どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『2回目の<鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人>』なのだ

2009年09月30日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集をしたものなのだ

<Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 糸と針で描くわたし>を見たぼくらわ 東京オペラシティギャラリーに移動して もう終わってしまったけど<鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人>を再度見に行ったのだ


ぼくらわ 初日に行ったので 2回目わ 最終日に行こう! と思ったので行ったのだ

↓1回目に見に行った感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/dabce1298ca5586b154bbe621884bc29


前に きちんと見れなかった作品や もう1度じっくり見たい作品などを ゆっくり見たのだ

一回りして 17:30ころに 鴻池さんご本人がいらして また 疑問に思ったことを ちょっと聞けたのだ(最終日なので 作品を撤収するために いらしたそうなのだ)

なんで 作品リストわ 最後に置いてあったのか?

ぼくらの予想でわ 作品リストを手にして 再度 宝探しのように作品を探しながら見る って思ったのだけれど 鴻池さんわ 『手ぶらで見てほしいから。』と『家に帰ってからの答え合わせ。』と仰っていたのだ

ぼくらの予想とわ 全然違っていたのだ


<13.シラ――谷の者 野の者>から <15.梵書――World of wonder>へ向かう通路の壁の上に チビオオカミがいたので いつごろ置いたのですか?

『設置の時の最後にちょこんと置いたそうです。』インタートラベラー2体も分かりづらい場所にいたから 遊び心で置いたと思うのだ(ネオテニー・ジャパンでの 鏡のオオカミのテントウムシも然りなのだ)

念のため 他にも 隠れキャラがいたのですか?と聞いたけど 他にわ いないと言っていたので ほっとしたのだ

ぼくらわ また 鴻池さんとお会いできてラッキーだったのだ


2回目に見て ちょっと印象が変わったような作品もあったけど それわ えこうが書くと思うのだ

帰りに <インタートラベラーを眺める どるち>という感じで 写真を撮ったのだ



ちなみに これわ 初日に行ったときに撮ったものなのだ



今回見て 鴻池さんの作品が もっと好きになったので 実わ 霧島まで 見に行こう?と 思っているのだ ぼくらわ 飛行機1度も乗ったことがないから それも兼ねて・・・なのだ





ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京オペラシティアートギャラリー <鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人> 9月27日で終了しました

https://www.operacity.jp/ag/exh108/




前回行って気付かなかった点や作品の感想

5.絵本(みみお)原画

なぜ、壁に掛けないで、下に覗き込む展示にしたのだろう?


6.バージニア-束縛と解放の飛行

前見たとき気付かなかったのですが、上の方にヘビがいてとぐろを巻いていた。


8.ミミオ-冬の最後の日

ミミオと一緒にいたのは、冬の精霊?


9.第4章 帰還-シリウスの曳航

オオカミたちが、海の水のエネルギーを剣の氷に変えて吸い取って移動しているような気がする?右の端の方に光っている、甲虫(カナブン?)は、進むべき指標のような気がする?


10.第3章 遭難

オオカミたちが楽しそうな感じがしたので、この森の遊園地で遊んでるように思えた。(右奥にジェットコースターのレールみたいなものがあったので)それとも、タイトルが<帰還>なので、オオカミたちが左にある心臓を探している?のかも?


11.第2章 巨人

オオカミが発した息が竜巻を起こして、剣の雨を降らしている?それとも、オオカミが竜巻を飲み込んで天気を良くしているのかも?


12.第1章

湖(池)に浮かぶ氷の結晶(クリスタル)は、オオカミの毛皮から力を吸い取っている?

この作品のあたり1面にある光の粒がキレイ。(存在はしないが、冬の蛍のよう)


22.赤ん坊

鏡で覆われた、赤ん坊のインスタレーションで、前回気付かなかったが、奥にあった船に鹿の頭があった。


23.後ろの部屋

人工白髪?の池が、前回最後に見たときちょっと色が変わったので、ずっと見ていたが、DVDの映像に合わせて様々な光に変化した。

同じ空間にあった、オオカミの毛皮に触れてみたが、心地よかった。思わず、肉球にも触ってみたが、硬かった。


↑すべて、私が作品を見て感じたことなので、ちょっと変なことが書いていますが、こんな体感できる展覧会は、もっと開催してほしいと思いました。

たぶん、霧島も行くと思います!!


ぼくらわ 11月に 霧島まで行って 鴻池さんの作品を見に行ったのだ

↓『鴻池朋子展 インタートラベラー 12匹の詩人 <地中編>@霧島アートの森』の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/2d48ccbcae43fa1c23f43b785c3d9fba

↓『鴻池朋子展 インタートラベラー 12匹の詩人 <地上編 1>@霧島アートの森』の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/f8f125ab8ee6d7c1f14f30c78fd51350

↓『鴻池朋子展 インタートラベラー 12匹の詩人 <地上編 2>@サテライト会場:八幡大地獄 & 日本一の枕木階段』の感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/7ba60719a5b8ee4fd3e78c1cead33efb


今回も素晴らしい作品を見れたし 美味しいものを食べれて 大満足なのだ

ありがとうございますなのだ


『ステッチ・バイ・ステッチ 糸と針で描くわたし@東京都庭園美術館』なのだ

2009年09月29日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<翠苑(スイエン)>で焼肉ランチをしたぼくらわ 東京都庭園美術館に行ったのだ


ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



もう終わってしまったけど<Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 糸と針で描くわたし>が開催していたのだ


