Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

ターニングポイントとなる試合(17節水戸戦)

2017-06-03 20:10:17 | マッチレポート17'
この試合が今季のターニングポイントとなる試合、にしちゃいけないと思うんだよ。そうじゃないと思うんだよ。我々はまだ高みを目指してサッカーをブラッシュアップしてる段階で、そんな過程から考えたらこんな試合つまずき程度のものでしかないし、サッカーを変えようとか見直そうとかはもちろんのこと、選手起用も見直す必要もないし、次節も今まで通りにやればいいだけ。むしろ今日の敗戦を受けて、もっともっと今のサッカーを磨いてほしいという思いを強くした。とか書いてて、いま試合後の片野坂さんのコメントを読んだら、全く心配なさそうだね。



今日の試合まずポイントだったのは翼の先発起用。今季ここまで途中出場すらなかった翼の先発は正直に言って唐突感があった。まさか前節の武田将平の先発起用に触発されたわけじゃないよね。前半の序盤ごろまでは判断も遅くボールロストをするシーンが散見され、ちょっと心配だったものの、前半の終盤からはチャンスにも絡み出し、徐々に期待感を出してはいた。人がいないわけではないので、この起用が成功だったとも失敗だったとも言い切れないので、片野坂さんの意図はこれからレポートなりが出てくるだろうからそれで確認する。


固い試合展開となったわけだけど、水戸のアタッキングサードでのアイデアのなさを考えると負ける試合ではなかったので、あとは仕留めきれるかどうかだなと思いながら後半は見てた。実際にビッグチャンスもあったし、こういう展開になってしまう前にスコアを動かしておかないといけなかったという極めて普通の感想。わずかな差を手繰り寄せないと勝ち点3は取れない状況の中で前節冴えずにチームのブレーキとなったさんぺーをほとんど同じ使い方をして、また失敗した片野坂さんの采配はちょっといただけない。ポスト直撃のシュートはそもそもさんぺーのボール奪取から始まったからまだいいにしても、判断の遅さからくるボールロストと攻撃時にボールが足につかない感じは、もう少し時間をかけてから試合で使ってもいいんじゃないかと思う。


片野坂さんも言ってる通り、こういう類の失点はいつかはする。似たようなスタイルを長く貫く広島でさえちょくちょく見かける。自分も安い失点はいつかはすると言い続けてきた。ただ今日の失点に関しては、自分がイメージしてた安い失点とは少し印象が違う。今日に関しては驚愕のスピードでボールを追い回し続けた前田大然にやられた印象が強く、相手をほめるべきと感じている。選手たちについては片野坂さんも言い切っているだけに、次節からの気持ちの切り替えも心配なさそうだけど、心配なのはスタンドの方。自分が応援しているはずの選手たちが少しリスクを負ったボール回しを始めるとすぐに「前!前!」としか言えない、「お前は前兄弟(※)のサポーターか?」といいたくなるような人間たちが以前よりホームゲームではSB席を中心に生息が確認されていた。ホームゲームではその人数があまりにも多いので、駆逐する気にもならないが、もはや物好きしか来ないような北関東アウェイでもその存在が確認されるようになり、正直辟易としている。こういう層の共通点はバックパスには敏感に反応するくせに、パスを繋いで相手のプレス網をかいくぐっても拍手すらしない。他人のことだからどうでもいいけど、スタジアム全体がチームの目指すサッカーに理解を示せないのであれば、強いチームにはなり得ないだろうなと思う。
※前兄弟とは前貴之(山口)、前寛之(札幌)のこと。なおプレースタイルは決して「前」への推進力のみを売りとしている兄弟ではない。


林が心配。ちょっと間に合わないかなと思ったけど、アレを飛び込まなきゃFWじゃないしなとも思うし。接触後、水戸の選手が林の状態を見て、すぐに担架のサインを出した時に「これはヤバい」と感じた。脱臼とかで済んでくれればいいけど、ケガは本当に切ない。特になかなかうまくシーズンを過ごせてない選手のケガは特に切ない。心からケガの程度が軽いことを祈る。


ちょっと個人的にも順位とかを気にし過ぎてたところがあるから、しばらくはどうしたら勝てるか勝ち点を取れるかの部分にフォーカスしていこうと思う。何度も言うけど、今日悔やまれるのは勝ち点が取れなかったことだけで、この試合が示唆することなんてほとんどない。




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