Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

北鮮弾道弾発射に思う、国民的集団安保教育の必要性

2021-03-28 14:30:31 | 国際・政治

先日、暫くなかった北鮮による弾道ミサイル発射の報は、依然同国が核兵器開発を含む先軍志向を変えていない事を露呈したものと言えよう。これまでのミサイルとは仕様が異なるらしい報にも接した。以下に引用する産経新聞ネット記事によると、国連安保理事会理事国の姿勢は 必ずしも一致していない様にも見受けられるが。

「北ミサイル、安保理理事国の大半が懸念、制裁委会合」

北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会の下部組織、北朝鮮制裁委員会は 3/26、米合衆国の要請を受けて非公開会合をオンライン形式で開いた。外交筋によると、大半の理事国が ミサイル発射は安保理決議に違反しているとして懸念を表明した。

制裁委の議長国を務める ノルウェーの国連代表部はツィッターで「弾道ミサイル発射を非難する。制裁は履行される必要がある。北朝鮮は意味のある対話を行い、非核化に向けた確かな措置を取らなければならない」との声明を出した。

外交筋によると、米合衆国は 制裁委に対して今回の発射に関する調査を行うように要請。一方、中国(大陸)やロシアは これまで対北朝鮮の制裁緩和を求めており、今回の発射を受けて 安保理が一致した対応がとれるかは不透明となっている。(引用ここまで)

他情報でも目にした事だが、中・露両国は北鮮を擁護する様な姿勢を見せているとも聞く。先日の発射が 明らかな国連安保理決議違反である以上、必要な北鮮への調査や抗議、制裁へ向けての検討が当然始められるべきだが、中・露両国は こうしたアジアの平和と安定を脅かす様な北鮮の出方をも自国向けに利用するつもりなのか。事実なら、やはり我国も参加の「クァッド」連携などを強めて対峙する事も視野に入れざるを得ないとも思う者だが。

前述事態を受け、与党幹部やネット保守勢力辺りからも「我国の敵基地攻撃能力を持つ議論を進めるべき」との声が多く上がっているのは理解する。確かに「敵基地攻撃能力」とは言っても「相手の基地を攻め得る様な能力を持つ、付与する」というだけの話であり、実際に攻めに出る訳ではない。そも 実際に我国からのその様な出動行為は、少なくとも現状では日本国憲法第 9条で禁止されている。よって今できる事は「攻撃し得る様な力を持てる」レベルまでである。

それを朝日新聞一味を含む左傾メディア勢力は、何かというと「敵基地攻撃能力」を持つ事で、恰も直ぐにでも攻撃を行うが如き扇情報道の挙に出ている様だが 全く当を得ない。我々国民市民は、既成メディアのそうした「間違った取り上げ」をよく見抜き、安易に与する事があってはならないだろう。

拙者が思うに、敵基地攻撃能力の事共を議論する自体は良いが、それ以前に我国の集団安全保障体制についての国民的学習が必要ではないかとも思う者だ。我国の海岸線は大変長く、又 領海や排他的経済水域 EEZの面積も、本土の数倍はある事だろう。これを自衛隊と海上保安庁だけでカバーするのは不可能とされ、そこから米合衆国軍との強い連携が重視されるのである。まだまだこの現状の、国民的共有と共通認識を十分に育てるまでには至っていないのではないか。

望むらくは、中学・高校の公民教科書に 集団安全保障の項目を載せ、学校内の討論学習で必ず触れるとかの措置を講じるのが効果的とも思う。勿論大学にてもできるだけ必須化する事だ。それこそが真の平和教育といえる様に思うのだ。こうした教えにともすれば声高に反対・・というより妨害の挙に出る左傾有識者や日教組の各勢力が陥り易い、ただ題目の様に「平和ガー、反戦ガー」と騒ぎ立てるだけではダメで「では現実問題として、どう対処すべきか」まで踏み込まなければダメである。

こうした教育は、我国の歴史や伝統の事共とも絡み易いので 短期間には無理だろうが、それでも一定でも進められれば 国民レベルで前述の「敵基地攻撃能力」への正しい理解にも近づけるだろう。まずは「草の根の集団安保教育」から立ち上げた方が良い様に思う。今回画像は、昨日訪れた岐阜・各務原(かかみがはら)の市民公園辺りに咲く桜花の様子を。通る線路は名古屋鉄道・各務原線。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 今すぐ検討・議論を始めるべき「敵基地攻撃能力」 | 私的憂国の書 (fc2.com)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安保土地法案「後退内容」で... | トップ | 尖閣問題、感染症禍ばかりで... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
主張を維持できる力を持てる様に (HAKASE(jnkt32))
2021-03-29 23:44:28
onecat01さん、今回もご見解を有難うございます。
この所、拙者が感じますのが「正しい主張を長く持続
できる力が持てる様」努める事ですね。

これぞ「言うは易し、行うは難し」の極致だと心得ます。
ただ 簡単に諦めてはならず、己としてできる所で心
がけないといけないのも事実。

仰る様に、戦後の急ごしらえもあって 理想論に大
きく傾いた日本国憲法は、いよいよ内外情勢も考え
た現実面から乖離していると拙者も思います。

世論が、民意が安保問題の大切さを理解すれば政治
を大きく動かす道が開けましょう。左傾報道に流さ
れぬ様、拙者も気持ちを新たにするつもりです。

画像の方も一礼です。恐れ入る所です。岐阜市東郊
の各務原市民公園の先日は、丁度桜花の見頃。日本
の春の素晴らしさを再認識させられた一時でした。
まずは、お礼まで。
返信する
国民世論と国の安全保障 (onecat01)
2021-03-29 00:09:38
HAKASEさん。

 国際社会の情勢は、「日本国憲法」とますます離れていきます。本来なら、国の安全保障のため「憲法改正」が正論ですが、反日左翼勢力のみならず、保守自民党までが正論を言いません。

 国民の世論、つまり民意が、国の安全保障をと、大きく高まれば、政治家も動きます。朝日、共同通信社、NHKの反日報道への反論を、ネットで発信し続けましょう。

 継続は力なりです。

 咲き乱れる桜と名古屋鉄道の赤い車体のコントラストが、鮮やかですね。美しい日本です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事