どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『サヒファ・ケバブ・ビリヤニ(ビリヤニセット)@六本木』なのだ

2014年11月09日 | 美味しいもの(~2022年)

<高野山の名宝>を見たぼくらわ サントリー美術館のある東京ミッドタウンから 徒歩3分くらいにあって ぼくらのお気に入りのインド料理(カレー)のお店の<サヒファ・ケバブ・ビリヤニ>でランチをしたのだ(※六本木駅からも近いのだ)

サヒファ・ケバブ・ビリヤニ(サイーファ ケバブアンドビリヤニ?)
http://parasol.in/skb/

食べログのページ
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13144423/




お店に着いたのわ 平日の13:40頃だったので そんなに混んでなかったのだ

こちらわ 平日のランチメニューなのだ




↓クリックすると大きな写真で見れるのだ
 

ぼくらわ このお店に来たのわ 3回目で <アプサナランチ>と <まろやかなクリーミーバターチキンカレー>を食べたことがあるので 今回わ <ビリヤニセット(A:ホクホクチキンビリヤニ) ¥1235>を注文したのだ(※土日だと お値段がちょっと違うのだ)

※<ビリヤニセット>わ <サラダ> + <ビリヤニ> + <ライタ> + <ドリンク>のセットなのだ

まずわ <サラダ>が到着なのだ


サラダわ お写真でも分かるとおり パイナップル入りで 細長くて 白っぽいのが ちょっとピリッと辛かったのだ


それから<ビリヤニ(ホクホクチキンビリヤニ)> & <ライタ>が来たのだ


ビリヤニのいい香りが より食欲を誘うし 女性なら シャアしてもいいくらいの結構なボリュームなのだ

ぼくらわ 2年以上前に1度 系列店の品川のお店<サルマ ティッカアンドビリヤニ>で ビリヤニを食べていたんだけど その時わ 食べ方も知らなくて 独特の味に感じて ちょっと苦手かなぁ って思ったんだけど 今回わ たぶん香辛料というか ハーブなどの香草なども少なめにしてもらった?と思うから 辛さも控えめに感じて 美味しかったし チキンのお肉も 大きいものがゴロゴロと入っていて食べ応えもあったのだ


もし 辛く感じたら <ライタ>という 甘くないヨーグルトをかけて食べると さっぱり感も出て 辛さが和らぐし 箸休め的に そのまま食べてもいいと思うのだ 


ビリヤニを食べてると スパイスとかの葉っぱや種なども入っているので それわ 食べないようにご注意だし 食べ終わったら えこうわ 辛いのが苦手だからか 口に辛さが残って ちょっとヒリヒリしたのだ


最後わ <ドリンク(ラッシー)>と サービスの<デザート>が来たのだ


ラッシーわ 濃厚で美味しかったし サービスのデザートわ オレンジのゼリーでラッシーを飲んでから食べたから 酸味が目立ったのだ


料理のUPの写真を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
   


2年ぶりにビリヤニを食べたけど 苦手ってイメージわ 覆ったし お腹もいっぱいになるボリュームだし 美味しかったのだ

<サヒファ・ケバブ・ビリヤニ>わ 16時になる前にお店に入れば ランチメニューを食べられるし 使い勝手も良くて ぼくらのオススメのお店なのだ

あと このお店でわ ないけど メニューに載っていた<ニハリ>わ 系列店の上野のお店<ハリマ・ケバブ・ビリヤニ>で食べたことがあって 辛かったけど そちらも美味しいので ぜひなのだ


この後わ 国立新美術館に移動して<チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスムまで>を見たんだけど そのことわ また 今度書くのだ


『高野山開創1200年記念 高野山の名宝@サントリー美術館』なのだ

2014年11月06日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ サントリー美術館で 12月7日まで開催している<高野山開創1200年記念 高野山の名宝>を見に行ったのだ



