ぼくらわ 東京国立博物館で 12月7日まで開催している<日本国宝展 祈り、信じる心>の『前期展示』を見に行ったのだ(※展示作品によってわ 展示期間が異なるので ご注意なのだ)
ぼくが気になった作品をご紹介するのだ
<観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像(阿弥陀如来および両脇侍のうち)>なのだ
手を合わせている勢至菩薩わ 目元が光って見えたので 涙を流しているように見えたのだ あと 下から照明を当ててあるから 壁に映った光背がキレイだったのだ
前期展示の<地獄草紙>なのだ(※部分画像なのだ)
結構ショッキングな場面が描かれていて 雲火霧(うんかむ)地獄の炎の表現が素晴らしかったのだ
こちらも 前期展示の長谷川等伯が描いた<松に秋草図>なのだ
no.96の作品のように 右側に巨木を配しているけど 金箔を貼った上に彩色されている作品だからか ぼくらにわ 永徳のような豪快さは感じられなかったけど 草花の迫ってくる感じがあったのだ
展示作品 すべてが国宝 こんな展覧会わ ぼくらわ 初めてだったし 平成になってから 3回目で 14年ぶりの日本国宝展だそうなのだ
人々の信仰や祈りがこめられた作品わ すごかったし <金印>や<土偶>が5点揃う時の後期展示も見に行きたいと思っているのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
東京国立博物館 <日本国宝展 祈り、信じる心 『前期展示』> 12月7日(日)まで ※前期展示は11月9日まで
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1648
公式サイト
http://kokuhou2014.jp/
作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=3890
展示構成
第1章 仏を信じる
①飛鳥・奈良時代
②平安時代
第2章 神を信じる
第3章 文学、記録にみる信仰
第4章 多様化する信仰と美
①鎌倉~江戸時代
②キリスト教の信仰 琉球の信仰
③禅と茶の湯
第5章 仏のすがた
<日本国宝展>と書いてある通り、展示作品がすべて国宝、展示替えを含めて、絵画、彫刻、工芸、典籍、考古資料、建造物など119点の作品を展示しており、11月3日までは、特別出品で<正倉院宝物>も11点展示しています。
気になった作品
S04.楓蘇芳染螺鈿檜琵琶 南倉101-1 ※11月3日まで展示
解説には、こう書かれています。
『背面には、「東大寺」の刻銘があり、東大寺で重要な法要の際などに演奏されたものとみられる。紫壇などの稀少な外材ではなく、楓を用いており、撥受けの部分は、わが国固有の白色顔料を使っていることから日本製の可能性が高い。』
正面には、白象に乗った人と従者が谷間を行く姿が描かれていました。側面や、載せた画像のように裏側も螺鈿でキレイだったのですが、琵琶自体も奈良時代のものとは思えないほどキレイでした。たぶん、修復しているのでしょうけど・・・。
S06.緑地彩絵箱 中倉155-31 ※11月3日まで展示
緑に白を足したかのような鮮やかな献物箱。
※献物箱(けんもつばこ)とは、供物を納めて仏前に供えた箱だそうです。
15.片車輪蒔絵螺鈿箱 ※11月9日まで展示
解説には、こう書かれています。
『片車輪模様は、千割れを防ぐために牛車の車輪を水に漬けた情景を表したものだが、極楽浄土の池に咲く大蓮華のイメージが重ね合わせられている。この箱も、当初は絵巻を収める経箱として制作された可能性が高い。』
私はてっきり車輪の部分はすべて螺鈿だと思っていたのですが、半分くらいは金泥で描かれていた。たぶん、今回初めてみたような・・・?
24.法華経(浅草寺経) ※11月9日まで展示
浅草寺に伝わったため、浅草寺経と呼ばれるそうです。丁子吹きが煌めく美しい経典で、遠目から見ると経文がはっきりと見えるが、近くで見たら、丁子が煌めいて経文が読みづらかったです。初めの方と中盤から終わりにかけて、経文の間にある赤い点は、なんだろう?
