続・言葉遊び

 FIFA女子ワールドカップ絡みの記事で、「サッカーの神様がチャンスをくれた」「サッカーの神様は、もうすぐ1勝をくれると思う」「サッカーの神様はいた。最高です」など、「サッカーの神様」と云う言葉がやけに目についた。

 

 サッカーの神様と云えばペレ(Pelé)こと、エジソン・アランチス・ドゥ・ナシメント(Edison Arantes do Nascimento)の事かと思ったが、どうやらそうではなく、なでしこジャパンのW杯優勝までの過程で云われ、書かれた「サッカーの神様」は、天神様とかゑびす様のような所謂日本の神様の事のように、郷秋<Gauche>には思える。

 

 だってそうだろ、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教など、唯一神を信じる世界の多くの国や地域においては、神様と云えばこの世界を創りたもうた唯一の神がいるのみであり、他に神など存在し得ないのだから。だから、ペレのことを神様と呼ぶのはおそらく世界中で日本だけであり、多くの国では「フットボール(サッカー)の王様」(The King of football)と呼ばれているはずである。

 

 そんなこんなで「サッカーの神様」は日本だけにいる神様なのだと思う訳だが、果たして先の「神様発言」が海外ではどのように報じられたのか、興味深々の郷秋<Gauche>である。日本と云う国は、サッカーの神様だけではなく、ありとあらゆるスポーツの神様を含め八百万(やおよろず)の神がいるとされている多神教の国であることから説明しないと、唯一神を信ずる世界の多くの国や地域の人々には「サッカーの神様」と云う発想・発言は理解してもらえないんじゃないかと、郷秋<Gauche>は思うのだが、どうだろうか。

 

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、朝顔。でも、葉っぱの形が普通の朝顔とちょっと違うような気・・・。

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