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

もう展示が終わってしまったけど 重要文化財<大日如来像>が良かったのだ


13世紀鎌倉時代のものなのだ たぶん 修復していると思うけど 剥落もしてなくて 赤 青 黄色などの色彩がカラフルで美しい大日如来様で 眼福にあずかれたのだ


3階の展示していた 重要文化財<不動明王坐像>なのだ


不動明王にしてわ やや迫力がないように思えるし 優しいお顔立ちをしているのだ 光背の炎わ 龍のようになっていて かっこ良かったのだ

でも 左手側から見ると 勇ましい表情に見えるのだ

ちなみに 今回の目玉の<八大童子>わ この不動明王の従者だそうなのだ


国宝で 運慶作の<八大童子像>なのだ


解説の一部にわ こう書かれていたのだ
『八大童子は、大日如来が姿を変えた不動明王の従者として、大日如来の巧徳を表したもので、修行者を守護し悟りへ導くと説かれる。本草は堂々たるからだつきで表され、腰のひねりと、胴部、四肢の動きが連動して安定感を富む。細やかな肉付けがなされた面貌は、目に水晶を用いた玉眼が活きて、少年の微妙な感性を表すようだ。』

中央の6躯わ 12世紀鎌倉時代 運慶作なんだけど 両端の2躯(阿耨達童子・指徳童子)わ 14世紀の南北朝時代に作られたものなのだ

なんとなくなんだけど 運慶作でない<阿耨達童子>・<指徳童子>わ 迫力に欠けるような気がしたのだ


仏像や 仏画などが好きな方わ 絶対に見に行った方がいいと思うし 運慶や快慶の仏像を見れる機会って そうないと思うので オススメの展覧会だと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

サントリー美術館 <高野山開創1200年記念 高野山の名宝> 12月7日(日)まで

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_5/?fromid=topmv

作品リスト
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/photo/0000036000/0000035943/pdflist.pdf




展示構成

第1章 大師の生涯と高野山

第2章 高野山の密教諸尊

第3章 多様な信仰と宝物

解説に書いてありましたが、密教の教理に基づく仏像、仏画など国宝、重要文化財を含む約60点を選りすぐり展示してました。(※展示替えあり)


気になった作品

24.大日如来像 重要文化財 ※展示は終了しました


解説には、こう書かれています。
『真言密教の主尊大日如来は、「大日経」と「金剛経頂」それぞれに基づく二種の像がある。本図は後者の金剛界大日如来像。元々は大日経系の胎蔵界大日如来像と一対で制作された。寛元3年(1245)に開眼供養が行われたことが知られ、制作時期がほぼ特定できる点で極めて貴重である。』


37.不動明王坐像 重要文化財

眼に水晶を用いた玉眼は知っていたが、歯にも水晶を用いた玉歯があるなんて知らなかった。よく見ると、中央の歯は、キラリと光って見えた。あと、照明に照らされた炎の光背の影が美しい。


38.不動明王坐像 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『彫の浅い衣文、量感を抑えた体躯など、憤怒相ながら優美な雰囲気をたたえる。截金を交えた着衣の文様に平安時代の美麗な感覚がうかがえる。痩身で手足の長いのびやかな姿は前代の様式を受け継いだもので、平安時代後期らしい不動明王の優品である。』


47.孔雀明王坐像 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『高野山孔雀道の本尊。「弘法大師様(こうぼうだいしよう)」という空海ゆかりの孔雀明王スタイルで、絵画が多い作例中にあって、貴重な彫刻作例である。高く太い髻(ももどり)、引き締まる肉身、明決な面貌は快慶前半期の作風が見て取れる。腰部を絞った体躯に四本の腕をバランスよく配すなど、随所に高い彫技が発揮される。』

どちらかと言えば、剛より柔のしなやかで美しい孔雀明王でした。


55.執金剛神立像 快慶 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『憤怒の相や躍動するかのような姿は、異形と呼べるほどの誇張がみられる。銘の発見で快慶作であることがほぼ認められたが、彼の端正な作風とは異なる誇張表現は、意図的に行われたとみられる。解体修理で矧目に沿って体を起こした結果、構えに緊張感が取り戻された。』

