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生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

臆病な戦士(その3)

2016-11-16 16:37:23 | 聖書から
先日放映された大河ドラマ、『真田丸』は、圧巻でした。(NHK朝ドラと大河ドラマは毎回観ています)手勢が少ないのに戦略で徳川軍に勝利した真田幸村は英雄のようにみえました。
戦いが終わって幸村は「実はかような大戦私も初めてなのだ」「心の臓が口から飛び出そうであった」と木村重成にそっとあかします。

ギデオンと似ているところです。でも、ギデオンと違うのは、幸村は戦略を亡き父のやり方から考えましたが、ギデオンは神様のやり方で戦いました。
13万5千人という諸民族の連合軍が攻めてこようとしていました。こちらの兵士は5千です。どう考えても勝てるとは思えません。
戦いの前にギデオンはためらいます。リーダーとして神様から召されています。でも、自分がリーダーでよいのかと不安になり、神様にしるしをもとめます。

イスラエルの気候は昼と夜の温度差が大きく、夜の間に露が下りることが多かったようです。
それでギデオンは神様に「羊一匹分の毛を麦打ち場に置きますから、その羊の毛にだけ露を置き、土は全く乾いているようにしてください。そうすれば、お告げになったよう に、わたしの手によってイスラエルを救おうとなさっていることが納得できます。」と言いました。すると、そのようになりました。土だけ乾いて羊の毛が露にぬれているなんていうことはありえないことでした。しかし、羊の毛を絞ると鉢いっぱいになったそうです。

これで納得したと思うのですが、ギデオンはさらに神様に願います。
「どうかお怒りにならず、もう一度言わせてください。もう一度だけ羊の毛で試すのを許し、羊の毛だけが乾いていて、 土には一面露が置かれているようにしてください。」
逆のことを言ったのですが、それもその通りになりました。

1度ならず2度までも神様を試すようなことをして……と思う方がいるかもしれません。でも、神様はこたえてくださいました。

『人が神様にしるしを求めるのは不信仰、罪だといわれていますが、ギデオンの行為は主なる神への信頼から出た行為です。ギデオンは神の霊に満たされていました。神に確信を求めるための行為だったので、神に受け入れられたのです』と牧師先生が言われました。

神様は戦いに備えてアクセルを与え、ギデオンはブレーキをかけました。
その後、ギデオンは戦いのリーダーとして活躍します。

『自分の力ではどうすることもできず、立つことも進むこともできないとき、神様と真剣に向き合うことが大切です。神様はアクセルを与えてくださいます。いえ、すでに与えてくださっています。』
と聞いて少し前に進んだ気がしました。

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