花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

夢をかなえるゾウ2

2015年06月29日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

貧乏神“金無幸子”と共になぜかハローワークへ出かけた勤太郎。

「あ、あと貧乏神に好かれそうな人はこの場所にいるのかな」

幸子さんは顔をあげて周囲を見渡した。そしてある人のところで視線を止めると目を輝かせた。

「あの人です」

その人は職員の人と話しながらずっと不機嫌そうな表情を浮かべていた。

「どうしてあの人が貧乏神に好かれるの?」

「それはあの人が“お客さん”になっているからですよ」

「お客さん?」

「はい」

幸子さんはうなずいて言った。

「多くの人が“お客さん”というのは単純に“お金を払う人だと思っていますが、それは違います。たとえばお金を払って食べ物を買ったとしても、食べ物を売っている人に“ありがとう”とか“おいしかったです”とか声をかける人は店員さんを喜ばせています。そうではなくて、“お金を払っているんだから喜ばせてもらって当然”と考えて偉そうな態度をとる人が“お客さん”なんです」

そして幸子さんはフフフと笑った。

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人の意見を聞きましょう 2

2015年06月27日 | おいらの商店街

25日、街路灯の修理を手伝っていたら、商店街のSさんが来て貴重なお話をしてくれた。愛知県でのお話だ。このところ売り場面積は過剰気味。そこで某大型ショッピングセンターでは、ますます増えること間違いなしの高齢者をターゲットとしたコーナーを大々的に設置した。介護用品、高齢者向け衣料、一人分の食料品などである。ところが、客数がぐんと減り、閑散としてしまった。なぜだろうか?

私も団塊の世代である高齢者。元気な団塊の世代は、まだまだ年寄り扱いして欲しくないと思っている。そんな暗いイメージの売り場には行く気がしない。私の奥様も、休日は娘と同列の気持ちで買い物を楽しんでいる。若いことは楽しいこと。年寄りは暗いイメージなのだ。

ターゲットは高齢者ではなく、30代から40代に。そうすれば高齢者も喜んで来る。

サンシ前罹災地は、こういくべきでは?

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ひとの意見を聞きましょう

2015年06月26日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

「あんたは、私の言っていることを聞いてない」と奥様によく言われます。反省しつつ、改善の道は遠いです。

さて、“夢をかなえるゾウ 2・ガネーシャと貧乏神”水野敬也著 飛鳥新社 を時々読んでいます。中断しないように・・・売れないお笑い芸人 勤太郎のところへ舞い込んだ“ガネーシャ”と貧乏神“金無幸子”。貧乏神とは何たるものかと、ガネーシャの成功へのノウハウが交錯します。途中なのですが面白い記載がありました。

ガネーシャは「そうやで」と力強くうなずいて云った。

「最終的に成功する人間ちゅうのはな、人の意見に耳を傾けて、試行錯誤していくことで最初の頃には想像もでけへんかったような成長を遂げるんや」

「もちろん他人の批判を恐れずに自分を貫くんも大事やで。でもほとんどの人が他人の意見をきかへん理由はな、“直すのが面倒だから”やねん」

「漫画の神様と呼ばれた手塚治虫くんな。彼は、締め切りぎりぎりで書き上げた“ブラックジャック”の原稿が面白いかどうかをスタッフに聞いて回って、たった一人のアシスタントが面白くない言うたんをきっかけに全部直したこともあるんやで」

いつの間にかゾウの顔になっていたガネーシャは、大きな耳をパタパタと動かした。

「聞く耳を持つんや。それが“成長”するための最大の秘訣やで」

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もとうら農園探訪

2015年06月23日 | おいらの商店街

今日、北勢地域若者サポートステーションの田中さんから、本浦さんを紹介していただいた。本浦農園さんは、有機無農薬野菜の栽培をしている。朔日恵比寿の野菜販売が出来ないかとお願いしたところ、協力の了解をいただいた。

サポステの若者もお手伝いしてみえた

ゴッホの種をまく人を彷彿とさせる

午後から菰野へ出向く用があったので本浦農園を訪れる。畑を見せていただき、つくづく大変だと感じた。長年放置してあった荒れ畑を耕作し、牛糞などの無農薬肥料を土に入れまぜる。畝をつくることで徐々に水捌けがよくなる。雑草は手で引く。

ごぼう、キャベツ、サトイモ、トウモロコシ、ニンジン、ナスなどがひと畝ふた畝と並ぶ。実った野菜を一つずつ収穫する。野菜に愛情がなければ出来ない仕事だ。「大切にいただかなければ」とつくづく思う。感謝し、しっかり味わって食べる。