筋肉がムキムキで、躍動感があり、今にも動き出しそう。左手の手のひらや右足の指のそりなど細部まですごかった。


私が惹かれた作品は、仏像や仏画でしたが、他にも曼荼羅や経典、仏具なども展示していましたし、高野山の素晴らしい作品を見れて良かったです。

展示替えも多いですし、サントリー美術館では、5000円かかりますが、『メンバーズ・クラブ』に入会すれば、1年間入館フリーパスで、本人と同伴者1名が無料で見れるので、かなりお得だと思いますよ。他にも特典がありますし、検討してみてもいいかもしれませんね。


巡回情報

あべのハルカス美術館 2015年1月23日(金)~3月8日(日)


この後わ サントリー美術館の東京ミッドタウンから 徒歩3分くらいの場所にあって ぼくらのお気に入りのお店の<サヒファ・ケバブ・ビリヤニ>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『菱田春草展 <後期展示>@東京国立近代美術館』なのだ

2014年11月05日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<ラーメン雷鳥(サンダーバード)>で食事をしたぼくらわ 東京国立近代美術館に移動して もう終わってしまった展覧会だけど <菱田春草展>『後期展示』を見たのだ


ぼくらわ 前期展示も見ていて 後期わ 重要文化財の<黒き猫>が展示したので 見に行ったのだ

↓『前期展示』の感想を載せるのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/1c69a0ca91e5113f06736f9687f01661


ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

重要文化財で 今回 ぼくらが最も見たかった<黒き猫>なのだ


黒猫の触ってみたくなるような 毛のフワフワ感がいいのだ 前にテレビでやっていたけど 裏彩色をやっていたみたいだと言っていたのだ

手足や尻尾のが ぽやっとした感じが可愛いし なんとなくだけど 木の上を浮いているみたいに見えるかも?なのだ


双幅の<風神雷神>なのだ

左幅にわ 赤い雷神 右幅にわ 青い風神が描かれているけど 琳派のような迫力わ そんなに感じなくて ぼくが思うに ちょっぴりかわいい子供の風神雷神のように思えたのだ


<黒き猫>を見れたのわ もちろん嬉しかったのだけれど ちょっぴり可愛い<風神雷神>を知ることが出来たのわ うれしい発見だったのだ

もう展覧会わ 終わってしまったけど 前後期合わせて 素晴らしい作品を見れて良かったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

東京国立近代美術館 <菱田春草展 『後期展示』> 終了しました

http://www.momat.go.jp/Honkan/hishida_shunso_2014/

公式サイト
http://shunso2014.jp/

作品リスト
http://www.momat.go.jp/Honkan/hishida_shunso_2014/hisida_shunso_2014_list.pdf




展示構成

1章 日本画家へ:「考え」を描く 1890-1897年

2章 「朦朧体」へ:空気や光線を描く 1898-1902年

3章 色彩研究へ:配色をくみたてる 1903-1908年

4章 「落葉」、「黒き猫」へ:遠近を描く、描かない 1908-1911年

作品リストには、前期後期合わせて108点を展示で、展示替えした約20点ほどを中心に見ました。


気になった作品

7.徽宗 猫図[模本]

21歳の作品。可愛いが、目が野性味がある。


13.月下狐

雲間に隠れそうな月の下、ススキの林の中に2頭のキツネが描かれている。中央にいるキツネは、右側を見て何かを考えているみたいに思えた。


26.躑躅双鳩(温麗)

つつじのピンクと画面上部の背景も同系色のピンク?だからか淡いが華やか。対する鳩は白で見ていて心地よい。


40.横山大観≪竹林の月≫・菱田春草≪秋草に鶉≫

大観が右、春草が左に展示しており、相反する構図で、2つでシンメトリーみたいになっていた。大観の薄明りの月と、竹の蔓が螺旋状に伸び上る感じが良かった。


45.横山大観≪寒山≫・菱田春草≪拾得≫

春草は左側、大観は右側の双幅。私の中での<寒山拾得>のイメージは、服もボロボロでデロリな感じを思い浮かべるが、こちらの2点は修行僧のよう。2人がいつも持っている箒と巻物は見切れて描いていた。


