ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

相手が喜ぶ姿をみて喜ぶ

2007-03-19 10:17:37 | 座禅
 座禅(静功)を始める前から、私は、連れ合いとのセクシャルな行為を通して、男は、相手が喜んでからこちらが喜ぶものではないかと、ある時から思うようになっていました。 もっとそれを拡大解釈して、人間として自分と関わりあう人たちが、喜ぶような行為を行い、みんなが喜ぶ姿を見て、喜ぶのが本来のあるべき姿ではないかと思うようになりました。 

 ある期間は、そのように思い、またそのように喜んで頂いたと思ってはおりますが、自分の所業の悪さもあり、残念ながら、現在では逆にご迷惑を与えてしまっているのが事実です。

 自分だけ喜んではいけない という大前提に立てば、自分自身は欲望を抑えて我慢をすることも必要なことです。 子供から大人になる過程で、今の社会で我慢を教えてくれる機会は、なかなかありません。 したがって、自分だけ喜んでしまう人が多いのが、社会の風潮になっているような気がしてなりません。

 暗闇の中でひとり静かに、逆腹式呼吸をしながら座禅(静功)を行っていると、世のため人のために自分は何ができるかを、自然と意識するようになってまいりますが、また我慢をすることの大切さも知ることとなります。