ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

誕生後、減り続ける脳細胞

2007-03-11 14:26:35 | 
 「生命の奇跡」柳澤桂子著の中で、興味深い記述がありました。 人間の脳細胞は生まれたばかりの時には、約1000億個の脳細胞を持っているが、脳細胞はその後生涯にわたって増えることはなく、死ぬ一方だということです。

 初めに沢山準備しておいて、環境からの刺激をたくさん受けたものだけを生き残らせて、残りを刈り込んで殺してしまう。 その人固有の神経回路だけが形成されていくという。

 また、お母さんの子宮の中で38週間過ごす胎児は、36億年の生命の歴史を、ビデオの早送りのような感じで、子宮という温かい環境の中で、生命の進化の過程を、実際の50億倍の速さで通過し、誕生するといいます。

 胎児が胎内で生長する早さもさることながら、その過程で感受するものも、非常に大切ではないかと思われます。 私達は自分も含めて、余り胎内にいる胎児のことは、それほど多くのことを、気にはかけてはいなかったのではないかと思います。 生長の速度が速いだけに、胎児が吸収することも凝縮して感受するのではありませんか。 改めて、胎内にいる胎児に話しかけながらの誕生を、待つことの大切だを、知ることとなりました。