トヨタハイブリッドシステムのデファクトスタンダード化を問う

 昨日は「トヨタとホンダが合併!?」などと云う刺激的なタイトルの記事を書いたら、Upから3時間であの記事だけで200を越すアクセスがあり驚いている郷秋<Gauche>なのだが、タイトルと記事内容の乖離がはなはだしく立腹された方も多かったのではないかと思うと、申し訳の無い気持ちでいっぱいになる。そのお詫びにと云うわけではないが、今日は正真正銘トヨタに関する記事である。

 今日もまた日経が三大紙し先駆けて報じた記事が元ネタである。って、もう手垢にまみれてどこにでも転がっている程度のニュースになってしまってはいるけれど、トヨタがハイブリッドの基幹システムをマツダに供給することになりそうだというニュースだ。

 トヨタは1997年に初代プリウスを発売し、さらに2代目、3代目と、ガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッドエンジン搭載車では世界のトップをひた走っていることは周知の通り。今年になってホンダがハイブリット専用シャーシ・ボディを採用したインサイトを発売し、俄かにトヨタ対ホンダのハイブリッド戦争が勃発したかに云われるが、圧倒的にトヨタ有利な戦いであることは明白である。

 郷秋<Gauche>も実は初代プリウスを時々運転することがあるのだが、ご存知の通りトヨタのハイブリッドエンジンは緩やかな発進時や減速時にはエンジンが停止し、電気モーターだけでの走行、空走時には発電・充電のみの状態になるなど、バッテリーとモーターへの依存度が高いハイブリッドシステムである。

 対するホンダのハイブリッドシステムは、云ってみれば小排気量のエンジンにターボ(あるいはスーパー)チャージャーを装着する変わりに電気モーターでアシストしようと云う、どちらかと云うとガソリンエンジン主体のシステムとなっている。

 単純に燃費だけを比較するとトヨタ方式の効率が良いようにも思えるが、10年10万キロを後にした時の、あるいはクルマにとっての生涯経済性についてはもう少し時間をかけないと判断はできないのではないかと思う。ただ云えるのは、トヨタ方式ハイブリッドの方が生産コストが高いということである。トヨタはインサイト対策(もっと云えばインサイト潰し)のために3代目プリウスに採算を度外視した思い切った価格を付けたわけだが、利益を生むためにはハイブリッドシステムの低コスト化が最も重要な課題になっているのも事実である。

 コストの削減には幾つかの方法があるけれど、最も手っ取り早いのは量産による低廉化である。そしてトヨタはこの手っ取り早い方法を選択した。つまり、マツダにプリウスと同じハイブリットシステムを供給することで量産効果を上げようと云うのである。

 マツダにしても、ものになりそうにも無いフォードとの協業によるハイブリット化よりも、トヨタのハイブリッドシステムを導入すれば短期間で信頼性と利益率の高いハイブリッド車を供給することが出来るようになる。トヨタは量産効果によるメリットを享受することになるが、マツダにとっても無論のこと大きなメリットのある提携なのである。

 そこで今日のタイトルの「トヨタ方式ハイブリッドエンジンのデファクトスタンダード化」である。マツダだけではなく、トヨタとは資本の関係があるスバルがトヨタ方式のハイブリッドエンジンを使うのは時間の問題。小型車中心のダイハツにしても同様である。ガソリンエンジンと電気モーターハイブリッドを飛ばして、いきなりEV(電気自動車)に行ってしまおうという日産と三菱、それと独自路線を進むホンダ以外はトヨタ方式に雪崩打つ可能性もある。

 しかしだ、考えてもみて欲しい。例えばPCのOSであるWindows、更にはワープロソフトや表計算ソフトのWordやExcel、事実上これらが標準(デファクトスタンダード)となってしまったPCの世界の多様性の無さを、つまらなさを。だからこそ、ホンダは頑張らなければいけないのだ。F1を撤退してまで環境問題を重視するとしたのだから。トヨタ方式ハイブリッドの「対抗馬」はホンダハイブリッドしかないではないか。頑張れ、ホンダ!

注:PCに関して云えば、郷秋<Gauche>は当然のようにWindowsユーザーであるが、Macの先進性については一目も二目も置いている。Windowsの牙城を切り崩すことはできないけれど、少なくともPC-OS多様化の一端を担い続けていることは確かである。郷秋<Gauche>もMS-DOSの後、Windows95の登場までの間は、実はMacを使っていたのである。何事においても「多様化」は、実に重要なキーワードなのである。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、一週間前にまだ見頃だった箱根登山鉄道強羅駅近くの線路脇の紫陽花。今年は6月初めからしつこくご覧頂いてきた紫陽花ですが、さすがに今日で見納めです(^^;。
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トヨタとホンダが合併!?