90.竹林

全体的に渋みのある作品で、銀箔の上に、もしくは銀箔のように見せた金箔の上?に、水墨で描かれ、銀色のような竹の幹が美しい。


100.風神雷神

解説には、こう書かれています。
『風神雷神という琳派の有名な屏風作品が思い浮かぶが、本作品はそれを典拠としたわけではなさそうだ。ポーズがやや異なり、体は緑と白ではなく、赤と青で彩られている。赤と青のペアは河鍋暁斎や狩野派に作例がある。一方で、太くて抑揚のない輪郭線は琳派を連想させ、全体にめずらしくコミカルな雰囲気であることから、鈴木其一等による何らかの典拠があったのではないかと思わせる。』


102.黒き猫 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『文展に準備していた屏風がうまくまとまらず、春草は急遽、この作品を仕上げて出品した。わずか5日ばかりで描けたのは、それまでにいくつかの黒猫を描いていたからであろう。猫は毛描きはせうに墨を暈して表現する。柏の葉の金泥のベタ塗りや粒子感の強い岩絵の使用は、春草にとっては新たな領域をひらくものだった、。確かな写生に基づく猫と、装飾に徹した柏の葉の取り合わせが絶妙に調和した作品は大好評を博した。』


菱田春草展、前期と後期、両方見に行って正解でした。春草のすべての重要文化財も見れましたし、前にも思いましたが、春草がもし長生きしていたら、一体どんな作品を残していて、どのように作品が変化していったのか、気になりました。


やっぱり、この展覧会は、年間ベスト10に入る素晴らしい展覧会でした。


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て大満足でした。

ありがとうございます。


『ラーメン雷鳥(サンダーバード) <2号ラーメン(濃厚系)>@茅場町』なのだ

2014年11月03日 | 美味しいもの(~2022年)

<日本国宝展>を見たぼくらわ 茅場町駅に移動して 4a出口から徒歩3分くらいにあって 前に1度行ったことのある<ラーメン雷鳥(サンダーバード)>に行ったのだ

ラーメン雷鳥(サンダーバード)
https://www.facebook.com/ramen.thunderbird

食べログのページ
http://tabelog.com/tokyo/A1302/A130203/13142437/

ラーメンデータベースのページ
http://ramendb.supleks.jp/s/57770.html




お店の外観わ こんな感じなのだ



ぼくらがお店に着いたのわ 夜の開店時間の17時ちょっと前に着いて もちろん1番乗りで 17時になったら すぐに開店したのだ

開店前にわ 『えねるぎー充填中』の看板があったのだ



こちらわ 券売機のお写真なのだ


↓クリックすると大きな写真で見れるのだ



券売機のところに貼ってあったメニューなのだ




↓クリックするともっと大きな写真が見れるのだ
 


ぼくらわ 前に行ったときに<1号ラーメン(あっさり系)>を食べているので 今回わ <2号ラーメン(濃厚系) ¥780> + <味玉 ¥100>をお願いしたのだ


麺わ 自家製の太いちぢれ麺で スープわ 濃厚動物系で お写真で分かるとおり 濃厚なんだけど 後味にキレがあるというか 思っているよりもさっぱりしている美味しいスープなのだ

チャーシューわ 炙っていて 少し胡椒もかかっていて 太いメンマともに旨いのだ

味玉わ 中がとろっとしてるけど ちょっと味が薄いかなぁ って思ったのだ

この<2号ラーメン>わ ラーメンにわ 珍しいんだけど 割スープをお願いできるので 食べてる途中で店員さんに声をかけて ぼくらもいただいたのだ


割スープわ 奥久慈しゃものスープで ラーメンの中に投入すると 醤油が際立つような気がしたし さっぱり感も増すので 〆にいいと思うのだ


ラーメンのUPの写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



<ラーメン雷鳥(サンダーバード)>わ 茅場町駅からも近いし 美味しくかったから オススメだと思うし <3号油そば>や <4号つけ麺>を食べてみたいと思っているので 再訪するのだ

ちなみに 夜の営業わ 平日のみなので ご注意なのだ


この後わ 竹橋に移動して もう終わってしまったけど 東京国立近代美術館で11月3日まで開催していた<菱田春草展>の『後期展示』を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『日本国宝展 祈り、信じる力 <前期展示>@東京国立博物館』なのだ

2014年11月02日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 東京国立博物館で 12月7日まで開催している<日本国宝展 祈り、信じる心>『前期展示』を見に行ったのだ(※展示作品によってわ 展示期間が異なるので ご注意なのだ)



