唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
「背びれ」、断固反対!
F1はモータースポーツの最高峰。世界で一番速いマシン(注)を、世界最高のドライバーが操り、世界最高のレースを繰り広げる。F1は速くて美しいスポーツである。速いマシンは美しく、美しくなければF1を戦う資格はない。だから、「背びれ」を付けたレッドブルRB4はF1を戦う資格はない。あの余りにも醜い空力デバイスは、即刻禁止すべきである。
「背びれ」を付けたレッドブルRB4がヘレステスト3日目に最速タイムをマークしたことから、速くさえあれば、たとえ醜くても真似しかねない、F1の世界に住む魑魅魍魎がその気になる前に、手遅れになる前に、あの醜い「背びれ」は禁止せねばならない。
冷静に考えれば、ハイスピードコースでは効果がありそうな気がするけれど、例えば富士のような長いストレートのブレーキングポイント直前で、急に横風が吹いてきたらどうなるんだろうかと、空力に専門家じゃない郷秋<Gauche>は心配だぞ。ただし、あのウイングは、スポンサー各位には好評をもって迎えられるかも知れないな。だって、あそこに企業名を書き付ければ、目立つこと請け合いだもの。
注:ストレートだけなら、ル・マン用マシンのようにF1よりも速いマシンも存在する。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、雪の日の公園。
「背びれ」を付けたレッドブルRB4がヘレステスト3日目に最速タイムをマークしたことから、速くさえあれば、たとえ醜くても真似しかねない、F1の世界に住む魑魅魍魎がその気になる前に、手遅れになる前に、あの醜い「背びれ」は禁止せねばならない。
冷静に考えれば、ハイスピードコースでは効果がありそうな気がするけれど、例えば富士のような長いストレートのブレーキングポイント直前で、急に横風が吹いてきたらどうなるんだろうかと、空力に専門家じゃない郷秋<Gauche>は心配だぞ。ただし、あのウイングは、スポンサー各位には好評をもって迎えられるかも知れないな。だって、あそこに企業名を書き付ければ、目立つこと請け合いだもの。
注:ストレートだけなら、ル・マン用マシンのようにF1よりも速いマシンも存在する。
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中嶋、ピケを抑える
ロータス・ホンダを駆る中嶋悟が、ウィリアムズ・ホンダのネルソン・ピケを上回るタイムを出した、と言うわけでは勿論ない。
ヘレステスト初日(ウィリアムズとレッドブルにとしては2日目となる)、ルノーをドライブするネルソン・アンジェロ・ピケの1'19.660に対し、ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴がコンマ059上回る1'19.601を記録したというニュースである。(元ネタはこちら)
2世ドライバーが活躍する近年のF1だが、フジテレビが全戦中継を開始した1987年からF1を見てきている身としては、中嶋、ピケと言う名前を聞くと、どうしても悟や父ネルソンを思い浮かべてしまう。当時は、中嶋悟がピケやプロストと同じトラックを走る事が、まるで奇跡のように思われたが、その息子はそれが当たり前のことであるかのように疾走する。本田宗一郎や中村良夫がこの様を見たら、さぞや驚くことだろう。
ホンダだけであった日本のチームが3つになり、日本人ドライバーも3人。ホンダ第一期挑戦から数えると44年、ターボエンジンを引っさげてホンダがF1に戻った1983年から25年。F1の世界に「日本」がようやく根付いて来たかに見えるが、次の目標は表彰台の一番高いところに日本人が上がることだな。それを成し遂げるのは果たして中嶋一貴世代なのか、夢は更に次の世代に託されるのか。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、雪をのせた柿の老大木。写真はトトロの切り通し越しに撮影したものです。
ヘレステスト初日(ウィリアムズとレッドブルにとしては2日目となる)、ルノーをドライブするネルソン・アンジェロ・ピケの1'19.660に対し、ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴がコンマ059上回る1'19.601を記録したというニュースである。(元ネタはこちら)
2世ドライバーが活躍する近年のF1だが、フジテレビが全戦中継を開始した1987年からF1を見てきている身としては、中嶋、ピケと言う名前を聞くと、どうしても悟や父ネルソンを思い浮かべてしまう。当時は、中嶋悟がピケやプロストと同じトラックを走る事が、まるで奇跡のように思われたが、その息子はそれが当たり前のことであるかのように疾走する。本田宗一郎や中村良夫がこの様を見たら、さぞや驚くことだろう。
ホンダだけであった日本のチームが3つになり、日本人ドライバーも3人。ホンダ第一期挑戦から数えると44年、ターボエンジンを引っさげてホンダがF1に戻った1983年から25年。F1の世界に「日本」がようやく根付いて来たかに見えるが、次の目標は表彰台の一番高いところに日本人が上がることだな。それを成し遂げるのは果たして中嶋一貴世代なのか、夢は更に次の世代に託されるのか。
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ライバルは少ない方が良いのか?
