Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

運と運命と(42節松本戦)

2012-11-12 22:27:19 | マッチレポート12’
「ポチッ」と。

松本から帰ってきて、まず最初にしたのは、18日の大分行きの飛行機のキャンセル。もちろん自動昇格を信じていたけど、千葉戦の後くらいだったかな、POホーム開催が一番現実味があるなと思い、安いうちに予約しておいた。自動昇格はもちろん、POホーム開催もなくなってしまったわけで、結局は無駄になってしまった。だけど、いま不思議とネガティブな感情はほとんどない。

いやー、それにしても本当に寒かった。スタジアムに着いた時は風もなくて、これは余裕だななんて思って、選手が練習に出てくる前あたりにわざわざユニの下に着てた長袖を脱いで「ユニイチ」になっちゃってた。そんで、試合が始まって身動きが取れなくなるタイミングで降り出しやがってよ。本当に寒かったよ。3月の山形も、6月の北九州もそれなりに劣悪な観戦環境だったけど、間違いなく今回が一番しんどかった。何よりも試合が終わってから、ゴミ袋に詰め込んだ家族全員分の荷物を脇に抱えながら、駐車場まで帰る道のりがしんどかった、もちろん「ユニイチ」のままで。

昇格とか、優勝とか、大きな目標を達成するには大なり小なりの「運」は絶対に必要だといつも思ってる。昨日の試合はそういう意味では「運」がなかった。審判の「運」ね。スタジアムでは分かんなかったけど、録画を観直したら、最初のCKはファールないしゴールだよ、どう観ても。カウンター主体の松本に対して序盤にリードが奪えれば、主導権を握れてもっと楽に試合を運べたと思う。なかなかゴール出来ず(本当はしたんだけど)に時間が経ってしまったことによって、松本が得意とする試合展開にお付き合いせざるを得なくなってしまったのが苦しかった。バックスタンド側の線審も終始不安定なジャッジングだったにも関わらず、さんぺーのオフサイドだけはビシっと旗上げちゃってさ。まあ、さんぺーのは録画で観ても微妙だとは思うけどね。帳尻で見逃していいレベルではあった。残念ながらそういう意味での「運」はなかったけど、これで終わりじゃない。本当に大事なのは、ここから2試合。「運」なんてどういう形で転がり込んでくるか分からない。アルウィンで「不運」は全て使い切ったと思って、前向きに行こう。絶対いいことある。

大分の出来としては決して悲観的になるようなもんじゃなくて、直近2試合と同じように出来てたと思う。クロスから先の精度だったり、最後のアイデアだったりが不足してたのは、寒さなのか、緊張なのか、少し固かったかなという印象。こういうサッカーが出来てれば、プレーオフでも十分にやれると信じてる。反町さんはさすがによくスカウティングしてきて、ロングボールはほとんど阪田のところを外してきてたけど、ヤスも若狭もガンガン跳ね返してて、安心して観てられた。今回はモリシにやっぱり期待してたんだけど、残念ながら不発。気持ちは良く分かるけど、審判とうまく折り合えてなかった。まあでもこれはPOでの爆発のための一回休みということにしておこう。エースの躍動なくして、昇格はない。マークは厳しくなるだろうけど、昇格はそこを乗り越えてこそ。京都戦もその次もやっぱりモリシに期待するよ。

レギュラーシーズンは最終的には21勝8分13敗の勝ち点71でフィニッシュ。正直に言って、シーズンが始まる前の期待の上をいってくれたと思う。特に得失点差+19が素晴らしい数字だ。大分は歴史的にチームの調子がいい時でもゴールを量産するようなチームカラーでなかっただけに、これだけの数字が出せたことが驚きだし、やっぱり嬉しい。で、さんぺーが言うようにこのチームでもう2試合(ぜってー1試合じゃ終わらせねえ!)出来ることを喜びたい。今日京都戦のチケットを買ってきたけど、誰も経験したことのない試合に当事者として関われることが嬉しい。京都、横浜FC、千葉、みんなシーズン前のバリバリの昇格候補たちだよね。そこにしぶとく食い込んできた、シーズン前はダークホースでしかなかったマイクラブを誇りに思うし、ここまで来たら一発かましてやりたいと強く思う。西京極と国立。大分の歴史を語る上で、絶対に外すことの出来ない2つのスタジアム。もう運命に導かれてるとしか思えない。よく分からんが、もう泣きそう。
コメント
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