Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

YSCCの公式記録体験会に行ってきた

2017-07-17 01:51:03 | トリニータ
先日、twitterをテレテレと見てると、YSCCが「公式記録体験会」なるものを開催しますとの情報が流れてきたので、面白そうだなと思い、申し込んでみた。結構人数とか来そうだし、抽選とかやるのかなと思ってると、即日OKのメールが返ってきて、今夜ニッパツに行ってきた。




実際に普段YSCCのホームゲームで公式記録を付けている人が最初から最後までついてくれて、実際の記録員と同じ作業を体験させてもらった。記録する情報は全部で9つ。①シュート ②ゴールキック ③コーナーキック(蹴るサイドも) ④直接FK ⑤間接FK ⑥オフサイド ⑦ペナルティキック ⑧選手の交代 ⑨警告と退場 最初はこれくらい楽勝だろと思ってたんだけど、いざ始まってみるとこれが意外と難しい。まずいつもの感覚で試合を観てるとまず見逃す。一番見逃しがちなのがゴールキック。普段試合を観てる時はゴールキックなんて一番何かが起きにくいプレーだし、気を抜いてることが多いから、記録を付けるのを漏らしがち。今回初めて知ったけど、公式記録は必ず複数名で付けていて、お互いに随時確認し合いながら付けているということ。それとシュートカウントするかどうかは一応目安はあるものの、最後は選手にシュートを打つ気持ちが入っていたかどうかという意外とアバウトな判断基準であること。ちなみに個人的な感覚からすると、意外とシュートとして認めないんだなという印象。





確か2014シーズンの大分のアウェイユニフォームの背番号プリントが当初は水色だったのが、途中から濃い青色に変わったことがあったけど、アレは間違いなく公式記録員からクレームが入ったと思われる。ニッパツは球技専用でとても観やすい上に、記録員室はその中でも一番ピッチがよく見える位置にある。よくあるガラス張りの部屋のあたり。それでも選手の背番号って意外と見えないし、曇りの薄暗い日の試合で白地に水色の背番号だったりしたら、そりゃクレームも入るよなと今日記録員の体験をしてみて感じた。



5年くらい前にヴェルディが記者席で試合を観させてくれて、監督会見も生で体験という企画をやっててそれにも参加したけど、確かチケット代は5000円だった。別に手間だったり、希少性の高いイベントだということを考えると妥当な値段かなと当時は思ってたけど、何と今日のYSCCのイベントは無料!スタジアムの一番いい位置から観させてもらえるというだけでお得感があるのに、さらにお弁当は出るわ、試合後にピッチで今日ゴールを決めた吉田選手とDFの宗近選手と写真撮影してもらえたり(少しおしゃべりもしてくれた)、最後は公式記録のコピーをいただいたり、極めつけはYSCCのホームゲームで使えるチケットまでいただけるという、至れり尽くせりのイベント。


関係者入り口から入ると、いきなり藤枝の大石監督がDAZN用のインタビューを撮影している現場に遭遇したり、ホームゲーム運営のためにたくさんのクラブスタッフが忙しそうに走り回ってるのを目の当たりにしたりととても新鮮な経験をさせていただきました。サッカーの試合はたくさん観てきたつもりだけど、まだまだ色々な見方があることを教えてもらったし、これでまた一つサッカー観戦ライフが豊かになった気がする。こんな機会を設けていただいたYSCCには本当に感謝感謝。ありがとうございました。まだ今季ホームゲームで勝ちがないらしく(去年の今頃ニッパツで完敗食らった身からすると信じられないけど)、最下位と苦しんでるけど、今日の試合も最後まで本当に見応えのある好ゲームだったし、必ず浮上すると信じてます。こういう体験型観戦イベントは本当に楽しいから色々なクラブがやってくれるといいなと思う。
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大津、前田おめでとう!(23節愛媛戦)

2017-07-17 00:12:01 | マッチレポート17'
試合後の間瀬監督のインタビューを聞いてて、昨年のアウェイ秋田戦がフラッシュバックしたんだけど、この結果は間瀬監督の片野坂さんに対する相性の悪さとしかいいようがないよね。わけ分かんない判定で望んでもいない数的有利のゲームにされて守り切られちゃったり、そして今年はアディショナルタイムの失点で勝ち点を4も失う。もう間瀬監督からしたら、うちのエンブレムが視界に入っただけで腹が立ってくるレベルだよね。この熾烈を極める混戦状態の中での勝ち点1のお中元は大事にしておきましょう。