芽の出た畝に、キツネの足跡がひとつふたつとついていた。

7月1日の朔日恵比寿で販売します。

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四日市商店連合会総会終了

2015年06月21日 | 四日市商店連合会です

平成27年度四日市商店連合会総会が6月19日開かれました。

来賓祝辞では、四日市商工会議所事務局次長の伊藤克己様よりプレミアム付き商品券の経過報告があり、6月19日現在、加盟店は1000店に達し、一般からの往復はがきによる予約は23000通で70000セット、目標の8億4000万円を超えたそうです。商品券をゲットするには確率の高い抽選となります。まずはひと安心。2回目の加盟店名簿のチラシが出るそうですが、加盟店募集は11月30日まで続けられます。

商品券の利用期間は、当選の返信はがきが到着次第、金融機関で購入後の7月13日(月)~平成28年1月12日(月)となります。

総会終了後、四日市教育委員会 社会教育課課長 伊藤伸樹様より“四日市まちじゅう こども図書館”の館長募集のお知らせがありました。

 

 

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“ぼんぼり 2”

2015年06月20日 | 諏訪商店街振興組合のこと

一身田の“ぼんぼり”は、40坪強でレストランとしては充分な広さと思えます。

駐車場側から入って、真ん中に厨房から出てくる通路が確保されています。右側に食材が並び、真ん中に会計があって、左の食堂へ移動します。

カウンターもありちょっとしたバーになります。(ボトルキープあり)天井は高く、木組になっていて暖かさを感じます。但し冷暖房には苦労してみえるようです。

食材は価格の点から敢えて地産地消としないそうですが“ぼんぼりのお米は三重県産です”のポップが貼ってありました。豆腐・サラダ・もずく・煮豆・白和え・こんにゃく煮・金平ごぼう・漬物・カレー・から揚げ・しゃけと高齢者にも優しい食材が並んでいます。準備が大変ですが、バイキング形式で選ぶのが楽しくなります。

“坊主BAR”の時、高田本山から高名な僧侶に来ていただき、お話の集いを持ったところ、食事を楽しんで真剣に聞く人がなかったので怒って帰られたそうです。日本では昔から食べながらショーを楽しむ風習はありますが、あまり堅苦しいことは難しそうです。

主婦や学生の方がパートで働いておられますが、“ぼんぼり”の趣旨をよく理解して働いてみえ、助かっていると下津さんは語っておられました。スタッフが良いということはとても大切なことです。

注、株 ゆるり屋 が、ぼんぼりと高田会館を経営してみえます。混乱しておりました。

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“ぼんぼり”

2015年06月19日 | 諏訪商店街振興組合のこと

6月18日石崎先生をはじめとする一行は“ぼんぼり”へ出かけました。

事の発端は、石崎先生と名古屋の経産局へ行き、サンシ前事業に経産省の補助金を使えるかどうかのお伺いを立てたこと。その時紹介されたのが円頓寺の“西アサヒ”と津市一身田の“ぼんぼり”でした。

街づくり協議会から鈴木氏、1番街から北岡氏、諏訪から吉田氏と外羽氏、水谷、それに石崎先生と青山里会から中森さん、それに商工会議所の秋田氏の総勢8名でした。

対応していただいたのは、㈱あかり屋社長の下津氏、取締役の小川氏、一身田商工振興会会長の中川氏です。1時間以上にわたり親切にご説明いただきましたこと、感謝申し上げます。

3年前、高田本山経営の青少年会館を商工振興会が任されることとなりました。本山正門の東に建つ青少年会館は、参拝者向けの売店を併設した会席料理と宿泊施設です。ここを“高田会館”としてリニューアルするとともに“お惣菜レストラン ぼんぼり”建設に乗り出しました。同時にオープンしたい!このため国の補助金を使うのに随分急がれたそうです。「急いだこそ出来たんです。何も分からないまま手さぐりでやってきた。じっくり考えていたらとてもできなかった」と下津さんは話されます。

下津さんは下津醤油株式会社の社長さん、まだ若く人柄の良さそうな方です。このお人柄の良さが、皆さんから資金提供が集まり、たいした反対もなく、多くの出会いに恵まれて為し得たことだと想像できました。

初年度は赤字経営でしたが、2年目から黒字に転換。経営は順調です。レストランでは“坊主BARでは、お話等僧侶の対応がある)や“まちゼミ”(和菓子のつくり方など)が随時開かれていて、コミュニティの場としても地域貢献しています。

“ぼんぼり”の運営が軌道にのったら、周辺商店街の活性化に拡げたい。下津さんは熱く語られました。

惣菜はその場で食べても、テイクアウト(売り上げの30%)しても良く、お邪魔した午後4時頃は、夕食のおかずに買い求めるご婦人がみえました。品数はバラエティに富んで多く、選ぶのが楽しい売場でした。

街を思う経営者の純粋な熱意があるからでしょうか、ここも“西アサヒ”と同じく、また出かけたくなる ぬくもりある“ぼんぼり”でした。

注、株 あかり屋がぼんぼりと高田会館を経営されています。

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東近江市の曼荼羅図

2015年06月17日 | おいらの商店街

本日夕刻より、綾野 剛が当店裏の通りでロケを敢行するそうで、どうやら9時過ぎまでかかりそうでアリマス。マ、どうでもいいことですが、小栗旬主演の映画になるそうで、観に行ってやってもイイと思っています・・・ガ!。映画の題名はワカラン!

