郷秋<Gauche>、観梅に行く

 風もなく穏やかな晴天となった今日、小田原の曽我梅林に梅を見に行って来ました。首都圏近郊の梅林の多くが、公園などに植えられた花を楽しむためのものであるのに対して、曽我の梅林は、梅の実を採るために植えられた梅の木です。つまり、梅の果樹園なんですね。ここで採れた梅が「小田原の梅干」として出荷されるわけです。

 平日だと言うのに、なかなかの人出でしたが、農家の方の話によると、今年は花のつきが悪いとのこと。なんでも一斉に咲かないのだそうです。10年に一度くらいこういう事があるのだそうですが、それでも3月までには次々に咲き、開花が遅い分、寒さで落花(実)するものが少なくなるので、収穫のためには悪くないのだそうです。

 JR御殿場線の下曽我駅近くには、中河原梅林、別所梅林など有名な梅林がありますが、ヘソの曲がった郷秋<Gauche>は、例によって人出を避けて、みかん畑の中の農道を登り、収穫前のみかんのオレンジ色と点在する梅を楽しみ、鳥のさえずりを聞き、遠くに霞む相模湾を眺めながらビールを飲んできました。

 小田急線で新松田まで行き、JR 御殿場線に乗りましたが、この御殿場線が、なんとJR東海なんですね。勿論、東海道新幹線がJR東海で、これが東京駅まで乗り入れているのは知っているわけですが、神奈川県内の在来線はすべてJR東日本かと思っていましたのでちょっとビックリ。Suicaが使えないので、久しぶりに券売機で切符を買い、改札口の駅員さんに鋏を入れてもらって(実際はスタンプですけどね)乗車しましたが、ちょっと新鮮不思議な感じでした。
  
今日の一枚は、瑞雲寺の東側にある小谷戸で見つけた梅林。
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