本当わ まったく行く気が なかったのだけれど 行った人のブログを読むと 皆さん いいと言っていたし 最終日だったので 行ってみたのだ


ぼくが 気に入った人の作品わ 村山留里子さんと 清川あさみさんの作品が良かったのだ

村山留里子さんわ ネオテニージャパンでも展示していたけど その時わ 興味を持たなかったけど 今回のわ 気になったのだ

黒を基調とした作品が4点あって その展示空間わ 照明を落としていて まるで夜会のようなのだ 2.5~3メートルくらいの巨大な黒のベルベットのマントの内側に 様々な装飾がしてあって キレイだったのだ

他の3点わ マネキンの両手と 胴体に 黒漆を塗ってあって 文字通り漆黒のマネキン(体?)に 着飾っているビーズや パールなどが より際立って キレイだったのだ


清川あさみさんわ 女性のコンプレックスの4枚の写真と ビーズなどの刺繍を 合わせた作品で 見惚れるくらいキレイだったのだ


作品が素晴らしいのもあるけど 東京都庭園美術館で見ると より美しく見えたりするので 見に行って 良かったと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京都庭園美術館 <Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 糸と針で描くわたし> 9月27日で終了しました

※HPはないようです。



タイトルにある<Stitch(ステッチ)>とは、『針を運ぶこと』という意味だそうです。(←解説から)

針を運んで制作した、8組の作家の作品が展示しており、1階に、手塚愛子、村山瑠里子、伊東存、奥村綱雄が、2階にnui project、秋山さやか、竹村京、清川あさみが展示していました。

※nui projectは、鹿児島県にある知的障害者施設「しょうぶ学園」で、1992年に始まった刺繍工房の活動。


気になった作家の作品

手塚愛子

落ちる絵・・・表には、白い布地に、ベラスケスのラスメニーナスや、聖母、仏様?など様々なものが赤い糸で描かれている。この作品は、裏面がすごくて、作品をかたどっていた赤い糸たちが、1つに集まり上から滝のように降り注いで、赤い泉に舞い降りている。

刺繍で描くだけじゃなく、裏側でも作品にするなんて、思っていな買ったので、ビックリしました。


村山瑠里子

マント・・・2.5~3メートルくらいの巨大マントの内側に様々な装飾をしていあって、キレイでした。

気高い手(右手)、(左手)、Untiled・・・この3点は、マネキンの両手、胴体に黒漆が塗ってあって、文字通り漆黒のマネキンに白いビーズやパールなどが装飾している。相対する色なので、際立ってキレイでした。

この村上留里子さんの展示空間は、旧大客室に展示していて、黒の作品が見栄えするように照明を落としていて、まるで夜会のようでした。ネオテニー・ジャパンでも作品を展示していたのですが、その時は、あまり印象に残らず・・・。庭園美術館の空間が作品をより良く見せてようです。


nui project

大島智美と吉本篤史の2人の作品があったのですが、前者の大島さんの作品が面白かったです。作品名がなかったのですが、棺のカバーみたいなものや、西洋の紋章のような作品がシンメトリーっぽくて、キレイでした。


清川あさみ

Complexシリーズ?の4点。裸の女性の写真にビーズなどの刺繍があしらわれている。写真とビーズがコラボした美しい作品。

作品解説には、『女性のコンプレックスを刺繍であらわしているが、一方でそのコンプレックスが魅力に変わるような作品となっている。』と書かれていました。

Complex-skin・・・肌全体にビーズに覆われている。

Complex-voice・・・声を発する口からビーズがあふれ出している。左目から涙(透明なビーズ)が流れ落ちているので、悲しみの声?のような気がする。

Complex-hair・・・髪からビーズが伸びて、昆虫やカエル、ヘビなど気持ちの悪い動物たちが寄ってきている。まるで髪の毛が森のように思える。

Complex-heart・・・心臓から飛び出ているようにビーズの刺繍がしてある。ドキドキしているように思えるのだが、2つ心臓があるのは、なんでだろう?


今回展示していた、村山留里子さんと、清川あさみさんの作品が特に気に入ったので、彼女たちの作品が展示している展覧会は見に行こうと思っています。


この後わ 東京オペラシティギャラリーに移動して もう終わっているけど 2回目の<鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『翠苑(スイエン)@目黒(東口)』なのだ

2009年09月28日 | 美味しいもの(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

2回目の<イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション->をぼくらわ 目黒に移動して 東京都庭園美術館へ行こうと思ったのだけれど まだ ランチを食べてなかったので 目黒駅からすぐの焼肉屋さんの<翠苑(スイエン)>でランチをしたのだ

翠苑(スイエン)

HPがないようなので 食べログのページ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13001618/




内装が昔からあるような焼肉屋さんみたいで ランチわ 17時までやっているそうなのだ

ぼくらわ <まんぷく定食(食後にアイスコーヒー付き) ¥1300>を注文したのだ


お肉わ 牛肉のササミで お肉と ごはんが大盛りのメニューなのだ

ぼくらわ お肉大好きなので 満足したのだ もちろん 美味しかったのだ

お写真を撮るのを忘れちゃったけど 食後にアイスコーヒーも付くのだ


料理のUPの写真を載せるのだ(クリックする拡大するのだ)



他のランチメニューを見たら お安いのわ 1000円以下(950円)で食べられるメニューがあったし 17時までランチメニューが食べることが出来るので また行こうと思うのだ


この後わ 東京都庭園美術館に移動して もう終わってしまった展覧会<Stitch by Stitch ステッチ・バイ・ステッチ 糸と針で描くわたし>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『2回目の<イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション->』なのだ

2009年09月27日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 2回目だけど 大丸ミュージアムで開催している<イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション->を見て来たのだ



