希代クラスといわれる、大型台風第 14号が当地東海へ接近中だ。日本海岸に沿う様に東進。既に大きな被害を生じた九州・西日本に続き、当地の我々も 今夜は警戒を新たにすべきかも知れない。折しも台湾にて震災も生じたとかで、各地域の犠牲各位への弔意と、被災地へのお見舞いの意を表したい。
本題です。間もなく開かれる 臨時国会にても、恒例ともいえる 左派メインの野党各党による、各省庁官僚からの事情聞き取り「野党国会対策ヒアリング」のあり方、進め方を巡り 行き過ぎた対官僚追及など、省庁側に負担の重い野党側の高飛車な姿勢が問題視されてきたのはご存じだろう。ようやく一部に改善の動きも見られる様だが、果たして確たる流れになるのだろうか。以下、日付を跨ぐかもだが 9/19付 読売新聞ネット記事を引用して みて参りたい。
「『官僚いじめ』批判の立民、言葉遣いにピリピリ・・『追及の場でない』と ヒアリング出席議員にクギ」
立憲民主党が、共産党などと合同で行っている 省庁からの「国対ヒアリング」で、官僚に対する言葉遣いに気を使っている。公開の場で官僚を追及する姿が 過去に「官僚いじめ」と批判を招いたためだ。
進行役を務める 立民の山井和則(やまのい・かずのり)国会対策委員長代理は毎回、会議の冒頭で「役所の担当者を追及する場ではない」と出席議員にクギを刺している。9/16に国会内で開いた 安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀) に関する内閣府などからの聞き取りでは「私たちも言葉遣いに気をつけたい」と強調した。
過去の「野党合同ヒアリング」では、政府や閣僚の不祥事追及に興奮した出席議員が「なんで資料を持ってきていないんだ!」「黒幕は誰だ!」などと声を荒げる場面が目立った。官僚は立場上、国会議員に反論しづらい。このため、他党から「弱い者いじめだ」などと批判され、日本維新の会や国民民主党は距離を取っている。
今でも本題と関係のない質問などが出ることがあり、山井氏が「答えなくていいですよ」と遮るなどして対応している。ヒアリングはほぼ毎日開催されており、官僚からは「事前の準備が大変で 時間も拘束される」と悲鳴は消えていない。(引用ここまで)
全く「動物園か?」の一言でもくれてやりたくなる様な、酷い有り様が容易に想像できるというものだろう。国対ヒアリングの仕組みそのものは否定しない一方で、下劣な左傾報道メディアと大差ない様な不良姿勢は、国民の血税が投じられる以上 糾されなければなるまいて。
国対ヒアリングには常連議員が複数あって、前述の山井代理も問題視の如き 横柄な不良質疑を繰り返す輩もあるらしい。特に過日の第二次安倍政権時の「森友・加計・桜」の核問題に絡む質疑姿勢は誠に酷かったと聞く。又 この国対ヒアリングが一因で、国会会期中の野党側質問通告に 十分対応できない実態もあるとの声も上がっている様だ。
山井代理の触れた「言葉遣い」とそれに伴う「威圧的過ぎる出方」の問題は、まだ問題解決の端緒だろう。同代理の一定努力は認めるも、何せ立憲民主を含む左派野党には「初めに攻撃ありき」の騒擾的活動家議員が勢揃いしているのだ。一々名指しもアホらしいのでやめておくが、そういう向きが国対ヒアリングの常連なのかとの印象は如何ともし難いのも事実。山井代理は、そうした連中の多い 云わば「動物園状態」を少しでも緩和・改善できるのか。
国対ヒアリングは、議会制民主主義運営上不可欠・・とどの途野党は声高に主張するだろう。又 強い追及姿勢への批判的な見方は、国会議員の質問行動を委縮させる事に繋がる・・などと左傾識者や同メディアは騒ぐだろう。しかしながら、その前に立場の差を超え 祖国日本の政治家としての嗜みというものがあろう。今回引用記事の問題は、そこの所の 人格的心得を以て質疑に当たれという必要を主張しているのではないか。
既に一定数が存在する様だが、特にこれからは外国出身の 帰化人議員も増える可能性がある。いじめの印象付き纏う「初めに攻撃・追及ありき」の活動家志向は、やはり抑えられて然るべきだろう。孤軍奮闘になるかもだが、山井代理には 表明された以上は誠実な実施と対国会議員への働きかけを求めたい。今回画像は、この初夏訪れた 岩手・釜石市内にて捉えた、三陸鉄道線列車の様子をもう一度。