 なんてことは(多分)ないと思うけれど、月曜日の日経朝刊の一面を飾ったキリンとサントリーの経営統合のニュースは、クルマ業界で云えばトヨタのホンダが経営統合するほどの大ニュース。公正取引委員会がこの問題の進展を注視していることでも分かるほどの大事件なのである。
 
 さて、郷秋<Gauche>はサントリーのビールのファンである。財布の軽い郷秋<Gauche>としてはいつもいつも本物のビールを飲んでいるわけにもいかないので普段はマグナムドライを愛飲している。これも勿論美味いのだが、時々飲む(ちょっと悲しい)モルツはやっぱりすごく美味いし、時々々飲む(かなり悲しい)プレミアムモルツはやっぱりさすがに美味いと思う。ただし暑い時、喉が渇いた時に飲むとこの美味さ加減はマグナムドライ>モルツ>プレミアムモルツの順に変わるから不思議なのだが。

 さてさて、郷秋<Gauche>はキリンのビールが嫌いである。別にキリンのビールが不味いと云っている訳ではない。キリンのビールもサントリーのビールに負けないくらい美味い、と思う。でもね、郷秋<Gauche>はあの「一番搾り」と云うネーミングというか、その下にある根性が嫌いなのよ。伝統的にキリンのビールのラベルに描かれている「麒麟」は好きだし、そんな伝統を飲んでいるのだと思うとちょっと豊かな気分にもなるのだが・・・。

 だって、考えてもみて欲しい。「一番搾り」が美味いのは勿論のことだとは思うけれど、一番搾りがあると云うことは、二番搾りや三番搾りがあると云うことでしょう。なのにキリンは「一番搾り」だけを商品名にして売っている。それじゃ二番搾りや三番搾りはどうなっているのかと云うと、判らない。安い発泡酒や「第三のビール」が、実は二番搾りや三番搾りなのだと云うならば、それはそれでよいのだがどうもそうではないらしい。

 ワインには二番搾りや三番絞りが存在する、きっと日本酒にもあるのだと思う。つまりだ、ワインの場合には葡萄を仕込んでワインになったものからワインだけを濾し取る。あとには葡萄のカスが残るのだが、これに水と砂糖を放り込んで置いておくと再び発酵が始まりワインが出来る。これを搾って出来るのが二番搾りワイン。勿論味は一番搾りよりも相当落ちるが、たとえはスペインやポルトガルの、安いけれどそこそこの出来のワインとブレンドすることでそれなりの味のワインを作り上げることが出来る。

 郷秋<Gauche>が普段飲むようなワインの多くはこの手のワインなのだが、たまに飲むそれなりのワインが一番搾りと名乗っているわけではないから、二番搾りを飲んでいることを意識することは無い。むしろ、この値段でこの味のワインを作るのは並大抵のことではないだろうと尊敬の念をもって、美味しく飲ませていただく。それがだよ、何だか結構お高いワインに「一番搾り」なんて書いてあったら、郷秋<Gauche>はワインを飲むたびに「あ~ぁ、俺は搾りカスで作ったワインを飲んでいるんだ」と嫌になること必至である。

 キリンとサントリーが経営統合したからと云って、すぐにモルツがなくなるとか一番搾りがなくなると云うようなことはない。それぞれのブランドの強みを生かしながらより効率の良い経営をしていくことになるのだろう。伊勢丹と三越が経営統合したからと云って、店名が「伊勢越」や「三勢丹」になったりはしないのと同じだ。

 まっ、でもさ、この際だから「一番搾り」は止めてもらいたいと思う郷秋<Gauche>なのだが、もし「一番搾り」を止められないのならば、「一番搾り」よりも50円安い「二番搾り」を堂々と出してみなはれ(「やってみなはれ」の真似)。もし「二番搾り」が出たら郷秋<Gauche>はマグナムドライを止めて「二番搾り」を飲んでやってもいいぞ(^^)。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、昨日に続いて箱根山山中にある「千条の滝」。「せんじょうのたき」と読みます。箱根登山鉄道の小涌谷駅から山道(と云ってもハイキング程度)を10分程歩いたところにあります。脇に立っていた案内板によると、この滝は蛇骨川上流に位置し、苔むした岩肌をつたって流れ落ちるさまは、いく条もの糸のように見え、いつのころからか「千条の滝」と呼ばれるようになりました。とのこと。

 この写真のシャッタースピードは1/3秒。いかに一脚+VRレンズ使用とは云っても無謀な撮影でしたが、このサイズの写真をディスプレイ上で見る限りではほとんどブレを感じさせないのはたいしたものです。って、ニコンのVRレンズがってことですが(^^;。
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100空港時代 ―弟子屈飛行場廃止―