前に見に行ったときに 作品リストを 貰うのを忘れたので 行ったけど ボッティチェッリの<聖母子と天使>も また見たくなったからなのだ

※1回目に見た感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/9e653db1192aa4340d2e8bbcb5da12fb


2回目なので 今回わ ぼくが書くのだ


大丸ミュージアム <イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション-> 9月28日(月)まで

http://www.mainichi.co.jp/event/culture/000479.html




前回わ 気にならなかったけど ヴェントーラ・サリンペリーニが描いた<聖ペテロとシエナの聖ベルナルディーノを伴う聖三位一体>もいいなぁ~ って思ったのだ

構図も創造主の神を頂点に十字架にかけられているキリストの両手を三角形の位置になっていて 同じくキリストを頂点に聖ペテロとシエナの聖ベルナルディーノも同じ構図になっていたので ちょっと気になったのだ


あと 前に見たとき疑問に思わなかったけど 今回見て疑問に思ったのわ ボッティチェッリ<聖母子と天使>の天使の頭に 穴みたいな ちょっと大きめな黒い点があったのだ あれわ 傷とかだったのか? 画家が意図的に 付けたものなのか 気になったのだ



他にも行きたいところがあったから 1時間ちょっとで大丸ミュージアムを後にしたけど ボッティチェッリの作品を もう1度見れて良かったのだ


この後わ 目黒に移動して 駅からすぐ近くにある<翠苑(スイエン)>でランチをしたけど そのことわ また 今度書くのだ


『ウィーン・ミュージアム所蔵 「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」@日本橋高島屋』なのだ

2009年09月24日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

2回目の<名和晃平展 L_B_S>を見たぼくらわ 日本橋高島屋で開催中の<ウィーン・ミュージアム所蔵 「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」>を見に行ったのだ



ぼくらが着いたのわ 18時ころだったのだ 今回初めて知ったけど 日本橋高島屋の展示わ 18時以降だと 半額になるのだ

いつも 高島屋でわ 無料で貰える作品リストがないのだけれど さすがに今回わ 用意をしていて 受付の係員に言えば 貰えるので お忘れなくなのだ

ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

クリムトの作品で良かったのわ <寓話>・<牧歌>・<パラス・アテナ>の油彩の作品と 黒チョークで書かれた<彫刻>という作品がいいのだ

パラス・アテナ


寓意


牧歌


彫刻



シーレわ そんなに好きじゃないけど <ヒマワリ>わ 惹かれたのだ 枯れているヒマワリなんだけど なぜか存在感があるのだ


ぼくらわ しらなかったのだけれど クリムトには弟がいて その人の作品も展示していたのだ しかも<宝石商>わ キレイで良かったのだ


時間が足らなくて 最後の方わ 駆け足での鑑賞だったので もう1度行こうと思っているのだ

他にも 良い作品があったので この<ウィーン・ミュージアム所蔵 「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」>わ オススメなのだ クリムト シーレの作品わ あまり見る機会がないので 気になった方わ ぜひなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想なのだ

日本橋高島屋 <ウィーン・ミュージアム所蔵『クリムト、シーレ ウィーン世紀末展』> 10月12日(月・祝)まで

※HPはないようです。




私は、クリムトが好きなので、この展覧会に行きました。とはいっても、クリムトの作品を実際に見たことあるのは、閉館してしまった、青山ユニマット美術館の<Irrlichter イルリヒタ>だけなんですよね。いつか、愛知県ある2つの作品を見たいと思いますが・・・。(愛知県立美術館に<人生は戦いなり(黄金の騎士)>・豊田市美術館に<オイゲニア・プリマフェージの肖像>が所蔵。)

↓※2013年に<人生は戦いなり(黄金の騎士)>を見ました。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/803737c4f70083c7ddb2c20b96716912


展示構成

第1章 装飾美術と風景画

第2章 グスタフ・クリムト

第3章 エゴン・シーレ

第4章 分離派とウィーン工房

第5章 自然主義と表現主義

約120点を展示しており、クリムト8点、シーレ19点ありました。


気になった作品

20.シャルル・ヴィルダ ランナーとシュトラウス

ヴァイオリンリストのランナーと、シュトラウス1世がワルツを演奏し大成功を導いた場面だそうです。ワルツを踊る?女性たちの淡いドレスが美しく、ずっと見ていると演奏が流れてくる感じになります。


29.スザンネ・レナーテ・グラニッチュ イーゼルの前の自画像


39.グスタフ・クリムト 寓話


鶴、キツネ、ネズミ、ライオン、4種の動物の表情がいい。この絵は、民族の調和?(←うろ覚えなので、間違っているかも?)を説いているそうです。


42.グスタフ・クリムト 愛

中央に、キスをする二人、左右の金地に薔薇の描かれている三連祭壇画のよう。中央の幻想の中にいる2人を上から眺めている様々な年齢の女性は、精霊もしくは、幽霊?精霊の方がイメージに合うかな。


43.グスタフ・クリムト 彫刻



45.グスタフ・クリムト パラス・アテナ


芸術、学問、知恵、戦いを司るギリシャ神話の女神。胸にあしらわれたメデューサの首、ゴルゴネイオン(魔除け)は舌を出しており、保守的な美術批評家たちに対する挑発ともとれるそうです。

迫力はあるのですが、私は、ちょっと怖い印象を感じました。


48.グスタフ・クリムト 牧歌



52.エルンスト・クリムト 宝石商

グスタフ・クリムトの弟の作品。弟がいて、画家だったとはビックリした。

中央の紋章や、2人の人物が美しい。


55.エゴン・シーレ ヒマワリ


極端に縦長の画面は、日本の掛軸の影響だそうです。シーレの作品は、そんなに好きじゃないのですが、この作品は惹かれました。

枯れているヒマワリなので、戦火で焼けてしまったゴッホの<ひまわり>を思い出しました。


83.フリードリヒ・ケーニヒ 森の静けさ(孤独な森)

