どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスム@国立新美術館』なのだ

2014年11月11日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<サヒファ・ケバブ・ビリヤニ>でランチをしたぼくらわ 国立新美術館に移動して 12月15日まで開催中<チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスム>を見たのだ



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

1番良かったのわ モネが描いた<睡蓮の池、夕暮れ>なのだ


えこうも含め ぼくらわ 6メートルもの大きな睡蓮の作品わ 初めて見たのだ

太い筆で 色ごとに早く描いたような筆致で 複雑に色が絡んでいて 装飾的な壁画の世に思えたのだ あと 左の方が明るくて 右の方が暗くなっているような気がしたから たぶん違うだろうけど 時間も一緒に描いたのかなぁ って思ったのだ


アンリ・ルソーが描いた<X氏の肖像(ピエール・ロティ)>なのだ


ところどころに 突っ込みどころが満載なんだけど ルノーの作品わ なぜか惹かれるのだ


あと パウル・クレー<スーパーチェス>も良かったのだ



モネの<睡蓮>わ すごくいいし 6メートルもの大きな作品わ あんまり見る機会がないと思うから モネが好きな人なら 絶対に見に行った方がいいと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

国立新美術館 <チューリヒ美術館展-印象派からシュルレアリスム> 12月15日(月)まで

http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/zurich/index.html

公式サイト
http://zurich2014-15.jp/




展示構成

1.セガンティーニ

2.モネ

3.ポスト印象派

4.ホドラー

5.ナビ派

6.ムンク

7.表現主義

8.ココシュカ

9.フォーヴィスムとキュビスム

10.クレー

11.抽象主義

12.シャガール

13.シュルレアリスム

14.ジャコメッティ

展覧会の副題の通り、印象派からシュルレアリスムの作品74点を展示していました。


気になった作品

1.ジョヴァンニ・セガンディーニ 淫蕩な女たちへの懲罰

3人?の女性が気に変えられた作品で、退色した感じで怖い。


2.ジョヴァンニ・セガンディーニ 虚栄(ヴァニタス)

線状のような筆致で描かれているからか、刺繍絵のように思える作品でした。


4.クロード・モネ 陽のあたる積み藁


背景がぼんやりしているから、秋から冬にかけての早朝の陽が当たりだした時間帯のように思え、積みわらの上が途切れた構図で、積みわらの影がはっきり描かれているので、印象に残る。


5.クロード・モネ 国会議事堂、日没


夕陽や水面に映る夕陽も鮮やかで、対照的に国会議事堂は、シルエットになっており、そのコントラストがキレイでした。


6.クロード・モネ 睡蓮の池、夕暮れ


解説には、こう書かれています。
『黄金色に輝く睡蓮の水面の様子を描きとった。モネ最晩年の代表作。画家の視点は水面に集中しており、そこに映し出される水面の睡蓮と樹木や空、水面下の空間もが複雑に重なり合って、夢幻的な空間が広がっている。観る者を包み込むかのようなこうした大画面は、抽象表現主義をはじめとする後世の芸術にも影響を与えた。』


9.フィンセント・ファン・ゴッホ タチアオイ


日本画で立葵の作品は何度か見たことがあるが、日本画だと色が洗練されて美しいのに、ゴッホが描くとどんよりとしたタチアオイに見える。ただ、色は暗いが、色の強さを感じる。


10.フィンセント・ファン・ゴッホ サント=マリーの白い小屋


明るく太陽の光を感じる風景画。小品ながら鮮やかで美しい色に溢れている。


14.フェルディナント・ホドラー 真実、第二ヴァージョン


中央に裸の女性がいて、周りには6人の男性が頭から背中にかけて黒い布を付けている。何かの儀式を描いたように見えた作品だった。


15.フェルディナント・ホドラー 遠方からの歌


青いワンピースを着た女性が両手を広げている。タイトルが<遠方からの歌>なので、踊っているように思えた。


30.エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー 小川の流れる森の風景

色使いにインパクトがあった。


54.ピート・モンドリアン 赤、青、黄のあるコンポジション


解説には、こう書かれています。
『黒の水平線と垂直線、無彩色の白、三原色の赤、青、黄からなる本作品は、モンドリアンが1920年代に通じて探究した様式の完成した姿を示す四角の大きさはそれぞれ異なり、黒い線の太さも変化に富む。一見したよりも複雑な画面は、絶妙な調和と均衡を保つ。そこには、画家が追い求めた深い精神性が宿っている。』


58.マルク・シャガール 窓から見えるブレア島

妻ベラが亡くなった翌年に描かれたそうで、シャガールの楽しかった日々が描かれたような作品で、画面半分を覆う濃い青がキレイでした。


60.マルク・シャガール 戦争

戦火にのまれ、たくさんの逃げ惑う人たちが描かれ、左上には、十字架に磔にされたキリストが、画面中央に大きなヤギ?が描かれている。キリストは人々の救済の意味で描かれたと思うが、ヤギの意味はなんだろう?ヤギをヒツジと見たら、戦火から逃れる人は、迷える子羊たちと考えれば、意味が合うような気がするが・・・。


68.ルネ・マグリット 9月16日

葉の生い茂る木の中に三日月があり、現実にもありそうでなさそうな風景で、静寂な感じが良かった。


ホームページには、すべてが代表作と載っていて、作品の好みは分かれますが、素晴らしい作品が展示していたと思います。

今回の目玉の作品である、モネの<睡蓮>は最初の方に展示していて混雑しやすく、全体像を見るのが厳しいと思うので、閉館間際の遅い時間なら、比較的空いていて全体像が見やすいと思いますよ。


巡回情報

神戸市立博物館 2015年1月31日(土)~5月10日(日)


今回も素晴らしい作品を見れましたし、美味しいものを食べることが出来て、大満足でした。

ありがとうございます。