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

<観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像(阿弥陀如来および両脇侍のうち)>なのだ


手を合わせている勢至菩薩わ 目元が光って見えたので 涙を流しているように見えたのだ あと 下から照明を当ててあるから 壁に映った光背がキレイだったのだ

前期展示<地獄草紙>なのだ(※部分画像なのだ)


結構ショッキングな場面が描かれていて 雲火霧(うんかむ)地獄の炎の表現が素晴らしかったのだ


こちらも 前期展示長谷川等伯が描いた<松に秋草図>なのだ


no.96の作品のように 右側に巨木を配しているけど 金箔を貼った上に彩色されている作品だからか ぼくらにわ 永徳のような豪快さは感じられなかったけど 草花の迫ってくる感じがあったのだ


展示作品 すべてが国宝 こんな展覧会わ ぼくらわ 初めてだったし 平成になってから 3回目で 14年ぶりの日本国宝展だそうなのだ

人々の信仰や祈りがこめられた作品わ すごかったし <金印>や<土偶>が5点揃う時の後期展示も見に行きたいと思っているのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

東京国立博物館 <日本国宝展 祈り、信じる心 『前期展示』> 12月7日(日)まで ※前期展示は11月9日まで

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1648

公式サイト
http://kokuhou2014.jp/

作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=3890




展示構成

第1章 仏を信じる
 ①飛鳥・奈良時代
 ②平安時代

第2章 神を信じる

第3章 文学、記録にみる信仰

第4章 多様化する信仰と美
 ①鎌倉~江戸時代
 ②キリスト教の信仰 琉球の信仰
 ③禅と茶の湯

第5章 仏のすがた

<日本国宝展>と書いてある通り、展示作品がすべて国宝、展示替えを含めて、絵画、彫刻、工芸、典籍、考古資料、建造物など119点の作品を展示しており、11月3日までは、特別出品で<正倉院宝物>も11点展示しています。


気になった作品

S04.楓蘇芳染螺鈿檜琵琶 南倉101-1 ※11月3日まで展示


解説には、こう書かれています。
『背面には、「東大寺」の刻銘があり、東大寺で重要な法要の際などに演奏されたものとみられる。紫壇などの稀少な外材ではなく、楓を用いており、撥受けの部分は、わが国固有の白色顔料を使っていることから日本製の可能性が高い。』

正面には、白象に乗った人と従者が谷間を行く姿が描かれていました。側面や、載せた画像のように裏側も螺鈿でキレイだったのですが、琵琶自体も奈良時代のものとは思えないほどキレイでした。たぶん、修復しているのでしょうけど・・・。


S06.緑地彩絵箱 中倉155-31 ※11月3日まで展示


緑に白を足したかのような鮮やかな献物箱。

※献物箱(けんもつばこ)とは、供物を納めて仏前に供えた箱だそうです。


15.片車輪蒔絵螺鈿箱 ※11月9日まで展示


解説には、こう書かれています。
『片車輪模様は、千割れを防ぐために牛車の車輪を水に漬けた情景を表したものだが、極楽浄土の池に咲く大蓮華のイメージが重ね合わせられている。この箱も、当初は絵巻を収める経箱として制作された可能性が高い。』

私はてっきり車輪の部分はすべて螺鈿だと思っていたのですが、半分くらいは金泥で描かれていた。たぶん、今回初めてみたような・・・?


24.法華経(浅草寺経) ※11月9日まで展示

浅草寺に伝わったため、浅草寺経と呼ばれるそうです。丁子吹きが煌めく美しい経典で、遠目から見ると経文がはっきりと見えるが、近くで見たら、丁子が煌めいて経文が読みづらかったです。初めの方と中盤から終わりにかけて、経文の間にある赤い点は、なんだろう?