水面に映った景色を描いている感じがしたので、モネの睡蓮を思い出す。


107.エドゥアルド・シュテラ 踊り子(エリゼ)

官能的な女性の裸婦像。足元に咲いている花がアクセントになっていていい。


121.エルンスト・パイエル 月夜の冬景色

薄暗い景色の中での月明かりがキレイな作品。


18時ころから見たので、最後の方は急ぎ足での鑑賞になっちゃいました・・・。なので、もう1度じっくり見に行こうと思っています。もちろん、18時以降に・・・。

クリムト、シーレの作品を見る機会ってあまりないので、見に行ってみてはいかがでしょうか?


↓後日見に行った、2回目の感想です。
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/11ee90f46934309aac5c4e78f5ebdaee


巡回情報

サントリーミュージアム[天保山] 10月24日(土)~12月23日(水・祝)

北九州市立美術館 2010年1月2日(土)~2月28日(日


今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て良かったです。

ありがとうございます。


『2回目の<名和晃平展 L_B_S>』なのだ

2009年09月23日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<建築家 坂倉準三展 モダニズムの住む 住宅、家具、デザイン>を見たぼくらわ 前にも見たけど メゾンエルメスで開催していた<名和晃平展 L_B_S>を再度見に行ったのだ



↓1回目に見た感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/12a44d6a4a49aa0f0009c221cc1acc67


2回目なので ぼくが書くのだ


メゾンエルメス <名和晃平展 L_B_S> 9月23日で終了しましたなのだ

メゾンエルメスのページは、ないようなので、TABのページです。
http://www.tokyoartbeat.com/event/2009/5C67




3つの作品があって やっぱり<BEADS>の作品で エルクがガラスビーズで包まれている大きなオブジェの<PixCall-Elk♯2>が1番いいのだ

この展示が終わったから あのエルクの作品わ どこに行くのかちょっと気になるのだ(作家蔵になるのか それとも美術館や 今回展示したエルメス所蔵になるのか? 個人蔵になるのか・・・なのだ)


あと ぼくらわ 会期末に行ったので この展覧会のパンフレットが置いてあったのだ メゾンエルメスでわ 過去に開催したパンフレットも頂けるので 次回の展示のときに 貰いに行ってはいかがでしょうか?なのだ

もうちょっとエルクの作品を見ていたかったけど 他にも行きたい場所があったので 作品にサヨナラしたのだ


この後わ 日本橋高島屋で開催中の<ウィーン・ミュージアム所蔵 「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」>を見に行ったのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『建築家 坂倉準三展 モダニズムの住む 住宅、家具、デザイン@パナソニック電工 汐留ミュージアム』なのだ

2009年09月22日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<とんかつ まるや 新橋烏森口店>でランチをしたぼくらわ パナソニック電工 汐留ミュージアムで 27日で終わってしまうけど<建築家 坂倉準三展 モダニズムの住む 住宅、家具、デザイン>を見たのだ



前に 神奈川県立近代美術館の<建築家 坂倉準三展 モダニズムに生きる 人間、都市、空間>も見たので行ったのだ

↓見に行った感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/9bad53b828c5209417f3dc6c8e63df70



あっちわ 住宅などの建築物が主だったけど こちらの展示わ もちろん住宅などの建築物のこともあったけど イスや棚など彼が設計したものが展示してあったのだ

坂倉準三さんわ 画家の家(アトリエ=画室)なども手掛けていたらしく 表参道にある岡本太郎さんの家(現在の岡本太郎記念館)や 上村松園さんの画室も手掛けたそうなのだ

西洋美術館の執務室に置かれたイスや テーブルわ 坂倉さんがデザインしたものなのだ

最後に座れるイスが2つあって もちろん座ったのだ <低座椅子>と<小椅子>というのがあったけど ぼくらわ <低座椅子>の方が良かったのだ


ぼくらわ 2つの坂倉準三展を行ったけど このパナソニック電工 汐留ミュージアムの方が良かったのだ(あっちわ 駆け足での鑑賞だったのも原因だけど・・・なのだ)




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


パナソニック電工 汐留ミュージアム <建築家 坂倉準三展 モダニズムの住む 住宅、家具、デザイン> 9月27日(日)まで

※HPはないようです。




展示構成

Section1 東京とパリ、伝統とモダンの間で

Section2 都市に住む 規格化と工業デザインへの取り組み

Section3 個人住宅の多様な展開

Section4 文化を作る建築家の仕事

Section5 椅子から都市デザインまで

主に写真での展示が主だったと、数は多くないのですが、家具も展示していました。


気になった作品(住宅)

Ta邸

真ん中を空けて中庭にしている様は、神奈川県立近代美術館のよう。1943年に出来たようなので、こちらの邸宅の方が先です。(美術館は、1951年。)


32.折りたたみ寝椅子

シャルロット・ぺリアン、積雪地方農村経済調査所の共作?のようです。

※シャルロット・ペリアン・・・ル・コルビュジエの片腕としてインテリアを担当し、板倉準三の同僚でもあり生涯の良き友人であった。(解説から)

たしか、シャルロット・ペリアンって、柳宗理にも影響を与えた。


Ih邸 [現:ドメイヌ・ドゥ・ミクニ]