26.一字蓮台法華経 普賢菩薩勧発品 ※11月9日まで展示
経文の一字ずつを仏に見立てて、それぞれを蓮台を描き加えた装飾経。
29.地獄草紙(部分画像) ※11月9日まで展示
六道の一つ地獄道を描いたもので、この絵巻に描かれた地獄は特に飲酒に関わる罪を犯したものが落ちるところだそうです。
31.餓鬼草紙 ※11月9日まで展示
解説の一部には、こう書かれています。
『天道、人道、修羅道、畜生道、地獄道の一つ、飲食に関わる罪業を犯したものが落ちる餓鬼道の苦しみを描く。』
35.仏涅槃図 ※11月9日まで展示
釈迦の死を描いた仏涅槃図の日本の現存最古して最高傑作だそうです。悲しんでいる人物などをわかるように名前が書いてある。右上に釈迦を迎えにきた麻耶夫人の色鮮やかさに目を引く。
37.孔雀明王像 ※11月9日まで展示
孔雀明王は、毒蛇や毒虫を食べてしまう孔雀の雑食性が災いを払う力として神聖化されたためだそうで、この作品は孔雀明王画像の現存かつ最高傑作だそうです。
光背のたくさんの孔雀の羽が美しく、どっしりした感じが男性的な感じがしました。
38.普賢菩薩像 ※11月9日まで展示
白いゾウに乗っている普賢菩薩像で、しなやかで美しく女性のように思えた。こちらの普賢菩薩は、最高傑作であり、平安仏画屈指の名品だそうです。
44.雲中供養菩薩像 南14号・北13号
右に展示していたのは南14号で、大きな太鼓を持っている。下から照明を当てていて壁に映り込んだ影がキレイでした。
60.銀胴蛭巻太刀
金属板を螺旋状に巻いた蛭巻と呼ばれる技法で制作されている太刀だがら、面白い装丁でした。
83.六道絵 畜生道・阿修羅道 ※11月9日まで展示
左側に展示していた<阿修羅道>、戦をしている場面が描かれ、画面真ん中の左の方に赤い雷神らしき神様がいた。私の中では琳派の印象が強く、雷神=白というイメージがあるが、たしか、本来の色は赤だったような・・・?
96-1.花鳥図 狩野永徳 ※11月9日まで展示
4面の水墨画。右端には迫力のある木がドーン伸び、岩のゴツゴツした感じが、剛を連想させるが、草木や鳥などは実際存在しているかのように、柔らかい感じのする剛柔両方のある襖絵。名前は知らないが、画面中央の鶴の左側に絵が描かれている植物がすごかった。
あと、水墨で描かれているが、一部分のみ、金泥が使われている。
97.松に秋草図 長谷川等伯 ※11月9日まで展示
解説には、こう書かれています。
『夭折した嫡子鶴松のために、豊臣秀吉が建立した祥雲寺の建物を飾った障壁画の一部。等伯の描く巨大な松と木槿(むくげ)のや薄(すすき)といった秋草は枯れることなく、菩提を弔う空間で黄金に包まれ絢爛に咲き誇っている。』
115.普賢菩薩騎象像
大倉集古館所蔵の作品。見る場所が違うと、少し違った印象を受けた。
116.観音菩薩坐像・勢至菩薩坐像(阿弥陀如来および両脇侍のうち)
解説には、こう書かれています。
『阿弥陀にしたがって臨終の人を迎える時の姿を表したもの。正座するが、状態をややかがめて前に進むような動きが表現されるのはそのためである。観音菩薩が捧げ持つ蓮台に往生者を載せて、浄土に導くのである。』
118.善財童子立像・仏陀波利立像(文殊菩薩および眷属) 快慶
左側の仏陀波利立像は痩せているのに筋骨隆々な感じがすごい。流石、快慶といった感じか。
問題があったら削除しますが、展覧会のチラシの画像を載せます。
絵巻や書など、最前列で見たり、仏画など気になった作品はずっと見ていたりもしたので、予想していたよりも時間がかかって、4時間ほどかかってしまいましたが、あれだけの国宝を見れる機会がないと思うので、良いものを見せていただきました。
ツイッターなどを見ると、日を追うごとに混雑していて、場合によっては入場待ちなども発生しているそうですが、素晴らしい作品が展示していますし、オススメだと思いますよ。
↓後日 <後期展示>も見に行ったのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/fc8710e5449bea082a4c77df226f76d6
この後わ 茅場町に移動して<ラーメン雷鳥(サンダーバード)>に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