入り、個人的情報を吐露していただき、ありがとうございました。映画の冒頭、列車の中で缶ビールを開けるシーンがありましたが、スチール缶のサッポロビール。蓋と胴の2つのパーツからなるプルトップ缶は懐かしい!

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のり平の「言った言葉が・・・」

2013年07月23日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

小田豊二 著「のり平の パァーっと行きましょう」小学館は、晩年の三木のり平氏からの聞き取り記録になっている。

こんなことも話している。もっとも、1948年製作されたジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の「アパッチ砦」という映画の題名を知っている必要がある。古い話である。

映画の撮影には、とにかく“待つ時間”が長かった。

そんな時、かなり流行ったのが「言った言葉が…」って遊びだ。映画のなぞなぞみたいなもんだったな。

ひとつ、やってみるから、あててみな。

東北の寒い村だ。その時は飢饉があって、男は出稼ぎ、娘は次々と売られていく。だから、その村には年寄りしか残っちゃいない。

その村で、特に貧しいある一軒の家から老婆が出てくる。息も凍るような寒い朝だ。老婆は曲がる腰に片手をあてて、凍った大地に足をとられないように、一歩一歩、庭に出て、ただ一羽残った鶏の世話をしようってわけだ。

それで餌をあげようとしたら、なにを思ったか、その鳥がサッとそのお婆さんの肩に飛び乗った。「コラッ」とお婆さんが手を払うと、鶏はすぐに飛び降りたが、鶏のフンがお婆さんの肩に付いた。

その時、その老婆が「言った言葉が…」てんだ。

そう、そのお婆さんがなんて言ったかを、映画や舞台のタイトルで答えるんだ。

え、答え?答えはねえ、「あっ、バッチイ鶏でえ」

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のり平の パーっといきましょう

2013年07月21日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

三木のり平で思い出すのが、以前読んだ図書館の本“のり平の パーッといきましょう”小田豊二著 小学館 。

社長シリーズ」の時に「僕はせりふを覚えてない」と言われるようになってしまったのにはまいったね。ひどいヤツになると「のり平さんはせりふを全く覚えてないんですって」なんて断言してきやがる。冗談じゃないよ。それじゃ、君、作者に対する冒涜だよ。ここでははっきり言っておきますけど、それは自分への「遊び」でもあるんです。そう自分の芸としての「遊び」。

中村勘三郎さんとやった舞台で、僕が扇子にせりふを書いておいたら、勘三郎さんがそれを知ってて、その扇子を持って舞台の下手へ逃げていっちゃった。

僕を困らせてやろうという、中村屋の魂胆はミエミエだ。

仕方がないから、その扇子を追いかける。必死で逃げる中村屋。追いつ追われつだ。中村屋も僕をもっともっと困らせてやろうとするから逃げる。とうとう逃げられたんで、僕は舞台の上で観念して、もうひとつ扇子を懐から出した。そこにもせりふが書いてあった。

中村屋もこれには吹き通しだった。お客は何がおかしいのか解らないが、中村屋が走り回るし、最後にはプッと吹き出してしまうから、ゲラゲラ笑いだす。事情を知っている役者連中も爆笑だ。

なっ、これが本当の「遊び」っていうヤツだ。

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カンニングの攻防

2013年07月18日 | 諏訪商店街振興組合のこと

本日の中日新聞。エンタの目で朝から笑わせていただきました。題して“カンニングの攻防”

脚本家の倉本聡さんは「役者というものは物覚えが悪くては出来ない商売だ。長いセリフを覚えなくてはならないからである」と語った後。

セリフ覚えの悪い役者は、あらゆる場所にセリフを書きカンニングする。故・三木のり平さんはその達人であった。自分の体に、セットに、小道具に書き込まれたセリフを読みながら、それと感じさせずに演技をする。まさに神業。

ところがそれを熟知たうえで、足を引っ張るベテラン役者がいた。

故・森繁久弥翁。テレビ生放送の時代である。火鉢をはさんで対話のシーン。森繁さんが見ると、のり平さんの前の、火鉢の灰に細かくセリフが書き込まれている。のり平さんがセリフを言いだそうとしたその瞬間、突然森繁さんは火箸をつかんで丁寧に灰をならして「それで?」ととぼけて聞いた。のり平さんは絶句!