2007年に解体危機のなか、その一部が軽井沢に運ばれレストランに再生された。


Um邸 画室

Um邸とは、上村松園さんのこと。現在母屋はないのだか、画室と渡り廊下は、良好な状況で現存しているそうです。


37.竹籠座低座椅子(吾妻型)

このイスは、MoMAのローコスト家具国際設計競技で、佳作入選している。


39.小テーブル はまぐり形

37.39共に、ペリアンに影響を受けているような気がする。


Te邸

逆三角形の緩やかな屋根をしている。(バタフライ屋根)

たしか、佐賀県体育館も逆の屋根の形をしていた。(神奈川県立近代美術館で見たもの。)

現存せず。


Ok邸アトリエ [現:岡本太郎記念館]

表参道にある、岡本太郎記念館です。たしか、岡本太郎記念館は、写真撮影がOKだったと思うので、根津美術館がリニューアルオープンするので、その時に合わせて、見に行こうと思います。


144.肘掛椅子

西洋美術館の執務室に置かれたテーブル、椅子は、坂倉のデザインによるもの。


215~217.安楽椅子(通称:眼鏡椅子)赤、黄、青

眼鏡椅子の名の通り、両側に穴が開いてあって、眼鏡みたい。

最後に、座っていい椅子が2つあって、両方座ってみたのですが、<低座椅子の>方が座り心地良かったです。(もう一方は、小椅子。)

こちらに低座椅子の画像があります。
http://www.malsyo.co.jp/tendo_T5016N.html


坂倉準三さんが、上村松園さんの画室や、岡本太郎さんの邸宅(現:岡本太郎記念館)を手掛けていたなんて、知らなかったのでビックリしました。


この後わ 前にも見に行ったんだけど もう1度見たくて メゾンエルメスで開催している<名和晃平展 L_B_S>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『とんかつ まるや 新橋烏森口店@新橋(烏森口)』なのだ

2009年09月21日 | 美味しいもの(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<森万里子「フラットストーン」>を見たぼくらわ 新橋へ移動して パナソニック電工 汐留ミュージアムへ行こうとしたけど お腹が減ったので ランチを食べに 烏森口にある<とんかつ まるや 新橋烏森口店 >へ行ったのだ

とんかるまるや 新橋烏森口店

HPがないので 食べログのページ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13050184/




ぼくらわ 1番安い<ロースかつ定食 ¥700>を頂いたのだ


キャベツのお替わりわ ¥100かかるけど ごはんと お味噌汁わ お替わり自由なので お腹一杯に食べることが出来るのだ

もちろん カツも サクサクで美味しかったのだ


料理のUPの写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



お安いお店を 見つけたので パナソニック電工 汐留ミュージアムへ行くときわ 利用しようと思うのだ


この後わ パナソニック電工 汐留ミュージアムで開催している<建築家 坂倉準三展 モダニズムの住む 住宅、家具、デザイン>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『森万里子「フラットストーン」@SCAI THE BATHHOUSE』なのだ

2009年09月20日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

2回目の<トリノ・エジプト展>を見たぼくらわ 谷中にある 銭湯の外観のギャラリー SCAI THE BATHHOUSEで開催中の<森万里子「フラットストーン」>を見に行ったのだ





展示数が少ないので ぼくが書くのだ


SCAI THE BATHHOUSE(スカイ・ザ・バスハウス) <森万里子「フラットストーン」> 10月3日(土)まで

http://www.scaithebathhouse.com/ja/exhibitions/2009/09/mariko_mori_flat_stone/




閉店した銭湯を利用したギャラリーで 入口にわ 銭湯おなじみの木札の靴入れが残っていて懐かしく思えるのだ 内部わ 銭湯の面影はほとんど残ってなくて 唯一残っているのわ 銭湯独自の2段の高さに分かれてる天井だったのだ

ぼくらわ 森万里子さんの作品を見たのわ 今回で2回目のようで 六本木アートナイトの時に 見ていたのだ(※テレビ朝日の近くにあるのだ)



今回展示していた作品わ HPで見れるけど 立体作品と絵画 ドローイングが展示してあって 立体作品わ なにかの儀式で使うかのような感じがしたのだ 絵画の方わ 淡い色の宇宙のような感じがするのだ


このギャラリーわ 建物が銭湯で面白いし <森万里子「フラットストーン」>も良かったのだ


この後わ 新橋に移動して 烏森口にある<とんかつ まるや 新橋烏森口店 >でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『2回目の<トリノ・エジプト展 -イタリアが愛した美の遺産->』なのだ

2009年09月19日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 前に混雑して きちんと見れなかったので もう1度 東京都美術館で 10月4日まで開催している<トリノ・エジプト展 -イタリアが愛した美の遺産->を見たのだ



※1回目に見た感想なのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/42d3133323a3eb5b9b0e42e2d6c81677

今回わ 色々じっくり見れたので エジプトの神様の名前や聖獣などと特徴を覚えたのだ

セクメト女神わ ライオンの頭を持つ神で 復讐の女神なのだ

アメン神わ テーベの主神なのだ

牡牛わ アメン神の聖獣なのだ

猫わ 古代エジプトでわ 崇められていたけど 本当わ ライオンが信仰の対象だったのだ 猫の多産性と母性のため 崇められるようになったのだ

オシリスわ 冥界の王なので イシスわ その妻なのだ

ホルス神わ エジプト王の化身のハヤブサの頭を持つ神なのだ ちなみに ホスルわ オシリスとイシスの子供なのだ

ヌウト女神わ 天空の神なのだ

アヌビスわ ジャッカルの頭を持つ神で 墓地の守護神なのだ

他にも覚えたと思うけど ちょっと忘れてしまったのだ


トリノ・エジプト展わ 面白いので 必見なのだ 宮城 福岡 神戸 静岡の順に巡回するそうなのでお近くの人わ ぜひなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想なのだ


