どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『佐伯祐三 自画像としての風景@東京ステーションギャラリー』なのだ

2023年03月12日 | アート【展覧会 & 常設】(2023年~)

東京ステーションギャラリーで 4月2日まで開催している<佐伯祐三 自画像としての風景>を観て来たのだ



今回の感想わ えこうに任せるのだ

東京ステーションギャラリー <佐伯祐三 自画像としての風景> 4月2日まで

https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202211_saeki.html

作品リスト
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/pdf/list_202301_saeki.pdf




展示構成

プロローグ 自画像

1-1.大阪と東京:画家になるまで

1-2.大阪と東京:<柱>と坂の日本―下落合と滞船

◎親しい人々の肖像

◎静物

2-1.パリ:自己の作風を模索して

2-2.パリ:壁のパリ

2-3.パリ:線のパリ

3.ヴィリエ=シュル=モラン

エピローグ 人物と扉

大阪の中之島美術館の所蔵を中心に、全国各地から集まった約120点を展示してしました。


気になった作品

10.立てる自画像


2008年の時に観て以来、その時は<夜のノートルダム(マント=ラ=ジョリ) > をメインに見せていたので、逆さまでの展示だったので、きちんと観たのは初めて。

ヴラマンクに出会った直後に描かれたもので、顔の部分が削り取られていて、この作品を観たくて展覧会に行った。


37.滞船

数点展示されていた<滞船>の中でENEOS株式会社所蔵のこの作品が良かった。マストから垂れ下がるロープがたくさんあって、三角の形がたくさんあって構図がいい。


38.彌智子像

娘の1歳のときの肖像。展示していた他の肖像は色がのっぺりしていて、それらに比べてると色が淡く全体的にぼかして幻想的だった。


80.コルドヌリ(靴屋) アーティゾン美術館
81.コルドヌリ(靴屋) 茨城県近代美術館


興味を抱いた対象に執着して何度も制作することがあったそうで、コルドヌリ(靴屋)以外の作品も数点展示してあって見比べが出来る。

茨城県近代美術館所蔵の方が、壁の色が白く筆致が荒いと思った。


104.ガス灯と広告(※以前、東京国立近代美術館で撮ったもの)


2度目のパリの時代を代表する1点で、東京ステーションギャラリーのレンガの壁にかけられているのがいい。


140.郵便配達夫


体調のすぐれない日々を過ごしてきた佐伯が手紙を届けに来た郵便配達夫に創作欲を掻き立てられモデルを依頼して描いたそうです。


チラシの画像を載せます。
 


たくさんの佐伯祐三の作品を観て思ったのは、そこまで好きじゃなかったこと・・・。でも、念願だった<立てる自画像>をきちんと観れて良かった。


この後わ 世田谷代田駅に移動して<ヴェラーチェ(※旧店名 カフェハロー) >に行ってランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ


『クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ@東京都現代美術館』なのだ

2023年02月22日 | アート【展覧会 & 常設】(2023年~)

ぼくらわ 東京都現代美術館5月28日まで開催している<クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ>を観て来たのだ



東京都現代美術館 <クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ> 5月28日まで

https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Christian_Dior/




一部を除き 写真撮影がOKだし ぼくが書くのだ

まずわ 黒い展示空間で シックな感じの洋服が展示していたのだ





お次わ 白い曲線を多用した空間なのだ

最初の方にわ 北斎の神奈川沖浪裏の絵が描かれたドレスが展示して 過去にも見ていたようなのだ


他にわ こんな感じだったのだ










なんとなくだけど アジア的な感じも服があったのだ


その次わ 黒い空間での展示なのだ
















シックで大人な感じの洋服が多かった気がするのだ


次わ 1階と地下1階の吹き抜けの会場を利用した展示なのだ


ぼくのいない写真も載せるのだ






展示の上の部分に鏡を置いて 映り込んでカッコいいし この展示が1番良かったのだ


その次わ また白い空間で これも鏡を使った空間なのだ




展示していた中で このコートが良かったのだ

 

地下の展示なのだ




反射してわかりづらいけど 色ごとに展示していたのだ


その次わ S字の道を歩む展示で 左右に華やかなドレスが展示していて ちょっとパーティーに迎えられた感じに思えたのだ







その奥にわ キラキラ夜会のような空間なのだ





1階部分の吹き抜けで見たのを 下からも見たもので 展示空間が暗いから 上手く照明が当たる場所を探してやっと撮れたのだ





暗めのレッドの展示空間で 以前観たことがある各アーティストが手掛けたディオールのバックが展示されていたのだ


名和晃平さんの作品なのだ


宮永愛子さんの作品なのだ


こちらわ 以前観た記憶がないし アーティスト名わ 覚えてないけど 日本的でこれも良かったのだ



最後の展示わ こんな風だったのだ







展示順に写真を載せただけのブログになっちゃったけど 素晴らし展示空間で 観に行けて良かったのだ

2月と3月に日時指定券わ 売り切れで 当日券も用意しているけど 早いときにわ 10時台で終了しちゃう場合があるので お早めに会場に行った方が良さそうなのだ

4月の日時指定券わ 3月1日の午前10時に発売だそうなので それを手に入れるのもアリだと思うのだ


この後わ 清澄白河駅と門前仲町駅の中間くらいにある<リゾステリア トレンタトレ>に行ってランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ


『江戸絵画の華 第1部 若冲と江戸絵画@出光美術館』なのだ

2023年02月01日 | アート【展覧会 & 常設】(2023年~)

出光美術館で 2月12日まで開催している<江戸絵画の華 第1部 若冲と江戸絵画>を観に行ったのだ



ぼくが気になった作品なのだ

伊藤若冲<鳥獣花木図屏風>なのだ


部分画像だけど 2点載せるのだ




何度か観ている大好きな作品で 日本に戻ってくれたのが嬉しいのだ!!

1センチ四方の方眼にびっしりと描かれた動物たちの楽園で まさに極楽浄土のようなのだ


水上景邨<牡丹に唐獅子図屏風>なのだ(※画像わ 追記なのだ)



六曲一双の屏風の作品で 3頭の唐獅子が描かれ迫力わ あるのに みんな愛嬌のあるお顔をしていて ユーモラスで ちょっと可愛くもあるのだ 特に 緑の唐獅子わ 手足を合せ ちょこんとしているのがいいのだ

この作品のポストカード発売して欲しかったのだ・・・


本来なら2019年に開催するはずだったんだけど 新型コロナで中止になったんだけど 今年開催することが出来て やっと観ることが出来たのだ

やっぱりプライスコレクションわ 素晴らしいし 日本に戻ってきてくれて嬉しいのだ



ここからわ えこうの感想なのだ

出光美術館 <江戸絵画の華 第1部 若冲と江戸絵画> 2月12日まで

http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/




展示構成

1 生きものの楽園ーようこそ、プライスコレクションの世界へ

2 若冲の墨戯ー絵筆による冒険

3 浮世と物語ー躍動のかたちに

ご高齢のため自身のコレクションを手放そうと考えていたプライスさんはオークション会社を通じて日本の美術館に打診したそうで、出光美術館はその一部の約190点を2019年に購入、旧プライスコレクションのお披露目の展覧会で若冲などの作品約40点を展示しています。


気になった作品

4.谷鵬 虎図(※部分画像)


岩の影から姿を現したトラを画面いっぱい、ちょっと窮屈そうに描かれ、ユーモラスな表情も相まって、ちと可愛い。あと、水墨で細かく描かれたモコモコ質感の毛並みがいい。


6.岡本秋暉 孔雀図

絵師が最も得意とする画題が孔雀だそうで、孔雀の金、緑、青などの彩色が美しく、孔雀の左側に描かれ、匂い立つような芍薬が素晴らしい。


8.水上景邨 牡丹に唐獅子図屏風



咲き誇る牡丹と唐獅子の組み合わせは、文殊菩薩の使いである獅子が、牡丹のすえた舞台で舞う能の演目「石橋(しゃっきょう)」の情景を想起させるもの。(解説から)


11.伊藤若冲 鯰・双鶏図

三幅対の作品で、中央の墨の塊のような感じでナマズを表現していて印象に残る。


15.伊藤若冲 鶏図

晩年の作品で、若い頃に描いた着色画を水墨の技法で自己模倣した作品だそうです。羽や尾羽などが勢い良く描いてるみたいで、絶対に無理なことだが、描いている場面を見たいと思った。


26.竹田春信 達磨遊女異装図

遊女と達磨の着物を交換している作品で、色目は地味だか品のある着物を着ている達磨は仕草も含めちょっと色っぽく見えてくるような?着物を交換しているが履物はそのままだった。


28.礒田湖龍斎 雪中美人図


スパッタリング(霧吹き)によって細かな雪降る情景に白装束の女性が描かれ美しい。薄い白の着物は裏彩色を用いているみたい。


どるちと被りますが、旧プライスコレクションをまた観ることが出来て嬉しいですし、<牡丹に唐獅子図屏風>など初見の作品もあったり興味深い作品もありました。

日時指定の予約制で最終週の平日しかチケットは残ってないですが、オススメだと思います。


この後わ 武蔵小山駅に移動して<ラ・トリプレッタ>でランチをしたんだけど 今度書くのだ