ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

イメージしながら呼吸、呼吸しながらイメージする

2007-03-30 09:53:07 | 逆腹式呼吸
 イメージしながら呼吸する、呼吸しながらイメージすることによって、本来、私達が持っていた能力を回復します。 呼吸を伴わないとイメージ(意念)だけでは、その能力はなかなか回復しません。

 呼吸の行い方は多種多様ですが、ここでは逆腹式呼吸を行います(私自身が逆腹式呼吸しか行ったことがありませんが、逆腹式呼吸は自己免疫力を高めることになります)。 ものの本によれば、余り色々と呼吸法を変えないほうが良いと書いてあったためもあります。

 目を瞑り口を閉じて、鼻だけで息をします。 軽く吸ってゆっくりと息が体の中へ入っていくようなイメージで吐きます。 吐く時には、鼻で吐くことは意識しません。 軽く吸った息がまだ喉の辺りにあるものを、そのまま気管支からお腹を通って、お臍のちょっとした辺りにあり臍下丹田に向けて、10秒ぐらいで吐きます。 決して無理な呼吸をする必要はなく、息を吐ききる寸前に、また軽く息を吸います。

 軽く息を吸い、ゆっくり息を体の中へ吐く。 その単純な呼吸を繰り返すだけでよいのです。 イメージだけですと、なかなか思うように体の気は動いてくれるようにはなりません。 呼吸を伴いながらイメージするから良いのです。

 逆腹式呼吸に慣れるまでは、息が体の中へ入っていくのを体感するために、「スー」とか「ウー」とかの鼻息が聞こえるように行いますが、慣れるにしたがって、できるだけ息音が聞こえないように息を吐きます。 深化の過程で、息を吐く時に、息が体の中へ入るだけで、鼻からは出ていないことに気づくはずです。 胎息(肺呼吸を伴わない呼吸、気の呼吸、お母さんのお腹にいた時の呼吸)に一歩近づくことを知ることになります。