 6月4日に「南北で両極端」と題した小文を書いた。静岡空港開港を報じる日本経済新聞に掲載された「100空港時代 開けぬ視界」と云う記事に触発されて書いたものだが、件の記事には静岡空港が日本で98番目の空港であると書かれていたのであった。

 そのわずか一ヵ月後に今度は「空港、初の廃止」の記事。北海道の弟子屈町立弟子屈飛行場が9月24日で廃止になるのだと云う。静岡空港開港で98になった空港の数か97に戻ることになる。もっとも2010年年3月には茨城空港が開港予定だからまた98となるが、果たして日経の記事タイトル通り100港になるかどうかは怪しいところである。

 弟子屈飛行場は1970年にオープンした、摩周湖や釧路湿原の上空を巡る遊覧飛行のための飛行場であるが2007年度の利用客数は170人と少なく、テロ対策の為に2億円もの投資が必要な金属探知機やゲート設置を求められたことが廃止の決め手となったものである。しかしだ、この狭い日本に98もの空港があったとはまったくの驚きである。

 と、ここまで読まれて「空港」と「飛行場」という言葉の違いは何なのだ?と思われた方がおいでだとすれば、その方は素晴らしい方である。飛行場か空港、どちらかに統一せよと思われたかも知れないし、飛行場と空港はどこが違うのかと思われたかも知れない。

 この飛行場と空港、実は違うものとも云えるし同じものとも云えて、実はなかなか難しい問題なのである。

 飛行場とは航空機、つまり飛行機が離着陸する場所の事を云う。ICAO(国際民間航空機関)の定義では、「旅客、貨物などの輸送に使われ、港のような役割を持つ公共用の飛行場を特に空港と呼ぶ」とされているが、日本の航空法においては航空機の離発着の用に供する施設を飛行場と表記している。

 さらには空港整備法では空港を国際空港路線に必要な第一種空港、主要な国内航空路線に必要な第二種空港、地方的な航空運輸を確保するために必要な飛行場を第三種空港の三種に分けているが、上記三種のどれにも属さない「空港的な飛行場」も存在している。

 「空港的飛行場」の代表が小松空港である。小松空港はジャンボジェット(ボーイング747)も就航する2700mの滑走路を持つ立派な空港であるが、既述の空港整備法が規定する三種の分類に属さないため「その他の飛行場」とされている。法律上の分類では飛行場なのに、空港と詐称しているとも云えるな。

 同様に「その他の飛行場」に分類される空港には丘珠空港、米子空港、徳島空港、三沢空港があるが、いずれも航空自衛隊あるいは米軍との共用の飛行場である。またこれらの空港よりも短い800mの滑走路であるにも関わらず、奥尻、新島、神津島、小値賀、上五島の各空港は第三種空港に分類される立派な空港である。

 ここまで書くとますます混乱してしまうのだが、法律上の明確な規定が無いから仕方の無いことなのである。最も判りやすい言い方としては、飛行場が空港を含む大きな概念であり、その中で民間航空機の定期便が運航されている比較的大きな飛行場を「空港」と呼び、空港以外の定期便が運行されていない規模小さなものが飛行場と理解すれば「ほぼ」間違いないだろうと云うのが郷秋<Gauche>の結論である。

 このような議論は不毛だと思われる方もいるここと思うが、だとすれば、卑しくも日経は「空港、初の廃止」「国土交通省は10日、北海道の弟子屈飛行場を9月24日で廃止すると発表した」などと、用語の説明なしにやれ空港だ、やれ飛行場だと書いたことが非難されてしかるべきである。って、まっ、郷秋<Gauche>としては人の揚げ足を取って楽しむ言葉のお遊びみたいなものなんだけどね(^^;。


 梅雨が明けて一気に暑い夏がやって来た今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もない、先週金曜日に撮影した箱根山中(GP-1が取得したデータによれば、標高611m)の清流。多少なりとも涼やかな風を感じていただければ嬉しいです。
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どうした、ブラウンGP

 トルコGP終了時点では、2009年のチャンピョンはブラウンGP-バトンで決まりだと誰しもが思っていたに違いない。確かに郷秋<Gauche>もそのように思っていたのだが、そうは問屋がおろさないのがF1。イギリスGPでのまさかの大失速は3週間後のニュルブルクリンクでも繰り返された。

