Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

引退

2011-06-01 23:14:07 | 走る
サッカーの話ではないです。

以前ほどの熱はなくなってしまったけど、競馬も大切な趣味の一つです。

実家から自転車で10分のところに競馬場がある環境で育ち、中学生の頃からどっぷりと競馬にハマりました。「競馬四季報」と「優駿」を愛し、「ダビスタ」経由で競馬好きになる奴らを軽蔑するようなイケすかないガキでした。そんなガキがいつかは一口馬主でいいから馬主になってみたいという思いを持つのは自然の流れ。

そして08年、初めて自分の馬を買いました。もちろん一口です。長距離血統が好きなのと、長く楽しめるようにと晩成型のダンスインザダーク産駒の牝馬にしました。1ヶ月くらいカタログを眺めながら、どの馬にしようか迷ってた時間は本当に楽しかった。

当時京都に住んでいて、デビュー戦が淀に決まった時はどんだけ親孝行なんだと思ったもんでした。喜び勇んで、友達を連れてデビュー戦を観に行きました。結果は7着。でも馬券では味わえない喜びを確かに実感しました。

その後もハッキリ言って泣かず飛ばずの成績で掲示板に乗るのも数えるほど。もうすぐデビューから1年が経とうとしてる頃、中距離ばかりを走ってたのを苦肉の策かどうかは分かりませんが、突然スプリンター路線に変更。それはないだろと思ってるそばからいきなり2戦連続2着。こんなこともあるのかと改めて競馬の奥深さを知らされた。

そして路線変更後3戦目。ついに勝ちました。未勝利脱出。小倉の未勝利戦だったので、祇園のウインズのモニターの下で一人拳を握りしめてました。いや、もしかすると突き上げてたかもしれない。

その後はどうもレースに100%の力を出せない感じで見るも無残な結果が続きました。そして先日、唐突に届いた引退の通知。寂しいけど、近況を考えるとやむを得ない決断。オレの初めての馬主生活は終わりました。

楽しかったけど、次の馬をまた買おうとは思いません。それなりにお金はかかるし、今は競馬が最大の趣味ではなくなってしまったってこともあるし。これをいい思い出にしようと思う。

この馬にとっての唯一の勝利をプレゼントしてくれたユーイチには感謝してもしきれない。思い返してみると、この馬が一番輝いた未勝利脱出までの3戦全てに跨ってたのはユーイチだった。その後もう一度盛り返せなかったのはユーイチを呼んで来れなかったからじゃないのかななんて思ってもみたり。ユーイチ、ありがとう!

今週は安田記念か。久々に競馬場に行きたくなってきた。
コメント
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