F1-Live.comによれば、新生フォース・インディアは、前身であるスパイカーが提訴した、カスタマー・シャーシ問題に関する裁判を引き継ぐつもりのようである。
カスタマー・シャーシ問題は、スーパー・アグリとトロ・ロッソの2007年用(そして2008年用も)マシンが、それぞれホンダとレッドブルのマシンのコピーであり、これらのマシンを走らせることはコンコルド協定により認められないというものである。
しかし、SA07とSTR2の各2台は2007年のすべてのレースに出走し、それぞれ8ポイントと4ポイントを獲得し、これが正式なリザルトとされている。
カスタマー・シャーシの使用が認められる事が一度は公にされ、これを前提にプロドライブがF1に打って出ると噂されたが、プロドライブのF1デビューは敢え無く頓挫。この最大の理由が「カスタマー・シャーシの使用が認められない」からだというのが大方の見方であるが、一方、ホンダあるいはレッドブルのマシンに酷似していると思われるスーパー・アグリとトロ・ロッソの2008年用マシンはFIAのクラッシュ・テストにも合格し、いずれもエントリーリストに加えられている。
カスタマー・シャーシ問題はグレーゾーンどころかブラックボックスの中にあり、我々一般のファンにはまったく理解できない判断がされているのである。フォース・インディアのチーム代表であるコリン・コレス氏はスーパー・アグリとトロ・ロッソに対して、法的処置を継続する考えであるあることを強調しているようだが、勝手にするがいい。
それより大きな問題は、フォース・インディアの関係筋が語る、「選べるとするのなら、もちろん、われわれは彼らに抜けて頂きたい。競争は少なくなればなるほど、いいものだ」にある。
果たして競争は少ないほど良いのか。2005年のアメリカGPを思い出し欲しい。たった6台、6人のドライバーで争われたGPを、グランプリとして認められるだろうか。スポーツとして認められるだろうか。勿論、否である。
たった6台、ライバルのいないレースで、フォース・インディアの前々身であるジョーダンチームは3位と4位を獲得し、ティアゴ・モンテイロは表彰台の一角(3位)を得、インド人初のF1ドライバー、ナレイン・カーティケヤンは4位入賞し、彼のF1における唯一のポイントを得ている。
フォース・インディアは自らのライバルになるであろうチームを引きずり下ろして、2005年のアメリカGPの再現を夢見ているのであろうか。
F1はスポーツである。より多くのチームが、公正なルールに基づき、スポーツマンシップに則り行われたレースに勝利してこそ価値がある。F1はショーではなくスポーツである。私たちは、法廷での戦いなど見たくはない。FIAによりエントリーが認められたすべてのチームとそのドライバーが、コース上で死力を尽くすレースを私たちは見たいのである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、雪の中で開花の時を待つ谷戸の一本梅。
カスタマー・シャーシ問題は、スーパー・アグリとトロ・ロッソの2007年用(そして2008年用も)マシンが、それぞれホンダとレッドブルのマシンのコピーであり、これらのマシンを走らせることはコンコルド協定により認められないというものである。
しかし、SA07とSTR2の各2台は2007年のすべてのレースに出走し、それぞれ8ポイントと4ポイントを獲得し、これが正式なリザルトとされている。
カスタマー・シャーシの使用が認められる事が一度は公にされ、これを前提にプロドライブがF1に打って出ると噂されたが、プロドライブのF1デビューは敢え無く頓挫。この最大の理由が「カスタマー・シャーシの使用が認められない」からだというのが大方の見方であるが、一方、ホンダあるいはレッドブルのマシンに酷似していると思われるスーパー・アグリとトロ・ロッソの2008年用マシンはFIAのクラッシュ・テストにも合格し、いずれもエントリーリストに加えられている。
カスタマー・シャーシ問題はグレーゾーンどころかブラックボックスの中にあり、我々一般のファンにはまったく理解できない判断がされているのである。フォース・インディアのチーム代表であるコリン・コレス氏はスーパー・アグリとトロ・ロッソに対して、法的処置を継続する考えであるあることを強調しているようだが、勝手にするがいい。
それより大きな問題は、フォース・インディアの関係筋が語る、「選べるとするのなら、もちろん、われわれは彼らに抜けて頂きたい。競争は少なくなればなるほど、いいものだ」にある。
果たして競争は少ないほど良いのか。2005年のアメリカGPを思い出し欲しい。たった6台、6人のドライバーで争われたGPを、グランプリとして認められるだろうか。スポーツとして認められるだろうか。勿論、否である。
たった6台、ライバルのいないレースで、フォース・インディアの前々身であるジョーダンチームは3位と4位を獲得し、ティアゴ・モンテイロは表彰台の一角(3位)を得、インド人初のF1ドライバー、ナレイン・カーティケヤンは4位入賞し、彼のF1における唯一のポイントを得ている。
フォース・インディアは自らのライバルになるであろうチームを引きずり下ろして、2005年のアメリカGPの再現を夢見ているのであろうか。
F1はスポーツである。より多くのチームが、公正なルールに基づき、スポーツマンシップに則り行われたレースに勝利してこそ価値がある。F1はショーではなくスポーツである。私たちは、法廷での戦いなど見たくはない。FIAによりエントリーが認められたすべてのチームとそのドライバーが、コース上で死力を尽くすレースを私たちは見たいのである。
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フェラーリ好調、トヨタは・・・
バーレンテスト5日目(後半2日目)が終わったが、フェラーリは相変わらず好調のようである。ライッコネンはオイル漏れ、マッサはエンジントラブル(原因不詳)により一時テストを中断しているが、それでもライッコネンはバーレンテスト前半に記録した1'30.917をコンマ902上回る1'30.015を記録している。
同じくバーレンでテストを続けているトヨタはと言えば、トゥルーリが1'30.944を記録。このタイムはバーレンテスト前半にライッコネンが記録した1'30.917に迫るタイムであり、またティモ・グロックもトゥルーリのコンマ3遅れと、まずまずのタイム。
トヨタもこの調子でセットアップが進めば、開幕戦からトップ2に次ぐ位置で戦えるわけだが、これまでの実績からは、残念ながら余り期待出来ない。トヨタは例年開幕前には好タイムを出しているのだが、シーズンが始まると鳴かず飛ばずの状態が続くと言うのがパターンになっているからである。さすがにこの辺りで悪しき伝統を断ち切らねばならないトヨタである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、雪中の白菜。
☆☆☆
昨日、雪の恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
同じくバーレンでテストを続けているトヨタはと言えば、トゥルーリが1'30.944を記録。このタイムはバーレンテスト前半にライッコネンが記録した1'30.917に迫るタイムであり、またティモ・グロックもトゥルーリのコンマ3遅れと、まずまずのタイム。
トヨタもこの調子でセットアップが進めば、開幕戦からトップ2に次ぐ位置で戦えるわけだが、これまでの実績からは、残念ながら余り期待出来ない。トヨタは例年開幕前には好タイムを出しているのだが、シーズンが始まると鳴かず飛ばずの状態が続くと言うのがパターンになっているからである。さすがにこの辺りで悪しき伝統を断ち切らねばならないトヨタである。
昨日、雪の恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
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チタシオン・ムスタングって?