 「どうした、ブラウンGP!」と云いたいところだが、冷静に分析するとブラウンGPが失速したのではなく、他チームが力を付けてきたと云うのが正解なのかも知れない。イギリス、ドイツと連続トップチェッカーを受けたレッドブルは勿論のこと、フェラーリはマッサが3位に入るまでになったし、結果は冴えないものとなったがマクラーレンが調子を上げてきていることに疑う余地はない。

 そのブラウンGPも2週間後にハンガリーGPでは大幅にUp DateされたBGP001(Bスペックと呼ぶのか?)を投入すると云われている。ハンガリーGPがますます楽しみになる情報ではないか。

 さて、マーク・ウェバー。F1デビューから初優勝まで最も時間をかけた名誉ある記録は、これまでルーベンス・バリチェロが持っていた参戦125戦目であったが、ウェバーがこれを7戦上回る132戦目で今回の優勝を果たした。バリチェロは、表彰台を逃しただけではなく栄えある記録保持者の座まで奪われ、さぞかし悔しい思いをしていることだろう。

 さて、2週間後のハンガロリンク。モナコじゃあるまいし、どうしてあんな低速のしかも抜けないコースで延々とF1を開催しているのは郷秋<Gauche>にはまったく理解できないが、とにもかくにも2週間後はそのハンガロリンクでのレースである。高速コースのシルバーストンでも中低速コースのニュルブルクリンクでも速かったレッドブルと、大幅に改良されたブラウンGPの対決が楽しみにだぞ。


 例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、先週金曜日の箱根、強羅辺りの紫陽花。首都圏の南部・平野部ではもう終わってしまった紫陽花ですが、箱根まで足を伸ばせばまだまだ楽しめそうですよ。

 ところでこの紫陽花、種類も色もとりどりで実に見事なのですが、かなり急な斜面に植えられているものなのです。同じ手法で見せてくれるのが鎌倉の長谷寺ですね。平らなところに色とりどりの株を植えても見えるのは手前のものだけ。

でも急斜面に植えるとこのように何の工夫も無くレンズを向けただけで彩り豊かな紫陽花が撮れる。自分の家の庭ではなかなか真似の出来るものではありませんが、確かに見せるテクニックではありますね。
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買うか?! Pentax Auto 110 System

 郷秋<Gauche>御用達のカメラ&写真屋さんのWebsiteにPentax Auto 110の中古品がごそっと掲載されていた。
ペンタックス オート110 24mmF2.8付 ランクB 12,000円
ペンタックス オート110 Super 24mmF2.8付 ランクAB 19,000円
ペンタックス 110用 PF18mmF2.8 ランクAB 10,000円
ペンタックス 110用 20-40mmF2.8 ランクAB 28,000円
ペンタックス 110用 50mmF2.8 ランクAB 28,000円
ペンタックス 110用 70mmF2.8 ランクAB 14,000円
ペンタックス 110用 18mmF2.8 ランクAB 18,000円
ストロボとワインダー意外はすべて揃っている。価格はいずれも消費税込み。総額101,000円也。

 その110フィルムがいよいよ風前の灯となって来ている。富士フイルムが今年5月に110フィルム2種(ISO100のカラー、12枚撮りと24枚撮り)の販売を2009年9月をもって終了することを発表していたが、コダックもすでにその製造を中止しており、在庫も今年末辺りで払拭するとのこと。ネット上で検索するとAGFAブランドの110フィルムが入手可能のようだが、いつまで入手可能なのか・・・。と、昨年の11月に書いた

 もし、上記のPentax Auto 110 Systemを大人買いしても、たとえフィルムを買いだめしたとしても使えるのはせいぜいあと2年だろう。欲しいけれど、買うと同時に使えなくなることが判っているものを買うのはなぁ・・・。

どうしても気になると云う方はこちらをご覧あれ


 郷秋<Gauche>は30年前に、Pentax Auto 110にしようかOLYMPUS XAにしようか悩んだ挙句にOLYMPUS XAにした経緯がある。だから今回のような出物があるとついつい手を出してしまいそうになるのだが、ここはグッと我慢。だってね、買ったってフィルムが手に入らないんじゃ使えないからと、自分に言い聞かせる郷秋<Gauche>であった(^^;。
 で、今日の一枚は、Auto 110ではなく、30年前に選んだ方のOLYMPUS XA。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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消えるDタイプレンズ

 一昨日にニコンの新製品発表のロードマップ(本物かどうかは?)が流失した話を書いたが、新しい製品が出るということが同時にその裏では旧製品が姿を消すことをも意味している。

 旧来からのDタイプと現行のGタイプとの最大の違いは絞りリングの有無である。フィルム時代の最後期に登場したGタイプレンズは絞りリングをレンズ本体に装備せず、カメラ本体側のダイヤルで操作するようになっている。だから、Gタイプレンズ登場以前の絞り操作ダイヤルを持たないSLRで使用することはできない(装着は出来るが絞りは開放のままとなる)。