東京都美術館 <トリノ・エジプト展 -イタリアが愛した美の遺産-> 10月4日(日)まで

http://www.tobikan.jp/museum/2009/torino_egypt.html




気になった作品

23.コホル容器と化粧棒

コホルとは、アラビア語でアイシャドーの意味。古代エジプトでは、男女ともコホルを目に塗る。(解説から)


29.アメン神とツタンカーメンの王の像

後ろに回ると、ツタンカーメンがアメン神に手をまわしているのが分かる。(ちょっとだけ指が見える。)


30.オシリス神をかたどった王の巨像頭部

オシリスは、冥界の王。


32.ライオン頭のセクメト女神座像

セクメトは、復讐の女神。


33.プタハ神座像

創造神で職人の守護神。


37.牡羊の頭

牡羊は、テーベの主神アメン神の聖獣を表す。


38.カエムウアセト王子に石棺の蓋

被葬者の地位が高いほど石棺には硬い石が使われる傾向にある。(解説から)


39.イビの石製人型棺の蓋


59.青銅製の猫の小像

古代エジプトでは、猫が崇められていた。元来、猫ではなくライオンが信仰胃の対象だったが、次第にライオンの獰猛さに代わって、多産性と母性の象徴である雌猫のもつ穏やかな性格が好まれるようになった。(解説から)


60.班岩性製のハヤブサの小像

ハヤブサは、エジプトの王の化身ホルス神を象徴。この場合はローマ皇帝を象徴しているそうです。(解説から)


64.イシス女神とホルス神の小像

イシスは、オシリスの妻で、ホスルは、オシリスとイシスの子供。


70.死者の書


73.神前の庭師メンチュイルデスの人型の内棺

棺の内側には、ヌウト女神が死者を抱きかかえるように描かれている。

ヌウト女神は、天空の神。


84.ウアフイプラーのカノポス容器

ホルス神の4人の息子に姿に作られた壺の中に、肝臓、腸、肺、胃がいれたれた。


94.猫の棺

神を象徴とする動物は、聖域の中で飼われ、死ぬとミイラにされ墓地や地下埋葬室に納められた。(解説から)


96.ガラス象嵌細工を施した木製パネル

赤、青、緑のガラス象嵌がキレイ。


112.ロータス文様のファイアンス製容器

ロータスは、復活、再生の象徴。


トリノ・エジプト展は、面白かったので、近くに巡回展があるなら、ぜひ、見に行ってください。オススメですよ。


巡回情報

宮城県美術館 2009年10月17日(土)~12月20日(日)

福岡市美術館 2010年1月5日(火)~3月7日(日)

神戸市立博物館 2010年3月20日(土)~5月30日(日)

静岡県立美術館 2010年6月12日(土)~8月22日(日)


この後わ 谷中にある 銭湯の外観のギャラリー SCAI THE BATHHOUSEで開催中の<森万里子「フラットストーン」>を見に行ったのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション-@大丸ミュージアム』なのだ

2009年09月14日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<江戸の幟旗(のぼりばた) 庶民の願い・絵師の技>を見たぼくらわ 東京駅からすぐにある 大丸ミュージアムで開催している<イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション->を見たのだ


この展覧会わ てっきり東京会場への巡回がないと思って 静岡まで見に行こうか 迷ったくらい 見たかった展覧会なのだ


ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

やっぱり ボッティチェッリ<聖母子と天使>だと思うのだ


ぼくらわ 知らなかったけど 『ボッティチェッリのお師匠さんわ フィリッポ・リッピで この絵画わ その影響が 色濃く見られる』と解説に書いてあったのだ

聖母とキリストが頬を寄せ合い 優しい眼差しで キリストを見ている様子が良かったのだ

他にも ジョヴァンニ・ベッリーニの<聖母子>や ルカ・ジョルダーノの<セバスティアヌスの殉教> フランソワ・ジェラールの<戴冠式のナポレオン>などが良かったのだ


この展覧会わ 28日までの開催なので イタリア絵画に興味のある方わ ぜひなのだ ボッティチェッリの作品わ 中々見ることないので 行ったほうがいいと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


大丸ミュージアム <イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション-> 9月28日(月)まで ※最終日は、16:30まで(17時閉場)

http://www.mainichi.co.jp/event/culture/000479.html




展示構成

1章 光と闇のドラマ -17世紀の宗教画の世界

2章 日常の世界をみつめて -17世紀世俗画の世界

3章 軽やかに流麗に -18世紀イタリア絵画の世界

4章 ナポレオンとボナパルト一族

5章 フィッシュ美術館所蔵のコルシカの風景画家

フェッシュ美術館とは、ナポレオンの生まれたコルシカ島にある美術館で、ナポレオンの母方の伯父のジョゼフ・フェッシュ枢機卿の個人コレクションが基礎になっているそうで、絵画57、彫刻4、参考資料18の合計79点を展示しています。


気になった作品

1.サンドロ・ボッティチェッリ 聖母子と天使


髪を結い上げヴェールをかぶった聖母のヘアスタイルは、当時のフィレンツェでは既婚女性特有のもの。(解説から)

キリストと聖母が頬を寄せ合い優しいまなざしでキリストを見ている聖母がなんか良かったです。でも、天使の目線はそっぽを向いている。なぜなんでしょう?


