F1新規参入チームの惨状

 USF1は完全に破綻しファクトリーも閉鎖されたとの情報。ステファンGPとの合併も破談にとなり契約していたとされるドライバーも既にチームを去った模様で、開幕戦のスターティンググリッドにUSF1のマシンが並ぶことはなさそうである。

 カンポスはシーズン開幕目前にして何者かに買収されチーム名を「イスパニア・レーシングF1チーム」に変更する模様であるとの情報。チーム創設からはずか半年で乗っ取られるとは、2010年シーズン最終戦まで走り続ける事が出来るのだろうか。

 ヴァージンは、資金的裏づけもあり郷秋<Gauche>の目には最も可能性があるチームに映っていたが、テストではいきなりフロントウイングが飛び散るというアクシデント。計らずも風洞テストなしでの実走テストの危険性を証明することとなった。

 名門ロータス復活と云いたいところだが、名前とマシンのカラーリングがロータスっぽいだけで、コーリン・チャップマンのロータスとは無縁。だれかが「ミナルディより酷い」と云ったとか云わないとか。しかしCNNをスポンサーに迎えたと云うから今後は如何に。

 USF1の開幕前撤退に伴い、代わってステファンGPが参戦するともっぱらの噂だが、開幕戦まで残された時間は僅かに8日間。とてもスターティンググリッドに付けるとは思えない。上位4チームにより先陣争いは勿論だが、新規参入チームの動向からも目が話せない2010年のF1である。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、咲き競う白梅と紅梅。ちょっと日本画のように見えるでしょうか。
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