 だから、古いボディにはDタイプ以前のレンズを使用することが必要となる訳だが、そのDタイプレンズが次々と姿を消そうとしているらしい。一昨日に紹介したNikon Rumorsには、Dタイプのマクロレンズ(ニコンでは伝統的に「マイクロ・レンズ」と呼んでいる)4本がその姿を消すらしいことを報じている。

 古いニコン製品をお使いの方には寂しく思われるかも知れないけれど、これも時代の流れと云うもの。現行のSLR(フィルム用のFM10を除く)はすべてGレンズの使用を前提に設計されていることを考えれば止むを得ないことだろう。確かに新品は入手できなくなるかも知れないが、どうしても絞りリングのあるレンズが必要ならそこは50年間マウントを変更しなかったNikkor、中古市場に山ほどある中から気に入ったものを選べばよい。

 例えばベローズを使いレンズをリバース装着してマクロ撮影したいというような場合にはどうしても絞りリングのあるレンズが必要になるけれど、それとてそのような使いからをされる方なら必要なレンズを既にお持ちのことだろう。

 古いものをいつまでも大切に使うことは良いことだし、郷秋<Gauche>も少なからぬ数の30年前のカメラやレンズを持っているが、だからと云ってそれ用に新品のレンズをいつまでも供給して欲しいとは云わない。もしそんなことをしたならば、現行・現役のカメラやレンズの価格にそのための経費が回りまわって上乗せされるからである。

 古いものを使うことが難しくなってくるけれど、工夫しながら使うのも楽しみの内だと諦めるしかないだろう。例えばSPやLPを聞くように、例えばクラシックカーを走らせるように。遠からずガソリンで走る車を楽しむのが難しくなりそうな気もするし、フィルムで写真を撮ることも、もはやそうなりつつあるような気もするけれど、技術の進歩とはそういうものなんだろうな。

注:記事はすべて「デジタル」を前提に書いてるから、「デジタル」あるいは「D」の文字を外し、単に「カメラ」「SLR」と表記している。


 例によって記事本体とはなんの関係もない今日の一枚は、昨日に続いて「箱根もの」。箱根登山鉄道の車窓から見る紫陽花。ご存知の方も多いと思うが、6月から7月にかけての箱根登山鉄道は「あじさい電車」を名乗っている。沿線には一万株の紫陽花があるとのことだが、次から次へと電車スレスレに現れる紫陽花は確かに見ものである。小田原辺りではさすがに盛りを過ぎていたが、山を登るにしたがって美しい紫陽花を見ることが出来る。まだ一、二週間は楽しめそうである。

 写真は運転台から見た紫陽花。小田原を出るときには先頭車両に乗った郷秋<Gauche>であったが、途中でスイッチバックすると一番後ろの乗客となる。上の写真は最後尾の車窓から撮影したものである。
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郷秋<Gauche>、にわか「テツ」になる

 が、所詮にわかはにわかである。ピントを外さないように被写界深度を深く取るためにISOを640に上げて絞りF13。レリーズモードを毎秒6コマの高速連続にセットしこれで万全と思ったが、結果、シャッタースピードが1/125秒になり被写体ブレと、何ともお粗末な結末。普段止まっている風景や草花ばかり撮っている郷秋<Gauche>は、被写体、つまり電車が動くものであることをすっかり忘れていたのでした。だから今日の一枚は電車の写真ではなく、紫陽花の花風景写真(^^;。


 そんなこんなで何ともお恥ずかしい今日の一枚は、箱根登山鉄道の終点駅、強羅駅すぐ手前でのもの。箱根のお山の紫陽花はまだまだ見頃でしたよ。
 掲載してから気がついたのですが、行き先表示が「箱根湯本」になっていますね。終点の強羅駅で折り返しになりますので、乗務員が早めに切り替えていたのでしょう。
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ニコンの明るい「近」未来

 昨日、ニコンの明るい未来を勝手に予測してみた郷秋<Gauche>だが、今朝Nikon Rumorsを見てびっくり。ペンタックスがよくレンズの開発・発売状況のロードマップを公開しており、後悔することは無いのかと心配していたのだが、Nikon Rumorsにニコンの2009-2010年の新製品発売のロードマップが掲載されていたのである(勿論正規の情報ではなくリークしたもの)。

 どれ程正確なものなのかはわからないが、取り分け郷秋<Gauche>の興味を引いたのは、昨日も書いた、FXとDXの差別化である。8月はじめにD300sが登場するのはもはや既定の事実のようであるが、2010年のQ2、つまり第2四半期だから4-6月にはD400が登場するとされている。D300sはわずか10ヶ月足らずの命と云うことのようだ。まるでD70sのようだな。