故・森光子さん

鍋を囲んでの会話のシーン。森さん、山と盛られた白菜の表面にのり平さんの細かく書かれたセリフを発見。森光子さん、やおら菜箸でその白菜をつかみぐつぐつ煮える鍋の中に入れてしまった。

ア、      アのり平さんが手を出したが遅かった。

「たべられますよ」と森光子さんが笑った。

“男はつらいよ 純情編”では森繁さんの名演技を皆さんと一緒に観ることができます。楽しみです。

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「虹をつかむ男」

2013年07月11日 | 映画の名言、映画の迷言

1995年12月第48作「男はつらいよ 寅次郎紅の花」をもって「男はつらいよ」シリーズは最終回を迎えた。渥美清逝去(1996年8月)の為だ。

山田監督は第49作「男はつらいよ 寅次郎花へんろ」(高知県ロケ)を企画していたが叶わず、上映予定日だった1996年12月に「虹をつかむ男」を公開している。この映画はまさに、渥美清追悼のための映画だった。

倍賞千恵子・前田吟 両親の反対を振り切りマンションの家を飛び出した吉岡秀隆は、徳島県美馬市でオデオン座を経営する白銀活男(西田敏行)のところでバイトすることとなる。

経営不振にもかかわらず営業を続ける活男だったが、地元の愛好家におしまれつつ劇場を閉じることとなる。

マドンナ役の田中裕子と吉岡との会話だ

「経営者としてはゼロだわね

 もうける気なんかあったら

 こんな町で映画館なんかやらないわよ」

「じゃ一体何考えて」

「活ちゃんはね

 この町の人たちに面白い映画をみせたい

 ああ見てよかったなあ

 素晴らしい映画を見せて

 お客さんの満足する顔が見たい

 心からそう思っている人なのよ

 確かに活ちゃんは町じゃ変わり者よ

 でもね パチンコに使うお金を少し割いて

 映画を見て欲しい

 あの人の考えは正しいと思う

 どこも間違ってやしない

 そのことだけは 亮くん

 分かった上で 東京に帰ってね」

最後の、活男が運転する巡回上映の車が走り去った後、バスを待つ寅次郎がふと姿を現す。寅さんへのレクイエム。思わず胸がいっぱいになりました。

この映画で挿入された映画

「トイレの花子さん」「ニュー・シネマ・パラダイス」「鞍馬天狗 天狗廻状」「野菊のごとき君なりき」「かくも長き不在」「雨に歌えば」「禁じられた遊び」「東京物語」「男はつらいよ」

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“男はつらいよ 純情編”ご案内

2013年07月02日 | 諏訪商店街振興組合のこと

ご無沙汰しておりました。平成25年度四日市市文化の駅サテライトステーション事業が受理されて、今年度も9回にわたり映画会を開催させていただくことになりました。映像も音響もお粗末ではございますが、とにかく入場無料で大感動保証付でございます。

大勢の方に参加いただいてこその映画会。関係者一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

今回は、皆様方のリクエストを尊重しながら、団塊の世代の方々にも楽しんでいただける作品にいたしました。過去2回の上映会の経験から、松竹映画が作品も揃っているため“松竹キネマへの誘い”と題して9作品を選ばせていただきました。選に漏れた皆様には深くお詫び申し上げます。

さて、巻頭を飾る第1回は“男はつらいよ 純情編”です。

監督はご存じ山田洋次、1971年1月15日に公開されました。

“男はつらいよ”のヒットで続編を作った山田監督。その後、森崎東と小林俊一監督に譲った後、第5作の望郷篇を製作。そして第6作に掛りました。シリーズ化への勢いが出てきた頃の作品。出演も森繁久弥に若尾文子と大物で固めています。

見どころは随所にあって、純情編のタイトルにふさわしい宮本信子との出会いは何度観ても涙です。そして父親役の森繁久弥は・・

「おいの反対ば押し切って一緒になったんなら、それぐらいの覚悟しとらんでどげんすっか。そんな意気地のないことじゃ父ちゃん心配で死ぬることもできん・・・・」と娘の宮本信子を叱ります。

マドンナ役の若尾文子は、寅次郎の思いをこう言ってかわします。

「ねえ、寅さんにどうしてもお話ししておきたいことがあるの。私、困ってるの。ある人がねえ・・私にとても好意を寄せてくださるの。その人とてもいい人なので私嬉しいんだけれど、でもね、私どうしてもその人の気持ちを、お受けするわけには・・・」

そして、ラストの柴又駅ホームのシーンは忘れがたい叙情感にあふれています。

涙して笑わせる“男はつらいよ 純情編”是非ご参加ください。

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7月の朔日恵比寿

2013年07月01日 | おいらの商店街

笹飾りが風に吹かれて音を立てています

今日は朔日恵比寿。午前中の人出は、お天気にもかかわらず今一つでしたが、午後には昼までを挽回する成績でした。

追伸

平成25年度 文化の駅サテライトステーション事業で、諏訪振興組合の“松竹キネマへの誘い”が承認されました。有難うございました。

さっそく、DM作成と松竹さんへの通知を行い、第1回の“男はつらいよ純情編”に向けて準備を進めさせていただきます。

お待たせいたしました。どうかよろしくお願い申し上げます。

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