FMotorsports F1によれば、F1 2008年シーズンのルーキー、ネルソン・ピケ Jr. (ネルソン・アンジェロ・ピケ)に、『TAMブラジル航空』のルイ・トーマス・ド・アキノ社長から贈ら『チタシオン・ムスタング』というビジネスジェットのキーが贈られたのとのこと(機体そのものがプレゼントされたのか、占有的に利用する権利がプレゼントされたのかは不明)。
ちょっと待て、『チタシオン・ムスタング』っていったい・・・。試しにGoogleで、検索してみたが、FMotorsports F1の記事しか引っかからないぞ! Yahoo!で検索してみたが、引っかかるのはやっぱりFMotorsports F1の記事だけ!! そりゃそうだ。『チタシオン』じゃなくて、『サテーション』だもの。
FMotorsports F1に添えられた小さな写真に『Citation Mustang』と説明が添えられていた。FMotorsports F1の記事の頭には、「ドイツの『DPA』通信が報じたところによれば」とあるが、Citationはドイツ語読みにしても『チタシオン』ではないような気が・・・。いずれにしても、ここはやっぱり『サテーション』と書かないとわからんだろう!
注:『Citation Mustang』についてはこちらを参照いただきたい。
『Citation Mustang』はセスナ社が製造するビジネスジェットの中でも特に小型のもの(VLT(Very Light Jet)と呼ばれるカテゴリーで、ホンダジェットもこのカテゴリーである)であるが、それでも価格はおおよそ260万ドル(日本円で2億8000万円程度)。2億8000万円って、フェラーリ599、10台分、マイバッハ62S、5台分程の価格だとするとバーゲンのように思えるけれど、ミニ・クーパーSが100台買えると思うと、やっぱり高いぞ。
しかしだ、ブラジルの大先輩、バリチェロやマッサを差し置いて、F1ではまだ1度だってレースを走っていない新人に、ビジネスジェットをプレゼントするって、郷秋<Gauche>的にはまった理解できないぞ。まっ、ネルソン・ピケ Jr.へのプレゼントと言うよりは、パパ・ネルソンへの投資なのかも知れないな。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、横浜の雪の朝、午前9時半。前夜に降った雪も、日当たりの良い場所ではもう融けだしていました。
ちょっと待て、『チタシオン・ムスタング』っていったい・・・。試しにGoogleで、検索してみたが、FMotorsports F1の記事しか引っかからないぞ! Yahoo!で検索してみたが、引っかかるのはやっぱりFMotorsports F1の記事だけ!! そりゃそうだ。『チタシオン』じゃなくて、『サテーション』だもの。
FMotorsports F1に添えられた小さな写真に『Citation Mustang』と説明が添えられていた。FMotorsports F1の記事の頭には、「ドイツの『DPA』通信が報じたところによれば」とあるが、Citationはドイツ語読みにしても『チタシオン』ではないような気が・・・。いずれにしても、ここはやっぱり『サテーション』と書かないとわからんだろう!
注:『Citation Mustang』についてはこちらを参照いただきたい。
『Citation Mustang』はセスナ社が製造するビジネスジェットの中でも特に小型のもの(VLT(Very Light Jet)と呼ばれるカテゴリーで、ホンダジェットもこのカテゴリーである)であるが、それでも価格はおおよそ260万ドル(日本円で2億8000万円程度)。2億8000万円って、フェラーリ599、10台分、マイバッハ62S、5台分程の価格だとするとバーゲンのように思えるけれど、ミニ・クーパーSが100台買えると思うと、やっぱり高いぞ。
しかしだ、ブラジルの大先輩、バリチェロやマッサを差し置いて、F1ではまだ1度だってレースを走っていない新人に、ビジネスジェットをプレゼントするって、郷秋<Gauche>的にはまった理解できないぞ。まっ、ネルソン・ピケ Jr.へのプレゼントと言うよりは、パパ・ネルソンへの投資なのかも知れないな。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、横浜の雪の朝、午前9時半。前夜に降った雪も、日当たりの良い場所ではもう融けだしていました。
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郷秋<Gauche>スタイル
F1に関する記事の後に墓石の写真って、ビックリされた方も多いことかと思いますが、記事本体(エントリ)と写真に何がしかの関連があるのはむしろ例外で、記事本体とその下に掲載されている写真とは「何の関係もない」と言うのが、郷秋<Gauche>の独り言>の基本的なスタイルなのです。
良く言えば「一粒で二度美味しい」、と言うことになりますが、「F1と墓石って、いくらなんでも・・・」と思われた方には申し訳ないのですが、郷秋<Gauche>としてはこのスタイルが一番しっくりいくものですから。悪しからず、お付き合いください(^^;。
良く言えば「一粒で二度美味しい」、と言うことになりますが、「F1と墓石って、いくらなんでも・・・」と思われた方には申し訳ないのですが、郷秋<Gauche>としてはこのスタイルが一番しっくりいくものですから。悪しからず、お付き合いください(^^;。
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つい、勘違い
テストにまったく姿を現さないスーパー・アグリ。話題といえば経営難と買収の噂ばかりで、ついついマシンの開発もストップしているものと思い込んでしまっていたぞ。考えてみれば、開幕戦まであと1ヵ月しかないんだから、そんなわけはない。
SAF1の2008年型、マシンのモノコックがFIAのクラッシュ・テストに合格したというニュースが飛び込んできた。当然、チームは着々と開幕戦を目指した準備を進めていたわけだ。しかし、SA08と呼ばれることになるであろうマシンが、実はSA07Bなのか、はたまたRA107Bなのかは、依然として謎である。