 ただし、2010年のQ2に登場するD400はD300sの正常進化版、つまりAPS-Cセンサーを持つD300の正当な後継機となるようである。現状の付番状況からすると同じD三桁なので区別が紛らわしいが、700以上がFX機(フルサイズセンサー搭載)で、それ未満がDX機(APS-Cセンサー搭載)となるようである。

 また、意外なこと2010年にはかなりの数のDXセンサー対応レンズが登場すると云うのがNikon Rumorsの情報だが、レンズ交換式ミラーレス機につながる様な情報はほとんど掲載されていない。気になるとすればQ3に登場するとされている「P1DX」だな。Nikon Rumorsには「Compact camera with 12.3MPx sensor」と書かれている。果たしてこれがレンズ交換方式なのかどうかということだ。

 と云うことで、これ以上の情報はNikon Rumorsを読み込んでもらうことにしよう。あつ、勿論英語です(^^;。


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、柏葉紫陽花(かしわばあじさい)。普通の紫陽花とは同科同続ですが、見た目の印象は随分違います。因みに葉が柏のように分裂していることからの命名ですね
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ニコンの明るい未来

 デジカメWatchに、技術畑出身でありながらここ数年執行役員としてニコンの経営の一翼を担い、6月1日付けで顧問兼ニコンフェローとして映像カンパニーに後藤研究室を設立した後藤哲朗氏に対するインタビュー記事が掲載されていたが、その記事はニコンの将来が実に明るいものである事を感じさせるのに十分な内容であった。

 要約して転載をとも考えたが、引用が長くなると著作権の問題も生じ、かつ、氏の発言の意図が正確に伝わらないことも考えられるのでデジカメWatchの記事を直接お読みいただきたい。

 インタビュアーは今後のニコンSLR及び新しいスタイルのカメラに対する後藤氏のコメントを引き出すために、インタビュー時点では発表されたばかりのミラーレスのレンズ交換式カメラ、オリンパスE-P1を度々引き合いに出している。執拗と云っても良いほどにE-P1を引き合いに出すのには理由がある。時代の一つの流れがレンズ交換が可能なミラーレスカメラであることは明らかであり、もしニコンがこの流れに乗るとすると、50年続けてきた「Fマウント」に変化が生じる可能性があるからである。

 ミラーレスになれば当然フランジバック(レンズ交換式カメラにおけるレンズマウント面から、撮像素子面までの距離)が短くてよいことになるから、ミラーレスカメラ用のレンズは当然すべて新設計となる。そうなれば、同時に数々の技術的難題を克服しつつ50年の伝統を築いた「Fマウント」が変更される可能性が高いのである。

 もしニコンがレンズ交換式ミラーレスカメラに手を染めるとすれば、ミラーとレフレックス機構を持つ従来型SLRはフルサイズセンサーを用い、レンズ交換式ミラーレスカメラ用にはイメージサークルが小さくて済む、つまりは軽量コンパクトなボディとレンズの設計が可能になるAPS-Cサイズのセンサーを使うのではないだろうか。つまりフルサイズとAPS-Cの使い分けである。

 レンズ交換式ミラーレスカメラ用には新規格のマウントを導入し新設計のレンズを用意するが、現在のAPS-Cセンサー搭載SLR専用のDXレンズを利用するためのアダプターも用意する。オリンパスE-P1と同様に従来型(DX及びFX)レンズがアダプターを介してミラーレスカメラに装着可能となる。廉価版SLRは現行通りAPS-Cセンサーを搭載しDXレンズを継続して使用する。

 フルサイズセンサー搭載のSLRもまったく新しいマウントとなるが当然マウント径が大きくなるから、こちらもアダプターを使用することで旧来からのFマウントレンズ(主としてFXレンズとなるが、クロップ機能を使用すればDXレンズを焦点距離1.5倍相当のレンズとして使用することも出来る)も利用が出来るようになることだろう。と、勝手に妄想してみたが、いかがだろうか(^^;。

注:今日の記事はすべて「デジタル」を前提に書いてるから、「デジタル」あるいは「D」の文字を外し、単に「カメラ」「SLR」と表記している。


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、梅雨の晴れ間に森の畑を耕す図。
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エアコンのドレイン水は汚い?!

 エアコンを使うと、室内(車内)の空気が冷却気に付けられたフィンで冷やされて凝集し、水が垂れてくる。除湿機も同様であるが、この凝集して垂れてきた水は、綺麗なものだと郷秋<Gauche>ずっと思っていた。空気中の純粋な水分だけが凝結するのだから混じりけの無い綺麗な水なのだと思っていたが、どうやらこれは思い違いであったようである。今日、読んでいた季刊誌「考える人」2009年夏号181ページにはこう書いてあった。

 「(前略)この連載の一連の取材で、パナソニックのエアコンのしくみについて聞いたとき、エアコンから排出される水は雑菌が凝縮されていてとても飲料にはならない、植物にもあげることはできない(「あげる」は謙譲語のはず。だからここは「やる」でよいはずである。って、うるさい?)(後略)」と書かれていた。

 エアコンの排出水って、植物にもやれないほど汚いの?ちょっとびっくり!郷秋<Gauche>の家、もっと正確に云うと郷秋<Gauche>の部屋に洗濯物を干すときには必ず除湿機をOnにする(カメラとレンズを湿気から守るためである。一応保湿庫には入れてあるが、通常以上の湿気を生じそうな場合には対応策として除湿機を運転する)。

 除湿機を運転すると冬場はそれほどでもないのだが、梅雨時から夏場にかけては一晩に2Lもの水が溜まる。電気を使って作った(出来た)水を捨てたのではもったいないと思い、室内においてある植物にもやったし、カルキ分が無いだろうからとメダカの鉢にも入れた。

 このところ、植物の元気が無くなったりメダカの数が少なくなったような気がしていたのだが、原因は雑菌だらけの除湿機の排水をやったからなのだろうか。何故冷却機のフィンで冷やされて凝結した水が汚いのか、郷秋<Gauche>には理解できないぞ。ましてやそれが植物にさえも良くないとは!


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、いつもとはちょっと違う「トトロの切通し」。
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プリウス強し

 日本自動車販売協会連合会が発表したところによると、6月の車名別新車販売ランキングでトヨタのプリウスが22、292台で、ワゴンRの16,185台、ムーヴの14,935台を押さえて堂々のチップチェッカー、じゃなかったトップセールスを記録したとのこと。

 でも、これだけプリウスが売れているということは、云ってみれば街中プリウスだらけと云うのか、自分が乗っているのと同じ色のプリウスに遭遇するチャンスも極めて高いということだ。女性なら、隣なりの人が自分と同じバッグを持っていて恥ずかしかったとか嫌だったとか、男なら同じネクタイを締めている人を見て引いたという経験があるかも知れないが、クルマでそれってどんなものだろうか。

 郷秋<Gauche>が306に乗っていた頃は、特に郷秋<Gauche>の306最晩年にはN3の306とすれ違うことが少なくなっていたから、たまにすれ違うと手を振りたくなるまでではないにしても嬉しいものだったが、プリウスの場合はちょっと違う気がする。ユニクロの同じTシャツを着ていたりすることを「ユイかぶり」と云うらしいが、同じプリウスと並んだら「プリかぶり」? 郷秋<Gauche>だったらそう云うの、いやだなぁ・・・。


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、今時分あちらこちらの庭で見かける花。うぅ・・・ん、なんていいましたっけ、この花。思い出せない・・・。
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中学で運動会?無いのが常識、福島県

 中学校では運動会・体育祭はない--。取材拠点にしている福島県郡山市でそう聞き、埼玉県出身の記者は驚いた。その反応に「えっ! 全国ではあるのが普通なの?」と逆にびっくりされた。中学校に運動会がないのが当たり前と思っている福島県民は多いかも。中学校の運動会事情を調べてみた。(以上、6月3日Yahoo! news掲載の読売新聞より)

 うん十年前のことを無理やり思い出してみた。小学校ではあった。でも、中学校では運動会はやっぱり無かったような気が、してきた。運動会は無かったけれど、阿武隈川の川原まで歩いて行っての「芋煮会」はあったぞ。

 全国的には中学校でも運動会があるのが「普通」らしいが、福島県では無いのが「普通」。日本の常識、福島の非常識。福島の常識、日本の非常識。同じ国の中でも県が変われば常識も変わるという例の一つだな。

 さて、我が愚息の時にはとうだったかと思うのだが、一向に思い出せない。小学校の時には確かにあった。弁当とビデオカメラを持って出かけたものである。でも、長男坊の時にも次男坊の時にも、中学校の時にはそのような記憶は無い。運動会ではなく、生徒だけで平日に行われる「体育祭」だったのかも知れないな。


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、咲き始めた夏の花、凌霄花(のうぜんかずら)。郷秋<Gauche>この花を見ると梅雨の終わり、本格的な夏の始まりを感じます。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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BMWとダイムラーが提携?!

 びっくりなニュースである。BMWがダイムラー(メルセデス)と提携って、例えばシャーシやエンジンを共同開発するってこと?例えばBMWの530とメルセデスのE350とが同じシャーシと同じエンジンだったりするようになるってことだろうか。

 同じシャーシとエンジンでも、彼らならBMWはよりBMWらしいBMWを、メルセデスはよりメルセデスらしいメルセデスを創ってみせるんだろうけれど、なんだかなぁ・・・。


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、すみよしの森の畑を耕す図。
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国交省、遅いよ!

 今日の新聞各紙に「ハイブリッド車、静か過ぎ」「接近気付かず危険」「国交者が検討委員会を設置」などのタイトルを掲げた記事が掲載されたが、この問題なら郷秋<Gauche>はもう一年近く前に取り上げているぞ。えっへん(^^)。

 クルマに「最低騒音」義務付け?がその記事。

 詳しくは上の記事を読んでいただきたいが、昨年3月にはアメリカ・メリーランド州でクルマの騒音の最低レベルを設定する法案が州議会を通過しているし、ロータス・エンジニアリングは、クルマ用の騒音発生装置、『セーフ&サウンド』を開発済みである。

 国交省の取り組みがいかに遅いと云うもはもちろんだけれど、問題になる可能性があっても動かない、問題になって暫くたってからしか動かないという、行政全体gとして捉えるべきの問題なんだろうな。


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、すみよしの森の切り通しから見る農機具小屋。これまで、こんな無粋な農機具小屋がなければいいのにと思い続けていたが、先日はどうしただろうか、違って見えた。足場用のパイプを組んで屋根を乗せただけの、確かに無粋な小屋ではあるが、この森のこの場所にはなくてはならないもののように思え、夢中でシャッターを切った。
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ホンダとトヨタ

 世界中の自動車メーカーが不振にあえいでいる。「売れる」ハイブリッドカーを持っているホンダとトヨタの二社はその中でも傷の浅い企業であり、世界の自動車メーカーの中でも最も速く回復を遂げるだろうと目されるが、それでも両社が大きな危機感を持っていることには違いはない。

 その現われの一つとして、ホンダは昨年12月、F1からの撤退を発表した。後になってからの噂ではあるが同時期にトヨタでもF1からの撤退が検討されていたという。つまり共にF1撤退を検討したわけだが、結果としてホンダは去り、トヨタは残る道を選んだ。そして2009年F1シーズンは開幕した。

 それから4ヶ月、シーズンを折り返す時期になり今度はトヨタがF1開催からの撤退することが報道された。この問題は半年前から度々噂が上がり、その度にトヨタ側が否定することを繰り返していたが、ついにトヨタ自らが撤退を発表することになったようである。

 ホンダは自らのチームが勝ち名を上げる道を捨てながらも、鈴鹿でのF1開催を継続する道を選んだ。自らの利益よりもスポーツとしてのF1、文化としてのF1を育てる道を選んだのである。世界最大の自動車メーカーとなったトヨタは、スポーツとしてのF1、文化としてのF1を育てる責務を放棄しながら、自らのチームで勝ち名乗りを上げるという自社の利益を優先する道を選んだ。

 この違いの出所を云い当てることは簡単である。2008年シーズンのホンダは勝利から一番遠いところにあったのに対して、トヨタは2009年には勝てるかも知れない位置にいたからである。しかしだ、郷秋<Gauche>はここでもう一つの理由をあえておきたい。それは両社のF1参戦の理由あるいは目的の違いである。

 ホンダは会社設立のその時から、誰よりも速く走りたいという願いを持っていた。おそらくそれは今も未来もホンダが持ち続けるDNAである。ホンダは走りたいのである。しかも誰よりも速く。たとえ自分が走れなくとも、そのためだけに美しくデザインされたクルマがコンマ1秒でも速く走る姿を見ていたいのである。そこに「採算」と云う言葉が入り込む余地はない。

 トヨタはと云えば、明らかに自社のマーケティング戦略に基づくF1参戦である。F1で勝てば世界中が注目する。国内においては取り分け弱い若年層に訴求する。F1で勝てば自社のクルマ売れるから。それがトヨタのF1参戦の唯一理由である。豊田章男氏がニュルブルクリンクを走ってみたところで、企業として常に利益が最優先される体質が変わるわけではない。だからこそトヨタは世界一のメーカーになれたわけだが、郷秋<Gauche>が応援したいのは、絆創膏や擦り傷があちこちにあっても、世界一にはなれなくても、やっぱり、やんちゃなホンダだな。


 例によって記事本文とは何の関係も無い今日の一枚は、緑濃いなるせの森の尾根道を行く軽トラック。
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