小笠原、父島(その6)

 先日来、父島で撮った写真フィルムのデジタル化を進めている。が、遅々として進まない。郷秋<Gauche>は、フィルムのデジタル化のためにコニカミノルタのDiMAGE Scan Dual IVを持っているのだが、PCWindows XPから7に替えたこともあり、今回はより新しいエプソンGT-X820を使ってデジタル化を進めている(DiMAGE Scan Dual IVのドライバーがWindows 7でも使えるのかどうか現時点では未確認)。 

 

 DiMAGE Scan Dual IV4800dpiが最高だが、GT-X8206400dpiまで可能で、しかもキャリアに一度に2本のネガ(6コマ×2)をセットできる(DiMAGE Scan Dual IV1本)。実は郷秋<Gauche>、最初にスキャンした時にしくじった。A4ならスキャンするにもプリントするのも200dpiで十分なんだからと、自信満々で300dpiでスキャンしてしまったのだ。24mm×36mmのフィルムを300dpiでスキャンしても等倍で出力(プリント)するなら確かに十分だが、大抵はそれをA4くらいの大きさにプリントするんだから最低でも2800dpiは必要なのだと気付くためには失敗することが必要であった、情けない郷秋<Gauche>なのであった。トホホ。

 

 

と云う訳で最初は4800dpiでスキャンしたらとんでもなく時間がかかった。少しずつ解像度を落として現在では2400dpiでスキャンしているがそれでも時間がかかる。スキャナが勝手にスキャンしている間は当然別の事をしているのだが、気が付くとスキャンはとっくに終わっていて、新たなフィルムをセットしてスキャンと云う作業を繰り返すのだが、やはりとても時間がかかる。それでもようやく178コマ分のスキャンが終わった。これでようやく1/4くらいだろうか。

 

今日ご覧いただくのは626日、27日にもご覧いただいた濱江丸のアップ。カメラは当時の郷秋<Gauche>としては最新兵器であるニコマートEL200mm F4(実はと云うのか当然と云うのか、どちらも中古で買った)である。フィルムはTRI-X23度のD768分現像とメモには書かれていた。ちなみにこのニコマートEL200mm F4はいまも郷秋<Gauche>の手元にあるが、防湿庫の中でミイラと化している。
 

 

 
 
濱江丸の甲板には幾本もの木が生えているのが良くお分かり頂けることと思います。この木を見たいと、今から慌てて父島に飛んで行っても(気持ち的にはと云う意味で、実際には飛んではいけないんです。船で行くしかないんです。普通の人は)、もうほとんど海中に没してしまった濱江丸ですから、見ることはできません。従って、この写真は実に貴重な一枚と云う事になりますね。

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リコーがペンタックスを買収!

 リコーがHOYAのペンタックスのイメージング・システム事業を買収することが発表された(本年101日までに手続きを終了させるとしている)。ペンタックスは2008331日付でHOYAに合併吸収されたばかりだから、わずか3年半で再度身売りすることになったわけだ。

 

 身売りと云うと言葉は悪いが、次々買い手が現れると云う事はそれだけペンタックスの技術力が評価されていると云う事でもある。HOYAに吸収されて頓挫するかに見えた645Dだが、開発は着々と進められて「手軽な価格」の中デジタルカメラとして登場したし、びっくりの身売り話登場の僅か一週間前には新しいQマウントのカメラを発表したばかり。

 

 GXRを発表する前にはリコーがペンタックスKマウントを使ったDSLRを登場させるのではないかとの噂が飛びかったが、リコーのペンタックス買収でこれから先、リコーのSLRが再登場する可能性はなくなった。リコーとしては、リコーとペンタックス、二つのブランドを使い分け、つまり上手に住み分けて効率良い経営を目指せば良いわけだからね。果たしてリコーが二つのブランドをどう使い分け、これからどんな製品を展開していくのか、楽しみだなぁ。

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