Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

天皇杯初制覇へ、キーマンは誰だ!【攻撃陣編】

2021-12-13 23:33:49 | トリニータ
えー、浮かれてます。そりゃそうでしょうよ、ここで浮かれずにいつ浮かれんのよ。もしかすると今が一番楽しいかもしれないわけでしょ。とにかく浮かれるだけ浮かれていこうという所存であります。


まあ個人的にはブログを書くくらいしか出来ないから書こうと思いつく限り試合まで更新していこうと思う。今日はキーマンを探る記事の前編で攻撃陣編です。一つ断っておきたいのはキーマンに指名するのは也真人なんだけど、今日也真人が契約更新を発表する前からこの記事は也真人で行こうと仕事中ずっと考えていたことだけは伝えておきたい。仕事に集中していないことは否定しないけど、初志は貫徹していることを明言しておきます。


浦和に生まれ、浦和のためにではなく、浦和からゴールを決めることを生業とする男。その名は町田也真人。

今季浦和との対戦で2試合(175分)出場、3ゴール。

パッと見では大した数字に見えないかもしれないけど、今季也真人は8ゴールなので也真人が決めたゴールの37.5%は浦和から決めたもの。つまり也真人が3点決めればそのうち1点は也真人が浦和から決めたもの。さらに今季の大分の全ゴールが31ゴールなので、大分が決めたゴールの9.6%は也真人が浦和から決めたもの。つまり大分が10点決めればそのうち1点は也真人が浦和から決めたもの。これだけ「也真人が浦和から決めたもの」と言い続けてれば今週も決めるんじゃないかという暗示みたいなもんだ。也真人が浦和から決めるんだ、そう信じて疑わない。


ちなみに「浦和フットボール通信 町田隆治」で検索すると我々が想像するよりも遥かに也真人と浦和の関係性が濃いことがよく分かる。町田隆治さんは也真人の実父。


まあ別に浦和戦に限った話じゃなくても今季の攻撃のキーマンはずっと也真人であり続けたわけで、今季の総仕上げである決勝で勝つにはやはり也真人が輝くような試合にしなければならないと思う。試合のことは別記事で書きたいのでここでは詳細は割愛するけど、也真人が輝く試合とはつまり也真人がどんどんエリア内に侵入していってゴールを狙っていくような試合展開。川崎相手ではああいう試合をするしかなかったけど、その壁を乗り越えたオレたちにもう恐いものはない。もっとアグレッシブに、もっと貪欲にゴールを狙うサッカーで頂点を目指す。


そして今日の也真人のコメントを読んで、今週末は試合中に着る1stユニと一緒に8番のリミユニも持っていくことを決める。そして勝っても負けても也真人に向けてそのリミユニを掲げたい。今季ありがとうと、来季もよろしくの意味を込めて。







明日は守備陣編(予定)です。
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いざファイナルへ!(天皇杯準決勝川崎戦)

2021-12-13 00:06:40 | マッチレポート21'


まずは入りの5分大事に、何とか飲水タイムまで踏ん張ろう、しっかりと守備はハマってるから前半はゼロで、と少しずつ少しずつ時間の経過を確認していった今日の試合。等々力の電光掲示板に付いている時計を今日はゆうに50回は見ただろうか。こういう時の試合時間は本当にちゃんと作動しているのだろうかと疑いたくなるくらいに進まない。そしてようやく迎えた後半終了の笛。個人的には正直この時点で今日の試合には満点を出したいくらいだった。集中を切らすことなく王者と勝ち点1に値するゲームが出来ただけで今日は良かったと。それがまさかね....


今シーズンは立ち位置でズレを作り出せている時はいいけど、相手に立ち位置を合わせられるとたちまちうまくいかなくなるという試合を嫌というほど見せられてきたのでスタメンの10人をどう組み合わせても4バックにしかならないと分かった時に片野坂さんは勝負に出たなと思った。どんな意図があるかは分からないけど、いきなり4バックの王者に対して4バックをぶつけていくからには何か考えがあるだろうと。小林裕アンカーの北斗トップ下のような中盤ダイヤモンドの4-4-2という風に見えたけど詳細は違うかもしれない。のらりくらりと外で回してどこかで縦に差し込むパスを入れるタイミングを待っていた川崎に対して意図的に中を渋滞状態にしてその隙を作らなかった。これがハマったと思う。川崎の前線にダイナミズムが欠けていたことも一つの要因だったと思うけど、見事に試合を塩漬けにすることに成功した。


今日のゲームプランとしては0-0からのPK戦勝利しかなかったと思う。だから90分までは本当よく頑張ったと思うけど、あの時間帯に先制して相手チームの頑張っていた心を折りにくるのはさすが王者としか言いようがなかったわけで、それでも試合後は全力拍手で選手たちを讃えたいと思っていたんだよ。いや、聞いてないよ。121分に王者から魂の同点ゴールをもぎ取ってこれるほどこのチームが力強かったとかマジで聞いてないよ。確かに延長に入ってセカンドボールも徐々に拾えてきてたし、相手が1人減るラッキーもあったけど、それでもそれでもだよ。こんなことがあるからサッカーはやめられない。これまでのサポーター生活の中でも何度かそんな試合に巡りあってきたけど、今日また一つ将来に語り継ぎたい試合に巡りあったような気がする。





PK戦に入る直前に等々力の電光掲示板に高木の表情が抜かれた。我々のよく知るいつもの楽しい時の高木の表情。これを見た時に勝ちを確信した。大分エンドになったことも、先攻を取れたことも全て高木がこの試合を持っていく流れに乗っていたと思う。だからこれを決めれば勝ちのPKを小林裕が止められた時も全て高木劇場のスパイスに過ぎない、どんどん高木が美味しくなるだけ。本当にそう思いながらPK戦を見ていた。自分でもビックリするけど、こんなに心が軽い状態でPK戦を見るの初めてだったかもな。ただそのPK戦よりも試合中に見せたファインセーブの数々の方が遥かに価値があったと思う。今日は神がかっていた高木。一発勝負のトーナメント戦を勝ち抜くにはこういう存在が必要なんだなと改めて感じた。



今日は71分といつもより早めの交代となったわけだけど、71分で足がつってしまうくらいに前線から追いかけ続けたその献身性には本当に頭が下がる。ボールタッチ数も少ない、シュートも多分1本、FWとしてもっとやりたいこともあっただろうけど、そのチェイシングでどれだけチームが助けられたか。決勝は美味しいとこ持ってちゃってもいいんだぞ。



新太のシュートのところはマジでケツが浮きかけた。しっかりと枠を捉えていたし、やっぱり新太のシュートは期待感がある。



仙台戦で見てしまったあの嫌なシーンはけっこう脳裏に焼き付いてしまっていてもう今シーズンに怜さんを見ることはないかなと覚悟してたから本当に良かった。いつもより若干高い位置での起用だったからかより躍動感があるように見えた。上に突き刺したPKはメンタル、技術ともにお見事。


怜さんと談笑する知念。





橘田と脇坂のボランチはいい動きしてたな。即時奪還の強度も高いし、今日の川崎の中盤は素晴らしかったと思う。ダミアンを筆頭に前の3人にあまり集中力がなかったと思う。ラボーナでコケたダミアンからは得点王の片鱗は微塵も感じなかった。



足をつった伊佐に旗手怜央が水を渡した後に也真人が旗手の頭を笑いながらはたいてたのちょっとほっこりした。





柏戦の直接FKに続きまたしても決定的な仕事をやってのけた北斗。あそこで北斗をフリーにしたら精度の高いクロスが飛んでくることは川崎はよく分かっていただろうからやはり1人少なくなっていたことと運動量が落ちていたことが影響したんだろうね。


先制点の小塚の動き出し見事だったね。ああいう動き出しを先発の選手にやられてたらこういう結果にはならなかっただろうと思う。今日はバックスタンドの大分寄りの席を買ったんだけど、思ってたよりも圧倒的に周囲が川崎の人たちでかなり肩身が狭かったわけだけど、その分川崎サポーターの話すこととかはよく聞こえた。川崎サポーターから知念が全然評価されてないんだなっていうのが頻繁に聞こえてきてちょっと残念だったな。個人的には試合中は知念にとどめを刺されるイメージしかなかったから。



さあ国立。正直に言って今日ほど試合前に勝てるイメージがわかなかった試合はなくて来週のイメージなんて考えてすらいなかった。もちろんチケットも取ってない。試合後にゲートでたくさんの川崎サポーターから声をかけられたけど、片野坂さんラストゲームだから片野坂さんの近くで見たいと思っていてメインスタンドを狙いたいんだけど、浦和が相手だからちょっとリセールで取れるか心配になってきた。保険でゴール裏のチケットを川崎サポーターから買っておけば良かったと今になってちょっと後悔。ま、火曜日以降全身全霊で争奪戦に勝つ!

決勝に進むにあたって一つクラブにお願いしたいことがある。この天皇杯に限ってはここまでたどり着くのにいつものリーグ戦のメンバーではない選手たちも頑張って勝ち上がってきた経緯がある。特に人の少なかった群馬戦ほどヒヤヒヤした試合はなかったし、そんな選手たちも評価してあげてほしい。だから来週はメンバー外の選手たちも含めて全員で国立入りしてほしい。もちろん群馬戦にメンバー入りしたU-18の4選手も。そもそも群馬戦でU-18から出場した3選手の活躍がなければ今ここにいなかったかもしれないわけだし。シーズン最後の試合を国立で迎えることが出来る2つのクラブに我々が選ばれたことは本当に嬉しい。最後の最後で本当の「一致団結」を。

いざ、ファイナル!!
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