2月19日(火)から始まるバルセロナテストには琢磨と共にSA08とが登場するものと思われるが、果たしてオーストラリアGPのスターティンググリッドにスーパー・アグリF1のSA08が、その名前で並ぶ事が出来るのかどうか、今しばらくは小出しにされる情報に注目の要がありそうである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、昨日に続き、すみよしの森の墓所にある墓石。
今日ご紹介する墓石は、「延宝八庚申年」(1680年、江戸時代初期)の文字を読み取る事が出来る。私が恩田の森で見たものの中では一番古い墓石である。
いま、私たちが整備された墓地で見かける墓石の多くは女性の背丈ほどの縦長四角柱のものだが、恩田の森で見かける古い墓石はいずれも高さ4~50センチの小さなものばかりである。そして、その中の3割ほどのものに、稚拙ではあるが仏さまの像が掘り込んである。
今では、地蔵などの石仏と墓石は別のものであるが、江戸時代には仏さまの像を掘り込んだ墓石が一般的であったのか。多少なりとも豊かな家にあってなのか、あるいは亡くなった人への特別な想いからなのか。
SAF1の2008年型、マシンのモノコックがFIAのクラッシュ・テストに合格したというニュースが飛び込んできた。当然、チームは着々と開幕戦を目指した準備を進めていたわけだ。しかし、SA08と呼ばれることになるであろうマシンが、実はSA07Bなのか、はたまたRA107Bなのかは、依然として謎である。
2月19日(火)から始まるバルセロナテストには琢磨と共にSA08とが登場するものと思われるが、果たしてオーストラリアGPのスターティンググリッドにスーパー・アグリF1のSA08が、その名前で並ぶ事が出来るのかどうか、今しばらくは小出しにされる情報に注目の要がありそうである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、昨日に続き、すみよしの森の墓所にある墓石。
今日ご紹介する墓石は、「延宝八庚申年」(1680年、江戸時代初期)の文字を読み取る事が出来る。私が恩田の森で見たものの中では一番古い墓石である。
いま、私たちが整備された墓地で見かける墓石の多くは女性の背丈ほどの縦長四角柱のものだが、恩田の森で見かける古い墓石はいずれも高さ4~50センチの小さなものばかりである。そして、その中の3割ほどのものに、稚拙ではあるが仏さまの像が掘り込んである。
今では、地蔵などの石仏と墓石は別のものであるが、江戸時代には仏さまの像を掘り込んだ墓石が一般的であったのか。多少なりとも豊かな家にあってなのか、あるいは亡くなった人への特別な想いからなのか。
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フォース・インディア初見参
スパイカー改め、フォース・インディアF1チームが新車VJM01を発表した。マシン名の『VJM-01』はフォース・インディアのオーナー、ヴィジャイ・マルヤ氏の名前からの命名とのことであるが、実態は2007年型のスパイカー『F8-VII』を、2008年のレギュレーションに合わせただけのものであろう。
そのフォース・インディアVJM01のカーラーリングが、なんと白に金。金は南アフリカのナショナルカラーではなかったかと思うのだが・・・。
1964年、ホンダがRA271でF1に打って出た時のこと。本田宗一郎はこのマシンを金色に塗らせていたのだが、FIAから、金色は南アフリカ共和国のナショナルカラーであることから、金のRA271では出走を認めないことが言い渡される。
結局、アイボリーに日の丸を書くことで落ち着き、その後、「白に赤のアクセント」が日本のナショナルカラーとして定着する。2008年のホンダF1は白にアースカラーであるが、スーパーアグリとトヨタが、赤と白のカラーリングをマシンに施しているのは、この伝統に則ったものである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、昨日に続き、すみよしの森の墓所にある墓石。
今日ご紹介する墓石は、「智秀童女」という戒名と、逝去の日であろう「寛政六寅年八月十一日」(1794年、江戸時代後期)をはっきりと読み取る事が出来る。「智秀童女」という戒名は、本来の意味(狭義)での戒名「智秀」に「童女」という位号が与えられたもの。余程聡明な子であったのだろ。そんな戒名が、愛する娘を失った両親の悲しみを今に伝えている。
そのフォース・インディアVJM01のカーラーリングが、なんと白に金。金は南アフリカのナショナルカラーではなかったかと思うのだが・・・。
1964年、ホンダがRA271でF1に打って出た時のこと。本田宗一郎はこのマシンを金色に塗らせていたのだが、FIAから、金色は南アフリカ共和国のナショナルカラーであることから、金のRA271では出走を認めないことが言い渡される。
結局、アイボリーに日の丸を書くことで落ち着き、その後、「白に赤のアクセント」が日本のナショナルカラーとして定着する。2008年のホンダF1は白にアースカラーであるが、スーパーアグリとトヨタが、赤と白のカラーリングをマシンに施しているのは、この伝統に則ったものである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、昨日に続き、すみよしの森の墓所にある墓石。
今日ご紹介する墓石は、「智秀童女」という戒名と、逝去の日であろう「寛政六寅年八月十一日」(1794年、江戸時代後期)をはっきりと読み取る事が出来る。「智秀童女」という戒名は、本来の意味(狭義)での戒名「智秀」に「童女」という位号が与えられたもの。余程聡明な子であったのだろ。そんな戒名が、愛する娘を失った両親の悲しみを今に伝えている。
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今年もフェラーリか?
