Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

大分U15、2年ぶりの高円宮杯は1回戦敗退

2017-12-16 21:31:24 | トリニータ






こんな陳腐な言葉で片付けたくないんだけど、勝てた試合だっただけに余計に悔しさが残るし、選手たちの涙に心揺さぶられた。



キックオフから圧倒的にペースを掴み序盤にビッグチャンスも立て続けに作ったもののいずれも決めきれず。徐々に大分のやり方に対戦相手の讃岐も慣れてきていつの間にか試合はイーブンペースに。ボンボン蹴りこまれるボールの処理に大分DF陣がバタつくことが多く、サッカーの質では上回るも何となく危ない展開がずっと続いた。それでも後半に真ん中からこじ開け先制。あとは逃げ切るだけの展開に持ち込むも、終了間際にCKから押し込まれ同点。何となく危ないなという予感は的中してしまった。


延長に入ると讃岐は常時7〜8人を自陣に張り付かせPK戦狙いの大分DF陣がミスってくれたらラッキーというやり方に。それでも大分は何度もビッグチャンスを作った。GKとの1対1のシーンも1度や2度ではなかった。



しかし讃岐にとんでもないGKがいた。「前川海」。この名前を覚えとくと、将来どこかで出てくるかもしれない。


何度も作った1対1も素早く距離をつめ、何度も止めた。キャプテンマークを巻き、PK戦ではファーストキッカーを自ら務めきっちりと決めて流れを作る。それでも大分GK河野くんの奮闘もあり、決めれば大分勝利のシチュエーションが2度もありながら、いずれも止めてチームを救う。そしてその直後の止めれば讃岐勝利のシチュエーションで渾身のPKストップ。

序盤のビッグチャンスを簡単に決めていれば、あっさり勝ち上がりもあっていいくらいに大分の方が強かったと思う。でも自分たちでどんどん苦しくしてしまう感じに中学生年代の試合っぽいなと感じたわけだけど、そんな中で前川くんのメンタル面での強さは際立ってた。敵ながらあっぱれ。もうこの言葉しか出てこなかった。






















ただ本当に大分はいいサッカーをしてたし、面白かった。純粋にもう1試合観たいと思えるチームだった。キャプテン弓場くんの最後の挨拶にもあったけど、どこでやるかは別にしてみんな次のステージでも頑張ってほしい。2年前のこの大会に出場した加藤くんやGKの高橋くんはその後、大分西に進学し、今季主力として選手権出場を決めた。サポーターとしてはU18に上がって活躍してくれるのが一番嬉しいけど、大分U15出身者として色々なステージで活躍してほしいと心の底から思う。



バック側の副審が女性でした。カッコよかったです。





第2試合はケーズスタに移動してFC東京U15深川と北海道第1代表のアンフィニMAKIの試合を観た。夏に帯広で見た時にそのフィジカルモンスターぶりが印象に残った深川の青木友佑。先日一足先にU18デビューしたという話を見かけたけど、さらにキレを上乗せした感じに成長してた。


結果は何と7−0。4点目くらいで相手が戦意喪失したというのはあると思うけど、青木くん以外のレベルも総じて高く何というか大人のチームで中学生の試合を観てる感じが全くなかった。夏に観た時はそこまでじゃなかったけど、中学生年代のチームはほんの数ヶ月であっという間に変貌するし、それがまた面白かったりするよね。


安西ではなく、安在でもなく、東京の安斎颯馬。最初のワンプレーで「あ、いい選手」と思えるレベル。


U18もU15も一斉開催の全国大会は雰囲気も含めて本当に好き。この楽しみを与えてくれる若人たちにいつも感謝感謝。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする