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Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

クラ選U15はフェスである。

2017-08-18 01:30:43 | トリニータ


夏休みに入ったので、2日間北海道に行ってきた。









目的はクラ選U15。3年前に一度家族で北海道旅行をしてる途中に強引に帯広に寄って、準決勝の鹿島−名古屋を観たことがあったけど、ちゃんと腰を据えて観るのは今回が初めて。この大会は1日に3試合やってくれるので、2日で6試合観られるから十分にお腹いっぱいになる。

近年音楽好きの中で夏の音楽フェスがすっかり市民権を得た感があるけど、今回この大会を回っててフェスっぽいなと思ったわけですよ。本物の音楽フェスに行ったことはないけど。初日に行った「中札内交流の杜」は天然芝3面(4面まで可)、今日行った帯広グリーンパークにいたっては横並びで天然芝5面(大会では2面使用)も取れるスーパーポテンシャル施設がゾロゾロとあるわけですよ。そこをパンフレット片手に、「あそこのチームが強い」とか、「誰々が監督やってる」とか、「アイツは年代別の代表だ」とかを頼りに好きな試合を観て回るのはホント楽しくて、(行ったことないけど)「フェスっぽいな」と思った次第なんです。

そして今回は以下の6試合をチョイス。

東京武蔵野シティ−磐田
鹿島アントラーズつくば−福岡
清水−山口
三菱養和巣鴨−山形
FC東京深川−F.Cuore
クマガヤ−名古屋

今回の大会で気になったのは中学年代におけるJクラブの下部組織以外の街クラブの充実。特に九州は出場6クラブ中、Jクラブは福岡と鳥栖の2クラブで、あとは全て街クラブ。大分U15にいたっては九州予選ベスト16で敗退していて、全国までの道は遥か遠い状態。パンフレットを見てて、一番衝撃を受けたのは、大分関係者の中では忘れたくても忘れられないあの「アッチョンブリケ日高」が運営に携わっているアリーバというクラブが宮崎にあって、今回見事に全国大会初出場を決めてたこと。アイツよりもうちの下部組織が弱いのは受け入れ難い。絶対に受け入れ難い。100万そこそこしか強化資金が集まってないらしい「しらしんけんクラブ」に追加で出資しようと、帯広の空の下で強く心に決めたわけですよ。ただでさえ楽しいフェス。自分のとこの下部組織が出てたら、そらたまらなく楽しいに決まってる。



大分関係者だとネモが鹿島アントラーズつくばの監督をやっていた。もう2〜3年になるかな。やっと監督としてのお姿を拝見出来ました。試合は昨日福岡との一戦を観たんだけど、指示する時も大きな声を出すことなく常に冷静という現役時代のイメージそのままという感じ。今日は横浜と引き分けて決勝トーナメント進出を決めた直後に関係者と談笑してる姿を見かけたけど、今大会は黒星スタートだっただけにさすがにホッとしたような表情をしてた。


12チームなのでたったの4分の1しか見られてないけど、その中で個人的に印象に残った選手を「グッドプレーヤー」としてピックアップ。


東京武蔵野シティFC・11角昂志郎。U15日本代表という予備知識を持ってないで見ても、1プレーで印象に焼き付くドリブルのキレ。


清水エスパルス・10青島健太。2年生の時も高円宮で見たけど、すっかり中心選手の風格。


清水エスパルス・17小塩拳生。何というか点を取るセンスがずば抜けている。淡々とゴールを重ねていく感じが生粋のストライカー。


アビスパ福岡・10石橋翔太。福岡は次に紹介する選手と2トップで面白かった。最後は逆転されたけど、2人でアンつくゴールを脅かし続けた。


アビスパ福岡・9角田朋輝。もう一人のFW。ポストプレーがうまくて、人を活かせるタイプ。福岡の油山カメリアーズというクラブの出身。油山カメリアーズは井手口陽介を輩出したクラブ。


F.Cuore・5山下玲。F.Cuoreは鹿児島の街クラブで、全体が本当に街クラブ然としていて、非常に好感が持てるんだけど、今日の試合でもF東深川に対して粘る粘る。惜しくも負けちゃったけど、終了の笛が鳴った瞬間に深川のDF陣がバタバタと倒れていったのが、F.Cuoreの善戦ぶりを物語っている。浦和に引き分けたので、決勝トーナメント進出ももぎ取った。応援したくなるクラブ。


三菱養和巣鴨・26森山純平。今回ピックアップした中で多分唯一の2年生。既に180cmあるサイズ感だけでなく、バランスもいい。相棒の2齊藤眞斗も良かったんだけど、2人とも前にチャレンジするディフェンスが好印象。この選手はいい選手になる予感。


FC東京深川・18青木友佑。一言で言うと「馬力がすごい」。とにかくボールを受けて前を向いたらゴリゴリいく。まず間違いなくU18に上がってくると思われるけど、またプレミアでも見てみたい選手。


クマガヤSC・1伊佐山縁心。GKでは1人だけ。中学生だと全国レベルでもGKのキックでミスが度々見られるけど、彼はキックの質が高い。


クマガヤSC・9渡邊翔耶。いわゆる突貫系FW。度々名古屋ゴールに迫るも不思議なくらい決まらなかった今日の試合。でも見てて楽しい選手。




クマガヤSC・10津久井匠海。今回見た12チームの中でMIPを選ぶなら彼。うまい、強い、デカい、守備サボらない。ちょっと現段階ではアラを探す方が難しいレベルの選手。今日の試合だけで何度感嘆の声をあげたか数えきれない。2種でどのクラブに行くのかちょっと注目したい選手。

3選手もピックアップしたようにクマガヤは球際に強くて名古屋を全く寄せ付けず、本当に「グッドチーム」だった。ただ、深くは言わないけど、選手たち以外が「グッドクラブ」じゃないのが残念。

今回たくさんのチームと選手を見ることが出来たので、冬の高円宮も楽しみ。いい選手を探す好奇心的な部分と、北海道(特に十勝地方)という土地が醸し出す非日常感の部分が刺激されてたったの2日間だったけど、本当に楽しかった。今のフワッとしたオレの精神状態で惨敗だったと噂のヴェルディ戦をこの時間から観る気力も体力もない....
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