2.ジャヴァンニ・ベッリーニ 聖母子

この方、私は知らなかったのですが、ルネサンス絵画の天才の1人ヴェネツィアの有名な画家一族に生まれだそうです。

光輪は、中世以降の伝統に従って打ち出し装飾を施している。(共に解説から)

聖母の視線が伏し目がちなので、優しさと憂いを秘めた表情に思える。


9.ルカ・ジョルダーノ 聖セバスティアヌスの殉教

闇の中で血の気のない肌のセバゥティアヌスが光を帯びて浮き上がっている。


作品の解説に書いてあったのだが、作品番号No.1、No.2のルネサンスの作品は、聖人をまんべんなく照らす「普遍的な光」で描かれ、作品番号No.9のようにバロックの作品は、1つの方向から強い光を差し込み、闇の中から人物を浮き上がらせている。


13.グレゴーリオ・フェッラーリ 帰還途上の休息

18世紀のジェノヴァ絵画で最も有名な画家の1人。

すべての人物の表情が優しさに溢れている。この聖母の表情は、前に西洋美術館で開催された<パルマ展>でも見たような気が・・・。


29.ジュゼッペ・レッコ(帰属) 亀と魚のある静物

ウミガメのいる静物って、初めて見ました。しかも裏返しになってるって・・・。


32.ベネディト・ルティ 難破船を救う聖女カタリナ・トマス


荒々しい波の中、必死で何かにつかまる人々。聖女が宙を飛び、マストを掴んで転覆しないようしている。

聖女カタリナ・トマスは、船乗りの守護聖女だそうです。


38.エティエンヌ・パロセル(通称:ル・ロマン) キリストとサマリア女


47.フランソワ・ジェラール 戴冠式のナポレオン

当たり前だが、威厳を感じる。玉座やコートにNのマークがある。(ナポレオンのN?)


52.ロレンツォ・ベルトリーニ エリザ・ナポレオーネ像

大理石の彫刻。端正な顔立ちでウットリします。


67.ナポレオンのデスマスク(鋳造)

死後2日後に石膏の型取りをし、翌日に2つの型にブロンズを流し込んで作ったそうです。


会期は短いですが、ルネサンス期の絵画が見れるのはあまりないので、この機会に行ってみてはいかがでしょうか?

大丸ミュージアムは、20時(木・金曜日は、21時)まで開館してますし(だたし、入場は閉館の30分前まで)オススメだと思いますよ。


↓2回目の感想も載せるのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/60123c95b838063c5bb91633c8757f0d


今回も素晴らしい作品が見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て良かったです。

ありがとうございます。


『江戸の幟旗(のぼりばた) 庶民の願い・絵師の技@渋谷区立松濤美術館』なのだ

2009年09月13日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<松涛Mar>でランチをしたぼくらわ 渋谷区立松濤美術館へ移動して 9月13日で終わってしまったけど<江戸の幟旗(のぼりばた) 庶民の願い・絵師の技>を見て来たのだ



美術館の入り口にわ いろんな幟旗が飾ってあったのだ




ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するにだ)



今回わ 100点もの幟旗が展示してあって 武者や鍾馗 龍や動物 波や七福神などの絵柄が書かれていたのだ

幟旗わ 大きくて みんな 見上げて鑑賞していたのだ たぶん 4~5メートルくらいの大きさだったと思うのだ

ぼくらわ 知らなかったけど 幟旗わ 外に出すものだと思ったけど 家の中にも飾ることが出来る 内幟というのがあって 1メートルくらいで小さいものだけれど 当初の色彩を留めているものもあるそうなのだ

ぼくが気に入ったのわ 霊獣の龍や 唐獅子の幟旗なのだ やっぱり霊獣わ カッコイイし なんか迫力があって 強そうなので好きなのだ


ぼくらわ 利用しなかったのだけれど 松濤美術館わ 2階の展示室の中に カフェがあって 作品を見ながら 軽食やケーキなどを食べることが出来るのだ そんな美術館わ なかったので ビックリしたのだ

カッコ良かったり 面白い幟旗を見れて 楽しかったのだ またこのような 幟旗の展覧会があったら 見てみたいのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


渋谷区立松濤美術館 <江戸の幟旗(のぼりばた) 庶民の願い・絵師の技> 9月13日で終了しました

http://www.shoto-museum.jp/06_past/139.PDF



幟旗・・・端午の節句や村の鎮守の祭りなどで飾りとして立てられ、浮世絵や絵馬と並んで江戸時代の庶民の代表格だったそうです。(HPから一部抜粋)

幟旗(旗の展示)って、2006年に江戸東京博物館で開催した<ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展>で、北斎の鍾馗様の1点を見たくらいで、あとは見たことないような・・・?

私が知っているような有名な画家の作品はないですが、100点もの幟旗が展示してあって、文字や武者絵、説話、動物、神様など様々な幟旗がありました。


気になった作品

6.波

かなりの高さまで波が描かれているので、迫力がある。


10.双龍(一対)

一方は口を開き、もう一方は口を閉じている。阿吽の龍?構図も対照的で、口をあけている方は、上空を目指し登っている龍で、口を閉じている方は、海面を目指し降っている龍。


11.龍

渦を巻いた黒雲の中に龍がいる。嵐を起こしている?


18.登竜門

青(藍)1色の濃淡のみで、表現している。


21.笠鍾馗

笠をかぶった横顔の鍾馗様。枠(旗)からはみ出るほど大きく描かれている。


24.鍾馗

この作品は、1メートルほどの作品で、内幟(うちのぼり)といい、上の中に飾ったそうです。外の風雨にさらされてないので、当初の色彩を留めているものが多いそうです。

この鍾馗様は、お腹が出ていて恰幅のいい。


59.七福神

私は知らなかったのですが、七福神は、恵比寿様だけが日本の神様で、あとは、中国やインドの神様なんですね。


69.獅子の谷落とし

百獣の王の獅子の子どもが、谷に落とされている図。親は谷の上で待っているイメージがあるのですが、この作品では、下で待っているようです。この作品には、百花の王の牡丹の花も描かれています。


70.虎

虎と言うにはちょっと・・・?な感じがします。上空にいる鳥の簡素化されたデザインがユニーク。たぶん、鳥は千鳥?


