Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

奈良の寺社毀損事件は「国境を越えた」犯罪だ

2016-11-22 13:28:14 | 社会・経済

今朝、5年前の東日本大震災で大きなダメージを負った被災地、福島県浜通りと宮城県沿岸部を中心に、強い地震に見舞われた。一定の津波に見舞われた地域も多く、犠牲はまだ聞かないものの、負傷された方々が複数。まずは、一言お見舞いを申しておきたい。福島県下がメインの原発施設への大きな影響も、今の所はない様だが、万一に備えての警戒は、くれぐれも願いたいものだ。

さて本題。先日来、奈良県下を中心に、東大寺など複数の寺社の立像を初めとする施設や備品が、油性と思われる液剤をかける行為の標的となる事件が続発している様だ。思い出されるのは、昨年春、同様に奈良、京都など、主に西日本の寺社複数が、同様の事件に見舞われている事だ。一日も早い犯人の確保と処分、当該施設の修復と再発の防止が厳重に図られる事を望みたいが、以下少し問題点を追って参りたい。

まず、今回事件が、昨春のそれと同一犯かを明らかにする様、尽力して頂きたい。事実なら、犯行に及んだ容疑者は、欧米に居所を持つキリスト教過激勢力を信奉する日本人男性容疑者だろう。未だ解決を見ない、昨春の事件では、この人物のカルト的狂信が犯行の動機とされ、その狂信が、複数の重文を含む、寺社の施設備品多数にダメージを及ぼした、油性液剤の不正使用に及んだと言う事だろう。今回の事件も、その時と手口が酷似しており、同一犯の可能性が極めて大きいだろう。外国に居住する者である以上、我国公安当局は、国内での検挙に全力を上げて頂きたい。

次に、入管のあり様の不備を指摘せざるを得ない。当該容疑者は、前回事件の容疑がほぼ固まり、捜査が動き始めた時点で国外に出、外国で潜伏していたと思われる。外務省は容疑者に対する旅券返納命令を発していたが、同容疑者はこの命令に応じる事なく、再入国した疑いがある。外務省の命令が、入管の末端まで徹底していたのか、厳しく検証して頂きたい。容疑者は、カルト的狂信者ではあるが、捜査を察知して日本入国を見合わせるなどしていて、責任能力は問えるはずだ。この面からも、出国前の身柄確保が大切だ。その上で、入管のあり様に不備がなかったかを振り返り、徹底的な再発防止策を講じて頂きたい。

極左過激勢力でもそうだが、当該容疑者はカルト的確信犯だろう。逮捕され取り調べに臨んでも、正面から容疑事実を認めない可能性も高そうだ。そうした立件面のご苦労もそれはあろうが、言わば「やられっ放し」で国外へ逃亡されるのが、最もあってはならない事だろう。今度取逃がせば、旅券返納命令に応じないばかりか、再度、再再度の入出国を繰り返し、その度に全国の寺社の多くに、同様の被害を生じかねない。これ以上、我国民市民の信仰の対象の尊厳を損ねる行為を許してはならない。

更に、入管の不備不手際は、これから可能性のある、過激テロ勢力の対日進出を許す事ともなりかねない。そうなれば、我国内の治安が、都市部、郡部の別なく脅威に晒されてしまう事となろう。その様な状況に陥らない為にも、今回の事件を軽く見てはならず、「国境を越えた犯罪」である事をよく意識して、必ず国内での犯人検挙を目指して頂きたいものだ。これからの、我国の平和と治安の為にも、決して「やり得、逃げ得」を許してはならない。今回画像はこの春先、新潟県下の日本海岸近くでの、無名の神社の鳥居の様子。背後を行くのは、JR羽越線であります。

 


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