参加したのはフェラーリとトヨタだけと言う、まったく寂しいものとなったバーレーンテストだったが、その中でフェラーリが驚異的なタイムをたたき出したようである。
「Yahoo!スポーツ Formula 1」によれば、ライッコネンは、2007年にフェリッペ・マッサが記録したポールポジションタイム、1'32.652を2秒2上回る1'30.455(非公式)をたたき出したのこと。
昨年のバーレーンGPは4月14日。今回は2月のテストであり、より良い気象条件であったとは言え、レギュレーションの変更によりシーズンスタート時は2007年よりも相当遅くなる事が予想されるなかでのこのタイムである。
F1のマシンはシーズン中にどんどん速くなるわけだが、その速さが最も増すのはデビューから開幕戦までの期間である。だから、開幕戦での速さを確保するためにはそのシーズン用のマシンを出来る限り早くデビューさせる事が必要となる。
しかし、そのシーズンのレースを戦いなが次のシーズン用のマシンを作れるのは、資金力のある、もともと速いチームだけ。だから上位チームはますます速くなるし、下位チームはいつまでたっても速くなれないという図式が出来ているわけである。
そんな図式の中で、ますます速くなるチームの代表各がフェラーリだ。そのフェラーリが、今シーズン幕開け1ヶ月前の時点でこの速さ。これはもう、今年もフェラーリで決まりじゃないのか!
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、昨日の予告通り、すみよしの森の墓所にある墓石。初めて見たときには単なる石仏かと思ったが、向って右に戒名、左に没年が刻み込まれていることから墓石であることを知ることができる。
今日ご紹介する墓石は、戒名を読み取ることは出来ないが、没年を「宝暦二年」と読み取る事が出来る。宝暦二年が正しければ、それは西暦1751年のことであり、江戸時代中期に当る。こういったものの専門家ならば、戒名を含め、より多くのことをこの墓石から読み取る事が出来るのだろ。
「Yahoo!スポーツ Formula 1」によれば、ライッコネンは、2007年にフェリッペ・マッサが記録したポールポジションタイム、1'32.652を2秒2上回る1'30.455(非公式)をたたき出したのこと。
昨年のバーレーンGPは4月14日。今回は2月のテストであり、より良い気象条件であったとは言え、レギュレーションの変更によりシーズンスタート時は2007年よりも相当遅くなる事が予想されるなかでのこのタイムである。
F1のマシンはシーズン中にどんどん速くなるわけだが、その速さが最も増すのはデビューから開幕戦までの期間である。だから、開幕戦での速さを確保するためにはそのシーズン用のマシンを出来る限り早くデビューさせる事が必要となる。
しかし、そのシーズンのレースを戦いなが次のシーズン用のマシンを作れるのは、資金力のある、もともと速いチームだけ。だから上位チームはますます速くなるし、下位チームはいつまでたっても速くなれないという図式が出来ているわけである。
そんな図式の中で、ますます速くなるチームの代表各がフェラーリだ。そのフェラーリが、今シーズン幕開け1ヶ月前の時点でこの速さ。これはもう、今年もフェラーリで決まりじゃないのか!
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、昨日の予告通り、すみよしの森の墓所にある墓石。初めて見たときには単なる石仏かと思ったが、向って右に戒名、左に没年が刻み込まれていることから墓石であることを知ることができる。
今日ご紹介する墓石は、戒名を読み取ることは出来ないが、没年を「宝暦二年」と読み取る事が出来る。宝暦二年が正しければ、それは西暦1751年のことであり、江戸時代中期に当る。こういったものの専門家ならば、戒名を含め、より多くのことをこの墓石から読み取る事が出来るのだろ。
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佐藤琢磨のコメントは
AUTO SPORTS webによれば、資金難によりテストも出来ていない、買収の噂仕切りで開幕戦にSAF1の名前があるかどうかわからない、それどころか、トライバーとしてSAF1との契約さえ出来ていないというのに、佐藤琢磨は「チームはさらに前進できる」と新シーズンに自信をのぞかせる発言をしているらしい。
琢磨が超ポジティブ人間であることはつとに有名であるが、今のSAF1の状況を考えればにわかに信じがたい発言である。しかし、これこそがプロとしての建前的発言なのか、そうであって欲しいという願望からの発言なのか、ひょっとして本当にそのように信じての発言なのか、はたまた単なる強がりに基づく発言なのか、どう理解してよいのやら、郷秋<Gauche>は悩むぞ。まっ、最も悩み深いのはオーナー、鈴木亜久里と、2007年、SAF1のエースドライバーであった琢磨であることは確かだけれど。
琢磨は、来週にはヘレス、次いでバルセロナでテストし、開幕戦のグリッドには完全に新しいパッケージを並べたいと言っているようだが、果たして琢磨の希望通りに事が進むのかどうか。
2年前も今年と同じように困難な状況ではあったが、それでも夢に向って突き進もうという勢いが感じられた。そのことを信じてみようという気にさせる何かがあった。でもな、今年のSAF1にはそれがないんだよ。勿論、オーストラリアのグリッドに琢磨が言うように完全に新しいパッケージが並ぶのならは、ファンとしても嬉しいに決まっている。でもな、それは随分と難しいことのように思えてならない、郷秋<Gauche>なのである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、すみよしの森の墓所。すみよしの森には郷秋<Gauche>が知る限り四ヶ所に墓所があるが、これは、森の南東の山頂近くにある一番大きなもの。南東端の山頂近くということは、朝日の見える場所であったのだと思うが、ご覧のように今では竹が生い茂り朝日を拝むことは出来ない。
刻印が消えかかっているものも少なくないが、古くは延宝(1673年~)といった江戸前期から、中期の元禄(1688年~)・明和(1764年~)、後期の寛政(1789年~)などの年号を読み取れるものもあり、恩田の森が江戸時代から人の住む森であったことを知る事ができる。今日の写真でぎょっとされた方には申し訳ないが、明日からは墓石の幾つかを紹介させていただく予定である。
