Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

岡山戦の再現を

2012-04-28 23:03:00 | トリニータ
熊本戦プレビューです。

10節のマッチレポートと11節のプレビューを同じ日に更新するというね。それだけ試合が続くということで、選手たちは本当にお疲れさまです。

まずは熊本の分析。直近の3試合の松本戦、愛媛戦、岡山戦をチェックした。8節の松本戦はホームにも関わらず、やる気がないんじゃないかと思うような気持ちのない試合をして今年の熊本は終わったかなとも思ったけど、その後の2試合はスコアレスドローで何とか踏ん張っているという印象。ただ直近4試合でゴールがなく2分2敗とチーム状態は最悪と言っていいと思う。正直に思うのは、1週間の休み明け後の対戦だったなら今の熊本にはまず負けないだろうということ。ただ今節のポイントはやはり中2日で試合がやってくるということに尽きると思う。

熊本戦を予測していく中で非常に参考になる試合がある。それは第4節の岡山戦だ。終盤までスコアレスで進んで、キジの右からの(適当な)クロスをさんぺーが決めたあの試合。シチュエーションが驚くくらい似ている。前節から中2日、ホーム、相手が直近未勝利、3バック同士等々。ということは岡山戦の再現をすればいいということだ。あの試合は戦前の予想通り両チームの体が重く、動きのない試合で最後の決定力で強引に勝ち点3をもぎ取ったという印象。ただでさえ3バック同士のミラーゲームだと試合が硬直するけど、お互いの運動量が乏しくなってくるとスペースを埋めるだけのディフェンスになりがちで、さらに試合は動かなくなると思う。だからセットプレーや数少ない決定機を決めきることが求められてくる。

やられた経験からかもしれないけど、熊本で一番怖いアタッカーは片山選手だと思う。しかし今、片山選手は左のWBをやっている。WBの宿命でもあるけど、守備に忙殺されていてスピードに乗った飛び出しやパンチ力のあるシュートはほぼなく、大半の時間でクロッサーに徹している。もったいないなと思う反面、ありがたい。3バックシステムの肝はとにかくWBだと個人的には思っている。片山選手とマッチアップするのはさんぺーになるわけだけど、同じコンバート組でも経験ではさんぺーに一日の長がある。ここで主導権を握って、片山選手を抑え込みたい。さらに熊本は序盤に前のめり気味に試合に入ってくる傾向がある。ただそれも20分程度しかもたないので、序盤にしっかりと試合をコントロールして、相手の勢いのままに先制点を取られることだけは避けたい。

我がチームを見て、気になるのはやはり誰を使ってくるかということ。連勝はしてるけども、9日間で3試合目になる状況で全く同じスタメンで来るだろうか。田坂さんはコンバートが好きな反面、選手起用は比較的いじりたがらない。オレはたまに出てくる選手が活躍するというスポ根的なのが好きということもあり、連戦時のローテーション支持派なので、少しはいじってほしいと思っている。特に試合を活性化させるという意味からも前線はいじってほしい。前節から言ってるけど、復帰後いきなり高松に負荷をかけすぎてると思うんだよね。試合に出られてない選手の悔しい気持ちをチームが苦しい時に発揮してくれれば、チーム力は間違いなく上がる。精神的な緊張を取り払うという意味からもローテーションをやるならホームがいいと思うから、いいタイミングだとは思う。あとは監督次第。

熊本は今季アウェイ5試合で手にした勝ち点はわずかに1。それでなくても今季はバトQ全勝でいくわけだから絶対に勝つ。今まで九州の他クラブに預けに預けた勝ち点は、昇格する今年に全て倍返しにして引き出すための2年越しの戦略なんだ。

熊本だけじゃなく福岡も北九州も、お前らまとめて覚悟しとけよ!全部勝つ!全部だ!
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昇格候補撃破!(10節京都戦)

2012-04-28 09:49:32 | マッチレポート12’
昨晩のうちに記事を書き始めましたが、1週間の疲れと祝勝会で飲んだお酒で激烈な睡魔が襲ってきたのと、浮かれまくった文章しか書けないメンタル状態だったので、やむなく翌日更新です。

正直試合前は怖いイメージしか湧かずに、勝ち点1でもOKとか思ってたことを、勇気を持って90分戦った選手たちに全力で土下座だね。

しばらくゴールが停滞気味だったのが、ここ2試合で5ゴール。復調気味ですな。昨日のゴールはいずれもセットプレーからと評されるんだろうけど、1点目については完全に相手DFラインを崩しきってるよね。意図のあるダイレクトプレーが3つ続いてのゴール。プレビュー記事でも書いたけど、高松とモリシは多くの場面でイメージが共有出来てる。あのシーンもモリシがボールにタッチする前に高松はもう走り出してた。モリシは高松というパートナーを得て、柔らかいプレーに徹し始めてから、怖さが増したと感じる。その周りを活かそうという意識は必ず自らのゴールというご褒美で返ってくるはずだから、そのままがんばてほしい。

タメのボランチがいい。前節の起用を最初に見た時に「永芳がいるのに」と思わなくもなかったけど、ここ2試合のタメの出来を見ると、この起用に頷かざるを得ない。運動量も文句ないし、意外と言ったら失礼かもしれないけど、ボール奪取時の体の使い方もうまい。1点目につながったファールをもらったのも中盤を駆け上がろうとしたタメが奪ったもの。もうオレたちにとっちゃ3年目の選手だけど、考えてみれば高卒ルーキーの年。まだまだ伸びていきそうだし、何にしても早くゴールが欲しいと思うし、本人もそう思ってるでしょう。『28番』の後継者はまだまだこんなもんじゃない。

上位クラブに勝ったのに、順位が一つしか上がらないことに本物の昇格争いに足を踏み入れ始めてることを実感。そんな気持ちになることが嬉しくもあり、怖くもあり。

5連戦のアウェイ2連戦を連勝でスタートさせるという絶好の滑り出しとなったGW。この後は『ホーム』3連戦。5連勝やったるで!
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