今日はニッパツに行ってたので、情報を遮断して先ほどDAZNの見逃し配信で観た。最後に勝ち点1が取れたから言うわけじゃないんだけど、そんなに悪いとは思わないだよね。1失点目も2失点目も似たようなポイントがあったと思う。1失点目の前は、自陣左サイドで詰まるも何とか繋いで直人経由でスペースのある右に展開することが出来た。相手がこちらの左サイドに人数をかけてたから、ああやって繋げれば逆にこちらがチャンスになるわけで翔平にボールが入ったあたりまでは拍手をしたいくらいの流れだった。想定外だったのは中に戻したボールに相手のCBまでが食いついてきてロストしてしまったこと。河原のシュートも見事だったけど、アレって本当に紙一重だったと思うんだよ。翔平のパスがほんの少し右に流れちゃったからロストしてるけど、奪った浦田もパスを見てから寄せてきてるわけじゃなくほぼほぼギャンブル的に突っ込んできてる。すなわちきっちりノリの足元にパスが収まれば逆にこちらに1点ものチャンスになってた可能性が高かったと思う。精度を上げるってことが重要なのがよく分かるシーンだと思うけど、ホームで同点に追いつかないとという相手の精神状態が引き起こした失点だと思うし、決して悲観する必要はない。一方で2失点目は、1失点目の裏返しで惇と川西が相手陣内で一気にボールを奪いに行こうとグッと上げたところを相手にうまく間を通されてしまった。ダブルボランチの場合、2枚のバランスってホント大事だと思うんだけど、あのシーンはもともと川西が高めに位置取りしていたにもかかわらず、惇が一気にボールに詰めにいってしまった。寄せるだけじゃなく、ボールを奪いにいく守備は大事だと思うし必要。だけど行ったなら奪えなくとも出させないようにはしないとということ。2失点目はその後に翔平のタッチミスも重なってるんだけどね。相手陣内での奪いにいくプレッシングという点でいずれも相手に上回られた上にさらに見事なシュートとこちらのミスという要因が重なっての失点で、早々何度も起こることではないと思ってる。反省して修正するべきところはして、下を向く必要はない。その辺の修正に関しては片野坂さんには全幅の信頼が置けるし、何の心配もない。


チーム内得点王の突然の不在という予想外の事態にどう対応するかがポイントだったこの試合。片野坂さんは大津先発という意外な手を打ってきた。天皇杯・町田戦の記事でも書いたけど、普段なかなか試合に絡めない選手たちによる快勝は本当に幸せな気持ちになる素晴らしい試合だったんだけど、あの中で唯一出場機会がなかった大津だけは悔しい思いで大分に帰っていったはずだ。大分ベンチのすぐ後ろにいたからよく見えたんだけど、3枚目のカードが自分じゃないと分かるとすね当てを叩き付けて悔しさをあらわにしてた。野上のプロデビューが嬉しいという思いの反面、大津の心情を考えると諸手を挙げては喜べなかった。それでも腐らずしっかりと準備をして、チャンスを窺っていたことがあの素晴らしいトラップに凝縮されてたよ。リーグ戦の町田戦で久しぶりに見た戸島が嫌な選手に成長してて、やっぱり大型FWは大器晩成じゃないけど、時間をかけないと分からないところがあるよなと認識を改めたばかりだったから、大津には自分を信じて苦しい局面を乗り越えてほしい。頑張れ、大津!


前田もしっかりと決め切りました。ラッキー要素は確かに強かったけど、あの時間帯でそれは関係ない。もう決めるか決めないか、それだけの時間帯だもんね。前田も姫野とのポジション争いが厳しいけど、お互いにストロングな部分が全く違うから切磋琢磨して争ってほしい。それにしても愛媛のGKはキャッチミスは問題外として、1点目も飛び出しミスってるよね。確かホームのアディショナルタイムの同点ゴールもこのGKのパンチングミスからじゃなかったっけ?


今節終わってPO圏まで勝ち点1差の9位。拾った勝ち点1に近いけど、アレがなければ13位まで下がってたことを考えるととてつもなく大きな勝ち点1。内容が伴ってないとか、ネガってる場合じゃない。夏が本格化してきたこの時期から徐々に順位や勝ち点もバラけ出すと思うんだけど、ここ2試合からはどっちにも転がりそうな印象を受ける。今までやってきたことを信じきれるかと、細かい部分を疎かにしないことと、あとは少しの運。来週は水戸。アウェイでの悔しい負けを倍返しでやり返してやろう。
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