琢磨が超ポジティブ人間であることはつとに有名であるが、今のSAF1の状況を考えればにわかに信じがたい発言である。しかし、これこそがプロとしての建前的発言なのか、そうであって欲しいという願望からの発言なのか、ひょっとして本当にそのように信じての発言なのか、はたまた単なる強がりに基づく発言なのか、どう理解してよいのやら、郷秋<Gauche>は悩むぞ。まっ、最も悩み深いのはオーナー、鈴木亜久里と、2007年、SAF1のエースドライバーであった琢磨であることは確かだけれど。
琢磨は、来週にはヘレス、次いでバルセロナでテストし、開幕戦のグリッドには完全に新しいパッケージを並べたいと言っているようだが、果たして琢磨の希望通りに事が進むのかどうか。
2年前も今年と同じように困難な状況ではあったが、それでも夢に向って突き進もうという勢いが感じられた。そのことを信じてみようという気にさせる何かがあった。でもな、今年のSAF1にはそれがないんだよ。勿論、オーストラリアのグリッドに琢磨が言うように完全に新しいパッケージが並ぶのならは、ファンとしても嬉しいに決まっている。でもな、それは随分と難しいことのように思えてならない、郷秋<Gauche>なのである。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、すみよしの森の墓所。すみよしの森には郷秋<Gauche>が知る限り四ヶ所に墓所があるが、これは、森の南東の山頂近くにある一番大きなもの。南東端の山頂近くということは、朝日の見える場所であったのだと思うが、ご覧のように今では竹が生い茂り朝日を拝むことは出来ない。
刻印が消えかかっているものも少なくないが、古くは延宝(1673年~)といった江戸前期から、中期の元禄(1688年~)・明和(1764年~)、後期の寛政(1789年~)などの年号を読み取れるものもあり、恩田の森が江戸時代から人の住む森であったことを知る事ができる。今日の写真でぎょっとされた方には申し訳ないが、明日からは墓石の幾つかを紹介させていただく予定である。
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左近がルノーヘ
ルノーが山本左近を「テスト&開発ドライバー」に起用したという驚きのニュースが飛び込んできた。2007年こそ不振に喘いだが、2005・2006年はフェルナンド・アロンソを擁し、チャンピョンシップに輝き、ご存知の通り2008年はアロンソの復帰により、一気にトップ争いに返り咲こうというルノー。そのルノーに一員に山本左近が選ばれたって、いったい・・・。
これまでにも、トップチームあるいは名門といわれるチームに籍を置いた日本人ドライバーはいる。日本人初のレギュラードライバー、中嶋悟は名門ロータスからデビューしている。それも、かのアイルトン・セナの僚友としてのデビューである。ただし、当時のロータスは既に凋落途上であった。
片山右京は、1992年のデビューこそ弱小ラルースからであったが、翌93年には名門ティレルに移籍。初年はヤマハエンジン搭載の冴えないマシンで苦労するが、94年、非力ながらバランスよい「ティレル022」を手にした片山は、この年5ポイントを獲得するなどの活躍を見せている。
そう言えば、高木虎之介もデビューは片山の後を継いでティレルであったな。今のいままで忘れておったぞ。ただし、ティレルもまた凋落からチーム消滅に向うところで、良いところなし。
近くは名門ウィリアムズからデビューしようという中嶋一貴だ。1980年代終盤には、F1史上最強のホンダエンジンを擁し常勝を誇ったチームからのデビューである。ホンダエンジンを持って数々の栄光を勝ち取ったチームが、いまは最大のライバルであるトヨタ製エンジンを積むというのもまた、歴史の綾ではある。
まっ、そんなこんなで、名門チームで走った日本人ドライバーは少なくないけれど、つい1年前にはチャンピョンシップを戦ったチームのドライバーとなるのは山本左近が初めてではないか。しかしだ、「テスト&開発ドライバー」って、いったいなんだ?
ご存知の通りルノーは、レースドライバーとして、アロンソとネルソン・ピケJr、テストドライバーとしてロメイン・グロージャンとルカス・ディグラッシを獲得しているは図であるが、この4人に加えて山本左近の「開発ドライバー」って、いったいどんなポジションなんだろ・・・。ジャパンマネー集めのためだけの指名でなければよいのだが。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、冬枯れの野で餌を探すカラス。いつもは虚勢を張っているカラスのこんなうらぶれた姿を見ると、自然の厳しさをつくづくと感じますね。
これまでにも、トップチームあるいは名門といわれるチームに籍を置いた日本人ドライバーはいる。日本人初のレギュラードライバー、中嶋悟は名門ロータスからデビューしている。それも、かのアイルトン・セナの僚友としてのデビューである。ただし、当時のロータスは既に凋落途上であった。
片山右京は、1992年のデビューこそ弱小ラルースからであったが、翌93年には名門ティレルに移籍。初年はヤマハエンジン搭載の冴えないマシンで苦労するが、94年、非力ながらバランスよい「ティレル022」を手にした片山は、この年5ポイントを獲得するなどの活躍を見せている。
そう言えば、高木虎之介もデビューは片山の後を継いでティレルであったな。今のいままで忘れておったぞ。ただし、ティレルもまた凋落からチーム消滅に向うところで、良いところなし。
近くは名門ウィリアムズからデビューしようという中嶋一貴だ。1980年代終盤には、F1史上最強のホンダエンジンを擁し常勝を誇ったチームからのデビューである。ホンダエンジンを持って数々の栄光を勝ち取ったチームが、いまは最大のライバルであるトヨタ製エンジンを積むというのもまた、歴史の綾ではある。
まっ、そんなこんなで、名門チームで走った日本人ドライバーは少なくないけれど、つい1年前にはチャンピョンシップを戦ったチームのドライバーとなるのは山本左近が初めてではないか。しかしだ、「テスト&開発ドライバー」って、いったいなんだ?
