安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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長く猛烈な残暑…記録ずくめの9月がデータで実証

2012-10-02 23:14:28 | 気象・地震
長く続いた猛烈な残暑。記録ずくめの2012年9月は、データにもはっきりと表れた。

9月の天候(気象庁報道発表)

○北日本中心に記録的な高温

上・中旬は日本の東海上で太平洋高気圧の勢力が非常に強く、北・東日本に張り出したため、北・東日本では気温がかなり高かった。特に北日本では月平均気温が統計を開始した1946年以降で最も高くなり、記録的な高温となった。このため、日本の平均気温偏差も1898年以降9月として最も高くなった。

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2012年が、1898年以来、最も暑い夏だったことが証明された。平均気温平年差は東北・北海道のほぼ全域で3度以上高く、逆に西日本では平年より低いところもあった。9月上旬には、白河市の気温が大阪市や那覇市より高いこともたびたびあった。

平均気温が平年より2度高ければ異常気象といわれるのがこの世界。それが平年より3度以上も高いというのだから、やはり100年に1度レベルの異常残暑だろう。

9月の平均気温が、観測以来最高を記録した51地点の中には、白河も含まれている。改めて、私の体感が間違っていないことが証明された。

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平成24年9月上・中旬における北海道周辺海域の海面水温について(気象庁報道発表)

一方、北日本が異常残暑に襲われている期間、北日本沖合の海水温が異常に高く、最大で平年より6度高い日があったことがこのプレスリリースから伺える。もともと海は、夏の間に大気中や陸上の熱を吸収して蓄え、冬になると放出するなどして陸上の温度調整を行う機能を持っている。その海でこれだけ異常な海水温上昇が見られた理由は、やはりこの9月の猛暑だろう。

ところで、独立行政法人海洋研究開発機構が、日本近海の海面水温異常が日本の夏に強い影響を及ぼすことを明らかにした。同機構のプレスリリースによると、海面水温の上昇と夏の猛暑には密接な関係があるという。こうした研究は、ぜひ今後も続けてほしいと思っている。

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