Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

10月回顧

2011-10-30 08:31:35 | 社会・経済

各位お早うございます。拙OCN Cafe日記より読み進まれた方は、改めまして。2011=平成23年10月も後2日。早いもので、今年ももうほぼ8割が終わったと言う事だろう。

内外共に、本当に激動の1ヵ月だったのではないか。前回触れた北アフリカ リビア国の政変や、少し近所のタイ王国の大水害。同国各位の生活被害を初め、現地へ進出した我国企業多数にも大きな損害が及び、自動車や家電などの製品供給にも目立つ支障が表れ始めている様だ。実は8年目に入った拙愛車も、ラジオ音響の機嫌が悪くて困っているのだが、整備氏の話では、必要部品の到着が遅れているとか。詳しくは不問だが、どうもこの影響を被っているらしく、現地にては疫病など保健衛生の問題も生じて来るだけに、一言のお見舞いと共に、早期の収拾を祈らずにはいられない所である。

二つ目は、我国の直面している国際経済問題 環太平洋経済連携協定TPP交渉に関する件。これは、関連諸国間の輸出入にかかる関税を原則撤廃し、貿易の自由化、活性化を図るもので、工業製品や技術の輸出の多い我国の特性に照らして早目に参加する様望む声が強くある一方、安価な輸入食糧が、できるだけ保護されるべき国内農業への大きな打撃ともなりかねない事より、反対の論調も強い。まず、この協定への参加交渉に当たっては、当然拙速を避けなければならない。国内農業は、産品の品質は高いが個人経営が多く国際的な経営体力が伴っているとは言えず、協定参加を急ぎでもしたら国内農業の崩壊を招き、ひいてはただでさえ低い我国の食糧自給を更に脅かす事となりかねない。

一方で、工業関連のサイドにては「関税の撤廃により、諸外国と対等に競争したい」由だが、それは果たして正義の正論なのだろうか?我国には、他の世界が真似のできない主に工業に関する先端技術が多くある。それらを生かして、世界最高レベルの製品を多く送り出す努力を続ければ「高い付加価値を売る」事により、ある程度の関税の壁を乗り越え世界と競争して行く事は不可能ではない様に思われる。然るに、今のTPP推進勢力の動向を見る限り「技術、経営の両面で我々はできる努力を全て行った。それでも国際競争面の不利は拭えないので協定参加のご検討を」と言う様な風情は見えて来ない。昨今の歴史的な為替高で、各界が追いつめられているのは事実だが、だからと言って、我国の国運を左右しかねない取り決めへの参加を拙速に固めてはならないのは勿論だろう。

更にもう一つ。TPPの項目は金融業界面へも及んでいる様であり、事実とすれば、我々の生活にも直結する貯蓄や保険、年金などの仕組みを変質させかねず、悪くすれば今後の生活を不安定にさせかねない要素をも孕んでいる事だろう。

今の野田内閣総理大臣の体制になっても相変わらずプレの大きい民主党政権だが、どうも協定参加の交渉には臨む方向の様である。一昨年の政権奪取以来、鳩山・菅の両ダメ政権は民意の反映をもまともにして来なかった不良印象が強く、果たしてこの様な国際的大交渉を全うにに果たせるか、大いなる疑問符のつく所だが、くれぐれも粗雑で拙速な対応のなき様、今後の取り扱いには最大限の慎重を期す様お願いしたい。

P.S 今月の拙ブログは 以上です。

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