ご存知の通りルノーは、レースドライバーとして、アロンソとネルソン・ピケJr、テストドライバーとしてロメイン・グロージャンとルカス・ディグラッシを獲得しているは図であるが、この4人に加えて山本左近の「開発ドライバー」って、いったいどんなポジションなんだろ・・・。ジャパンマネー集めのためだけの指名でなければよいのだが。
例によって、記事本体とは何の関係もない今日の1枚は、冬枯れの野で餌を探すカラス。いつもは虚勢を張っているカラスのこんなうらぶれた姿を見ると、自然の厳しさをつくづくと感じますね。
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ぐい飲み(その弐)
ビールが大好きな郷秋<Gauche>だけれど、ビールの後はワインだったり日本酒だったりウイスキーだったりする。今年の冬はとりわけ日本酒を飲む事が多い。と、昨日書いた。今日も同じ書き出し。手抜きもはだははだしい。すまぬ。そうは言いながらも昨日書いたついでにもう一つ、近頃愛用のぐい飲みを紹介したい。
昨日の写真右手奥に写っていたぐい飲みだ。ちょいと見にはごくありきたりのものだが、杯の中をのぞきこむと、実は、酒の底に河童がひそんでいるのである。ひそむと言っても、別にこそこそしているわけではなく、なんと腹ばいになって、ずうずうしいというのか、本を読んでいるのである。
まっ、いいではないか。好きなところで好きな本を読む。羨ましいぞ、河童。郷秋<Gauche>が、好きなときに好きなことを出来ない代わりに、お前はそこで好きな本を読んでいるがいい。
昨日の写真右手奥に写っていたぐい飲みだ。ちょいと見にはごくありきたりのものだが、杯の中をのぞきこむと、実は、酒の底に河童がひそんでいるのである。ひそむと言っても、別にこそこそしているわけではなく、なんと腹ばいになって、ずうずうしいというのか、本を読んでいるのである。
まっ、いいではないか。好きなところで好きな本を読む。羨ましいぞ、河童。郷秋<Gauche>が、好きなときに好きなことを出来ない代わりに、お前はそこで好きな本を読んでいるがいい。
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ぐい飲み
ビールが大好きな郷秋<Gauche>だけれど、ビールの後はワインだったり日本酒だったりウイスキーだったりする。今年の冬はとりわけ日本酒を飲む事が多い。
日本酒と言えば、昔は燗をつけて飲むのが普通だったようだが、最近の酒はその作り方が違ってきているようで、米で造ったワインのような酒が多くなっている。だからだろか、燗をつけずに冷たいまま、場合によってはオンザロックで飲むこともあるほど。お嘆きの熱燗派諸兄も多いことだろけれど。
郷秋<Gauche>も、たまに外で飲むときには熱燗の時もあるけれど(大概の場合、銘柄の冷酒よりも安い)、家で飲むときは100%冷やである。
冷やで飲む機会が多くなると共に、飲むための器も変わっていているようだ。熱燗なら熱いうちに飲みたいから、小さな杯でぐいっと飲む。一口にもならない程の小ささ杯だ。昔から、湯飲みかと思うほど大振りの「ぐい飲み」もあったようだが、どちらかというと例外的であったか。
ところが、冷やで飲む事が多くなると共に日本酒のための器が大きくなってきているような気がする。「ぐい飲み」の言われていたものが、なんだか湯のみに近い大きさになってきているような気が。器が大きくなっても、飲める量が増えているわけじゃないから、飲み過ぎに注意しないとね。
というわけで、今日の1枚は、最近愛用の郷秋<Gauche>のぐい飲み。所謂手びねりというのでしょうか、形がちょっといびつなのですが、何となく味があるとの、外側下の方になぜか蛙が住み着いているのが結構気に入っているのです。
日本酒と言えば、昔は燗をつけて飲むのが普通だったようだが、最近の酒はその作り方が違ってきているようで、米で造ったワインのような酒が多くなっている。だからだろか、燗をつけずに冷たいまま、場合によってはオンザロックで飲むこともあるほど。お嘆きの熱燗派諸兄も多いことだろけれど。
郷秋<Gauche>も、たまに外で飲むときには熱燗の時もあるけれど(大概の場合、銘柄の冷酒よりも安い)、家で飲むときは100%冷やである。
冷やで飲む機会が多くなると共に、飲むための器も変わっていているようだ。熱燗なら熱いうちに飲みたいから、小さな杯でぐいっと飲む。一口にもならない程の小ささ杯だ。昔から、湯飲みかと思うほど大振りの「ぐい飲み」もあったようだが、どちらかというと例外的であったか。
ところが、冷やで飲む事が多くなると共に日本酒のための器が大きくなってきているような気がする。「ぐい飲み」の言われていたものが、なんだか湯のみに近い大きさになってきているような気が。器が大きくなっても、飲める量が増えているわけじゃないから、飲み過ぎに注意しないとね。
というわけで、今日の1枚は、最近愛用の郷秋<Gauche>のぐい飲み。所謂手びねりというのでしょうか、形がちょっといびつなのですが、何となく味があるとの、外側下の方になぜか蛙が住み着いているのが結構気に入っているのです。
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インドパワー
BRICsの一角、インドがいま、F1においてその存在感を高めている。