本題に移りますが、6月11日の“諏訪栄町にハッピースペースをつくる市民の集い”で講演したシルバーサービス振興会の中井孝之常務理事。

先生が全国で視察に値するモデル地域として挙げたひとつが“東近江市”でした。但し四日市は、四日市としての手法がある。そっくりマネする訳にはいかないとのこと、事例を参考に自分たちで工夫する必要があります。

旧 十日市市が周辺地域と合併して東近江市になったとのこと。“東近江 魅知普請 曼荼羅”は、ネットのPDFで読むことが出来ます。

コミュニティビジネスと市民活動を支える中間支援組織“まちづくりネット東近江”と地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会研究開発プログラム“ひがしおうみ円卓会議”が作成した“曼荼羅図”は、行政にぶら下がらない、プラス思考、手をつなぐおもしろさを知っている、を掲載ルールにこの図がつくられました。

エコ、農業、地産地消、福祉、里山、子育て支援、リサイクルと事業は多分野にわたっています。少人数の行動が放射状に広がり、大きな曼荼羅図に発展しました。

事業内容をそっくりマネする訳にはいきませんが、この手法、ひとつの核を中心にさまざまな人がコンセプトに賛同し手を挙げ、様々な事業を繰り広げる。江戸城を中心に「の」の字型に無限の広がりを持った展開方法は大いに参考にすべきです。

まちはみんなのものです。個人の所有物ではありません。

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青山里会と江戸の町

2015年06月16日 | おいらの商店街

6月11日、四日市プラトンホテルに於いて、社会福祉法人 青山里会主催で“諏訪栄町にハッピー・スペースをつくる市民の集い”のテーマで講演会がありました。諏訪栄町地区まちづくり協議会が共催で、サンシ前罹災地再建について青山里会の考え方を発表するものでした。

商店街とのコラボで出来る施設は全国的にも珍しく、青山里会のトップ陣の決断の素晴らしさには頭が下がります。それよりなにより、商店街は、この期待に最大の努力で答えていくことが大切です。

この日、講師にみえていた、一般社団法人 シルバーサービス振興会の常務理事 中井孝之氏のお話を伺うことが出来ました。先生の事務所が港区にあることからだったと思いますが、太田道灌とか徳川家康の名前が出て、当時の桜田門や和田蔵門が今のどのあたりになるかという話になりました。時折、じれったくなりますが、とんでもないところで話題が浮遊します。が、これはとても重要であることが後にわかりました。

1982年出版の“江戸の町 巨大都市の誕生”内藤 昌著 穂積和夫 絵の本を、改めて読み直してみました。

江戸開府によって、江戸と江戸城も、おのずと幕府地にふさわしい天下一の大都市に育て上げねばなりません。これまモデルとしてきた平安京よりも、さらに大きく発展するようにねりなおす必要が起こってきたのです。

そこで新しく考え出されたのが「の」の字型の大拡張計画です。江戸城を核にして、ちょうど「の」の字を書くように右渦巻き状の彫を発展させるのです。

ここで注意しなければならないのは、これまでつくってきた町を廃止するのではない点です。そのまま利用してさらに外にある丘や谷や川などの自然の地形をうまく生かして、「の」の事情に堀を伸ばしていけば、江戸の町は、それこそ無限といえるまでに発展できるわけです。

正保元年の江戸

規模はとても小さいものですが、江戸城がこの施設で、現在行われている事業を周りに貼り付け、更に、ここから放射状に新しい事業を展開するのです。

軸となるコンセプトは“好機高齢者のまち”です。

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住まいの参観日

2015年06月13日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

6月10日 仕事で大阪の堺市へ出かけました。工場の規則的な機械音が聞こえてきます。下町風の長屋が取り壊され、高層住宅が建ちつつあります。高齢者が多く、介護施設が目にとまります。

古い喫茶店に入って昼食をいただきました。味ごはん、焼いたしゃけ、キュウリの酢もみ、炊いたふき、味噌汁、肉じゃがと高齢者にやさしい食事でした。珈琲付きで1030円。

「元気。どうしとったん?顔、白なって。熱中症で倒れてから入院しとったん?心配しとったのに」老人同士の会話が弾みます。

帰りにこんな家を見かけました。住まいの参観日には随分賑わいそうですが、よくみると「みもと」と、かながふってありました。

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