ぼくらわ もう終わってしまったけど トーハク(東京国立博物館)で 11月27日まで開催していた<禅 こころをかたちに>の『後期展示』を見たのだ
ぼくらわ 前期展示も見ているのだ
↓こちらわ 前期展示の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/b1f5b7472968f758cb4c19dd8e305770
ぼくが気になった作品なのだ
国宝で 雪舟等楊が描いた<慧可断臂図>なのだ
ゴツゴツとした荒い洞窟の岩肌 一気に太い線で描かれた達磨の輪郭がいいのだ
この作品わ 慧可が達磨に声をかける直前だと思ったのだ 達磨わ 瞑想しているし 慧可わ 左腕を切り落としているのに 痛みの表情などみじんもないし 慧可の金箔の表情がいいのだ
重要文化財で 雪村周継が描いた<呂洞賓図>なのだ
えこうわ 2008年に見たことがあるみたいだけど ぼくわ 初めて見たのだ
呂洞賓が 龍の頭に乗って 瓶から 煙みたいな小さな龍を出しているのだ 今回の展示で最も見たかった作品なのだ
自賛で 喜多道矩が描いた<隠元騎獅像>なのだ
緑色のフサフサな毛で 青い唐獅子に乗る 好々爺のような 穏やかな笑みの隠元が描かれているのだ
こちらを見る姿わ 良いおじいちゃんといった感じで 親近感がわくし 唐獅子も 愛嬌のあるお顔で 可愛らしいのだ
解説の一部にわ 『隠元(1592~1673)は中国・福建省生まれ、招請われて来日、宇治の萬福寺を開き、臨済宗の流れをひく日本の黄檗宗(おうばくしゅう)の開祖となった。』と書かれていたのだ
インゲン豆わ 隠元さんが日本に持ち込んだそうなのだ
あと 特別出品で プライスコレクションで 伊藤若冲の壮年の作の<旭日雄鶏図>と 晩年の作<鷲図>も展示していたのだ
こちらの画像わ <旭日雄鶏図>なのだ
ぼくらわ 後期展示のお目当てだった<慧可断臂図>と <呂洞賓図>が見れて それだけで満足だったのだ
ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ
東京国立博物館 <禅 こころをかたちに> 終了しました
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1807
公式サイト
http://zen.exhn.jp/
作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4688
展示構成
第1章 禅宗の成立
第2章 臨済宗の導入と展開
第3章 戦国時代と近世の高僧
第4章 禅の仏たち
第5章 禅文化の広がり
高僧の肖像、墨蹟、仏像、絵画、工芸など、全会期合わせて国宝22点、重要文化財102点を含む約240点を展示。私が見た後期展示は、約140点を展示していました。
気になった作品
13.雪舟等楊 慧可断臂図 国宝
解説には、こう書かれています。
『本図は洞窟で座禅する達磨に、慧可は達磨に入門の覚悟を示すため、左腕を切り落とした場面。達磨が中国で後継者を得る歴史的瞬間を描く。室町時代の禅僧画家、雪舟の人物画の代表作である。』
200.白隠慧鶴 慧可断臂図
近年見つかってこの展覧会が初公開の作品だそうで、洞窟ではなく円相の中に達磨が描かれ、慧可が腕を着る前の場面。
白隠さんが描くと、緊迫の場面もどこかゆるい感じに思える。
288.雪村周継 呂洞賓図 重要文化財
解説には、こう書かれています。
『雪村は日本絵画史上において、個性的な画風で強烈な存在感を放つ禅僧画家。本図は仙人の呂洞賓が龍の頭に乗り、水瓶の蓋を開けると小さな龍が飛び出した場面を描く。雪村人物画を代表する傑作。』
301.長谷川等伯 竹林猿猴図屏風 重要文化財 (※右隻の画像)
左隻に竹林を、右隻には3頭の猿の親子を描いており、親子で肩車をして、もう1頭(父)が近づこうとしている。サルが主役だからか、留まる木や枝などはうっすらとおぼろげに描いていた。
左隻の竹林は、右側を空けた空間構成だった。
303.狩野山楽 龍虎図屏風 重要文化財(※左隻の部分画像)
解説には、こう書かれています。
『天空から風雨を巻き起こし降りくる龍、竹林を駆けめぐる雌雄の虎、右から左へ吹く強烈な風を、振り返る雄虎が撥ね返す。これほど迫力のある虎の絵は他にない。雄渾(ゆうこん)にて華麗。巨匠、狩野山楽(1559~1635)渾身の作。』
六曲一双の屏風、2009年に開催した<特別展 妙心寺>でも見た。画像はないが、龍が描かれている右隻の渦を巻く風と、斜めに吹き降ろす風の表現が良かった。
重点的に見たのは絵画のみですが、素晴らしい展示を見れて良かったですし、通期展示だった仏像や茶器なども見ごたえがありました。
禅とは、「仏のような心を自覚すること」と書いてあって、この展示を見て、難しいのかもしれませんが、そのような生き方をしたいと思いました。
あと 1階にわ チームラボの<円相 無限相>が展示していたのだ(※たぶん 今わ 展示終了していると思うのだ)
銀箔の画面に 墨でぐるりと円が描かれるのだ その後に 魚(鯉?)が1匹現れて 画面の外へ泳いでいくのだ
この円相や 同じものわ 1つもなくて すべてが違うし 二度と見えないそうなのだ
ぼくのいない写真も載せるのだ
この後わ 鶯谷駅の方に歩いて移動して<珈琲の店 デン>でランチをしたんだけど そのことわ また 今度書くのだ