名護市政は右も左も駄目









 名護市の自民党市政の時、「国の援助の実感がない」とよく言われた。アメリカ軍基地関連で莫大な金額が名護市に投資されたにも関わらず、市民生活にはなんの効果も感じられなかった原因は国からの援助を名護市政がとのように使ったかにあるだろう。
例えば島田懇事業では19億円を借金返済につかって市の借金を減らすのに利用している。これでは市民生活とは関係のない使われ方だ。

 北部振興事業の名目であてがわれる再編交付金は北部の経済発展を目的に使われるべきである。ところが前自民党名護市政の場合には小学校の体育館整備のために再編交付金を使ったのだ。小学校の体育館が経済発展に寄与することはあり得ない。
 小学校の体育館に国庫補助金を利用したら30%は名護市が負担しなければならないが、再編交付金であるならば費用の全額を再編交付金を利用することができるから名護市の負担はゼロになる。名護市は市の負担をゼロにするために再編交付金を利用したのである。
 再編交付金が自由に使えることを利用して勝手に市の負担をなくすのに使うというのは再編交付金の悪用であり正しい使い方ではない。再編交付金の私物化である。
 実は、沖縄の市政には経済を発展させることによって税収を増やし、増えた税収で公務員の給料を上げようとする思想がない。公務員の給料は税金収入でとの決めるのではなく、公務員として当然あるべき給料という考えで決める。だから、給料を確保するためには、市民税以外のさまざまな収入を給料のために確保するのだ。
 例えば嘉手納町のロータリー周辺の経済発展をさせる名目で島田懇事業をやったが、実際はロータリー内と周囲の喫茶店、レストランを追い出し、国道58号線は直線コースにして、ロータリーを消滅させ、昔から頑張っている国道沿いの商店の売り上げを落とし、その代わりロータリー内に嘉手納町所有の嘉手納町で一番大きいビルをつくり、そのビルを防衛省に年一億円で貸した。一億円は嘉手納役所の収入となる。

このように沖縄の政治は役所の利益のための政治であり、第三セクターや公共施設をつくって役所の収入を増やしたり天下り先をつくるのに奔走しているのが実態がある。

革新系になった名護市のある幹部は再編交付金を「あぶく銭」と読んで、「なくても通常の補助メニューで体育館はできるし、財政は大丈夫だ」と発言している。教育施設は文化省の補助でやるべきであり、再編交付金を利用するのは駄目である。しかし、北部経済は衰退の一途をたどっている。北部の経済を立て直すには再編交付金は必要だ。それを「あぶく銭」呼ばわりする革新系市政も問題だ。
  
彼が再編交付金を「あぶく銭」呼ばわりできるのは、公務員である彼の中流生活を送るための給料は名護市民の生活に関係なく保証されているからである。生活が保障されている彼は名護の経済発展に関心がないのだ。他の市町村のように適当に仕事をやるだけだと彼は心の中で思っているだろう。
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異常な沖縄の新聞

新聞は一面が政治中心の記事であり、反対側テレビ番組表になっている。政治や国際関係に興味ある人は一面から読む。反対に事件・事故などの社会の動きに興味ある人はテレビのページを裏側から読み始める。

社会の事件・事故のある日の新聞を紹介すると、

一番大きい記事は「地位協定すくむ憲法」で真ん中に掲載されている。
その次に「復帰へのあゆみ」が大きいい。
三番目は、少年四人がナイフを突きつけて携帯電話を奪った記事である。
四番目は、美優一般病棟に
五番目は、知人の男逮捕・・・大阪の三人殺傷事件
・・・・、現場にジャージー男四駆車の目撃情報・・・愛知・豊田女子高生殺害
・・・・、酒気帯びの疑いで逮捕
・・・・、ハブ咬症注意報発令
・・・・、南風原で不発弾回収
・・・・、銃で撃たれ女性死亡

 本土での殺人事件は三件掲載しているが、沖縄の事件については少年四人が携帯電話を奪った事件の一件だけである。少年四人が携帯電話を奪った事件が大きく掲載されるということは、昨日の沖縄は入院させるような傷害事件や暴行事件はなく、平和な日であったということだ。
しかし、今日の新聞だけではない。最近の新聞で重症を負わすような傷害事件や暴行事件が掲載されたことはない。

 交通事故関係でも酒気帯びで逮捕された記事や軽い交通事故の記事は掲載されていて、重症事故の記事や車が大破したような記事は掲載されていないし、今日だけでなく最近の新聞に掲載されたことはない。最近は酒気帯びより悪い事故は起こらなかったということになる。。沖縄県民の交通マナーがとてもよくて軽い交通事故しか起こしていないということなのだろうか。
 いや、そんなことはあり得ない。交通事故は毎日起こっているだろうし、入院するような事故も起こっているはずだ。

実は、少年四人がナイフを突きつけて携帯電話を奪った事件と酒気帯びの疑いで逮捕されたのアメリカ人である。酒気帯で逮捕された男は海兵隊員である。沖縄の新聞には毎日といっていいほどアメリカ人の酒気帯びや酔った上での軽犯罪の記事が掲載されている。そして、県民の起こした事件・事故は死亡者がでた時に掲載されるか特殊な事件の場合に限って掲載されている。重症事故、事件なども掲載されなくなっている。
今の新聞は沖縄で起こっている事件・事故をほとんど掲載しない。逆にアメリカ人の犯罪は軽犯罪でも必ず掲載している。
 新聞の記事では、事件・事故を起こすのはほとんどアメリカ人であり、県民はほとんど事件・事故を起こしていないと思ってしまう。

こんなに偏った記事を掲載していいのだろうか。アメリカ人への悪印象を植えつけようとするマスコミの執念は異常だ。
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浮き浮かれ・・・アートはいく 三百二十二~三百二十四句

三百二十二句


三百二十三句


三百二十四句

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