26.一字蓮台法華経 普賢菩薩勧発品 ※11月9日まで展示

経文の一字ずつを仏に見立てて、それぞれを蓮台を描き加えた装飾経。


29.地獄草紙(部分画像) ※11月9日まで展示


六道の一つ地獄道を描いたもので、この絵巻に描かれた地獄は特に飲酒に関わる罪を犯したものが落ちるところだそうです。


31.餓鬼草紙 ※11月9日まで展示

解説の一部には、こう書かれています。
『天道、人道、修羅道、畜生道、地獄道の一つ、飲食に関わる罪業を犯したものが落ちる餓鬼道の苦しみを描く。』


35.仏涅槃図 ※11月9日まで展示


釈迦の死を描いた仏涅槃図の日本の現存最古して最高傑作だそうです。悲しんでいる人物などをわかるように名前が書いてある。右上に釈迦を迎えにきた麻耶夫人の色鮮やかさに目を引く。


37.孔雀明王像 ※11月9日まで展示


孔雀明王は、毒蛇や毒虫を食べてしまう孔雀の雑食性が災いを払う力として神聖化されたためだそうで、この作品は孔雀明王画像の現存かつ最高傑作だそうです。

光背のたくさんの孔雀の羽が美しく、どっしりした感じが男性的な感じがしました。


38.普賢菩薩像 ※11月9日まで展示


白いゾウに乗っている普賢菩薩像で、しなやかで美しく女性のように思えた。こちらの普賢菩薩は、最高傑作であり、平安仏画屈指の名品だそうです。


44.雲中供養菩薩像 南14号・北13号

右に展示していたのは南14号で、大きな太鼓を持っている。下から照明を当てていて壁に映り込んだ影がキレイでした。


60.銀胴蛭巻太刀

金属板を螺旋状に巻いた蛭巻と呼ばれる技法で制作されている太刀だがら、面白い装丁でした。


83.六道絵 畜生道・阿修羅道 ※11月9日まで展示

左側に展示していた<阿修羅道>、戦をしている場面が描かれ、画面真ん中の左の方に赤い雷神らしき神様がいた。私の中では琳派の印象が強く、雷神=白というイメージがあるが、たしか、本来の色は赤だったような・・・?


96-1.花鳥図 狩野永徳 ※11月9日まで展示


4面の水墨画。右端には迫力のある木がドーン伸び、岩のゴツゴツした感じが、剛を連想させるが、草木や鳥などは実際存在しているかのように、柔らかい感じのする剛柔両方のある襖絵。名前は知らないが、画面中央の鶴の左側に絵が描かれている植物がすごかった。

あと、水墨で描かれているが、一部分のみ、金泥が使われている。


97.松に秋草図 長谷川等伯 ※11月9日まで展示


解説には、こう書かれています。
『夭折した嫡子鶴松のために、豊臣秀吉が建立した祥雲寺の建物を飾った障壁画の一部。等伯の描く巨大な松と木槿(むくげ)のや薄(すすき)といった秋草は枯れることなく、菩提を弔う空間で黄金に包まれ絢爛に咲き誇っている。』


115.普賢菩薩騎象像


大倉集古館所蔵の作品。見る場所が違うと、少し違った印象を受けた。


116.観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像(阿弥陀如来および両脇侍のうち)


解説には、こう書かれています。
『阿弥陀にしたがって臨終の人を迎える時の姿を表したもの。正座するが、状態をややかがめて前に進むような動きが表現されるのはそのためである。観音菩薩が捧げ持つ蓮台に往生者を載せて、浄土に導くのである。』


118.善財童子立像・仏陀波利立像(文殊菩薩および眷属) 快慶

左側の仏陀波利立像は痩せているのに筋骨隆々な感じがすごい。流石、快慶といった感じか。


問題があったら削除しますが、展覧会のチラシの画像を載せます。
   


絵巻や書など、最前列で見たり、仏画など気になった作品はずっと見ていたりもしたので、予想していたよりも時間がかかって、4時間ほどかかってしまいましたが、あれだけの国宝を見れる機会がないと思うので、良いものを見せていただきました。

ツイッターなどを見ると、日を追うごとに混雑していて、場合によっては入場待ちなども発生しているそうですが、素晴らしい作品が展示していますし、オススメだと思いますよ。


↓後日 <後期展示>も見に行ったのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/fc8710e5449bea082a4c77df226f76d6


この後わ 茅場町に移動して<ラーメン雷鳥(サンダーバード)>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