ジョーダン-->ミッド・ランド-->スパイカーと、めまぐるしくその所有者とチーム名を変えてきたチームが、更にインド資本に買い取られて、2008年シーズンはフォース・インディアとしてF1に参戦するのはご存知の通りだが、更にもう一つインド資本のチームが誕生するかも知れないというのだ。
もちろん、まったく新しいチームが誕生するのではなく、SAF1を買収しようとしているというのがもっぱらの噂。そして、その買収に成功した暁には、インド人ドライバー、ナレイン・カーティケヤンにステアリングを握らせようという計画なのだという。
我も我もと日本企業がF1に参入したバブル期を思い出すが、日本がそうであったように、一過性の熱はやがて冷え、しっかりとF1に根付くためには更に10年スパンの長い時間が必要になるのだろな。
もっとも、日本には本田宗一郎という偉大な先達が1964年にF1に殴りこみをかけているから、早や44年の歴史を刻んでいるわけだが、そのホンダと新参トヨタの体たらくはご存知の通り。インドだけではなくロシアも虎視眈々とF1進出を狙っているようだが、バブル期の日本の二の舞とならないことを、まずは祈りたい。
今日の1枚は、早春の花。ようやく日当たりの良い場所で咲きだした梅。
☆☆☆
今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
ジョーダン-->ミッド・ランド-->スパイカーと、めまぐるしくその所有者とチーム名を変えてきたチームが、更にインド資本に買い取られて、2008年シーズンはフォース・インディアとしてF1に参戦するのはご存知の通りだが、更にもう一つインド資本のチームが誕生するかも知れないというのだ。
もちろん、まったく新しいチームが誕生するのではなく、SAF1を買収しようとしているというのがもっぱらの噂。そして、その買収に成功した暁には、インド人ドライバー、ナレイン・カーティケヤンにステアリングを握らせようという計画なのだという。
我も我もと日本企業がF1に参入したバブル期を思い出すが、日本がそうであったように、一過性の熱はやがて冷え、しっかりとF1に根付くためには更に10年スパンの長い時間が必要になるのだろな。
もっとも、日本には本田宗一郎という偉大な先達が1964年にF1に殴りこみをかけているから、早や44年の歴史を刻んでいるわけだが、そのホンダと新参トヨタの体たらくはご存知の通り。インドだけではなくロシアも虎視眈々とF1進出を狙っているようだが、バブル期の日本の二の舞とならないことを、まずは祈りたい。
今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now
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CAR GRAPHIC 2008年3月号
郷秋<Gauche>が定期購読しているクルマ雑誌、『CAR GRAPHIC』(通称、CG)の最新号が届いた(某K國屋書店のパートのお姉さんが、郷秋<Gauche>のオフィスの、郷秋<Gauche>のデスクまで毎号届けてくれる(CG以外でも注文した本や雑誌は何でも)。しかも1割引きの特別価格で。まっこと有難いことである)。
さて、その『CAR GRAPHIC』2008年3月号の第1特集は、「超弩級の実力 ブガッティ・ヴェイロン16.4」だが、郷秋<Gauche>の注目は、なんと言っても第2特集の「世界に挑む日本モデル」である。
ニッサンGTR vs ポルシェ911ターボ、レクサスIS F vs BMW335i、ホンダ・シビック・タイプR vs ルノー・クリオRS、ダイハツ・コペン vs スマート・フォーツー・クーペ、トヨタ・ランドクルーザー vs ランドローバー・レンジローバー。どうだ、クルマ好きなら心ときめかないわけはないだろう。
つまりだな、クルマ後進国であった日本のクルマがだ、2008年になり、ようやく世界のベンチマークたる名車と肩を並べ、あるいは既に追い越しているのかも知れない(除く、ブランドイメージあるいはブランド価値)と言うことを前提に組まれた特集なんだな。
いつものようにビールを飲みながら斜め読みしたところによれば、上記の対決、どうも、かなり多くの部分で日本車の方が優勢らしい。どうだ、クルマ好きなら心ときめかないわけはないだろう。ホントにそうかどうかは、各自CGを購入してお確かめいただきたい。って、別に発売元、二玄社の回し者ではないけれど。
郷秋<Gauche>が気になるのは、何と言ってもレクサスIS Fだな。はっきり言って、郷秋<Gauche>が欲しいと思った初めてのトヨタ車だ。おっと、その前に2000GTがあったから正しくは2台目だった。GTRには悪いけれど、GTRじゃ気恥ずかしくて通勤には使えないけれど、IS Fなら通勤だってちゃんと使える。
ランドクルーザーとレンジローバー。郷秋<Gauche>はどちらにも食指は動かないけれど、コペンとスマートはどちらも欲しぞ。GTRや911ターボは「使い切れない」だろうけれど、コペンとスマートならタコメーターの赤い部分まできっちり使い切れるだろうから、運転しての征服感はGTRや911ターボの比じゃないだろな。まつ、これは小さなクルマの好きな郷秋<Gauche>の思うことだけれど。
追記:第3特集の「ホンダ・スポーツの現在と未来」も、なかなか読みでがありそうだぞ。
月刊『CAR GRAPHIC』2008年3月号 ただいま発売中 二玄社
A4変形判 定価1,000円(税込み)
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