71.桐に鳳凰


78.十二支

本来は双幅だったようですが、片方はないようです。子、寅、午、申、酉、戌の半分が描かれていますが、すべて愛嬌のある表情をしています。


79.宝尽くし

亀の尾、打ち出の小槌などの8種類の宝が描かれる。


80.菖蒲



カッコイイものや面白い幟旗が見れて良かったです。あんまり見る機会がないと思いますが、また幟旗の展覧会があったら見てみたいと思います。



この渋谷区立松濤美術館わ 展示室以外わ 写真撮影OKだったので えこうに写真を撮ってもらったのだ

美術館の階段わ 螺旋階段?なのだ




ぼくのいない写真も載せるのだ(くり㏍すると拡大するのだ)
 


その階段にあった カッコイイ照明なのだ


ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



この美術館わ 中庭?があって 展示室に行ける 橋があるのだ


ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



これわ 橋(通路)の上で撮った写真と 橋(通路)にある飾りなのだ






ぼくの写ってない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
    


あと エントランスに大きな丸窓があったけど 休憩している人がいたので お写真を撮ることが出来なかったのわ ちょっと残念だったのだ


ここの美術館わ 建物が面白いし 入場料金が¥300とお安いので 気になる展覧会のときにでも お時間があったら 行ってみてわ いかがでしょうか?なのだ


この後わ 大丸ミュージアムで開催している<イタリア美術とナポレオン展 -コルシカ島 フェッシュ美術館コレクション->を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『松涛Mar@神泉 or 渋谷?』なのだ

2009年09月12日 | 美味しいもの(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<ベルギー幻想美術館>を見たぼくらわ Bunkamuraの近くにある<松涛Mar>でランチをしたのだ

松涛Mar
http://www.tamago-net.com/syomar/

食べログのページ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13030907/




このお店のランチメニューわ <サラダ + スープ + パン・コーヒー又は紅茶セット(飲み物は、お替わり自由) ¥900>なのだ

ぼくらわ <からすみのぺペロンチーノスパゲティ ¥900> +<大盛り ¥100> + <食後のデザート(チーズケーキのスフレ仕立て) ¥200>を注文したのだ

まずわ <サラダ・パン・スープ>なのだ



次わ <からすみのぺペロンチーノスパゲティ(大盛り)>なのだ



最後わ 別注文のデザート<チーズケーキのスフレ仕立て>と <ドリンク>なのだ(※ドリンクわ セルフで自分でお替わりを取ってくるのだ)



料理のUPの写真を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
  

今考えると 他にも色々行くのに ぺペロンチーノを食べちゃったなんて・・・ ぼくらわ ちょっとニンニク臭かったかもなのだ

デザートわ 少なくて残念だったけど 飲み物がお替わり自由なので Bunkamuraや 松濤美術館へ行った時に ゆったり展覧会の余韻に浸れると思うし この<松涛Mar>わ オススメ出来ると思うのだ



この後わ 渋谷区立松濤美術館へ行って もうすぐ終わっちゃうけど<江戸の幟旗(のぼりばた) 庶民の願い・絵師の技>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『ベルギー幻想美術館 クノップフからデルヴォー、マグリットまで@Bunkamura』なのだ

2009年09月11日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

ぼくらわ 渋谷のBunkamuraで開催中の<ベルギー幻想美術館 クノップフからデルヴォー、マグリットまで>を見て来たのだ


本当わ 「20世紀モダン・アート展」(仮称)を開催する予定だったんだけど 今年の2月に金融危機の影響などから中止を決定したのだ そして その展覧会の代わりが この姫路市立美術館所蔵の<ベルギー幻想美術館>になったそうなのだ

展覧会名の副題に <クノップフからデルヴォ―、マグリット>となっていたけど フェリシアン・ロップスと ジェームズ・アンソールの作品も多くあったのだ(版画が主なのだ)

ぼくらわ 第1章の象徴主義の画家たちの展示が1番良かったと思うし クノップフの<ヴェネツィアの思い出> レオン・フレデリックの<アッシジの聖フランチェスコ> あと 知らなかった画家だけど ジャン・デルヴィルの<レテ河の水を飲むダンテ>などが良かったのだ


ちょっと好き嫌いが分かれるかもしれないけど 第1章の展示わ 必見だと思うので 気になる方わ ぜひなのだ

あと ぼくらわ 所蔵先の姫路市立美術館に行って見たいと思ったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


Bunkamura <ベルギー幻想美術館 クノップフからデルヴォー、マグリットまで> 10月25日(日)まで

※HPはないようです。




展示構成

第1章 世紀末の幻想 象徴主義の画家たち

第2章 魔性の系譜 フェリシアン・ロップス

第3章 幻視者の独白 ジェームズ・アンソール

第4章 超現実の戯れ ルネ・マグリット

第5章 優美な白昼夢 ポール・デルヴォ―

約120点の作品を展示しています。(主にリトグラフなどの版画が中心。)


気になった作品

4.レオン・フレデリック アッシジの聖フランチェスコ

動物たちに説法しているように思える。三幅対の祭壇画の形式を真似ている。


5.レオン・フレデリック 春の寓意

こちらの作品も三幅対の祭壇画の形式を真似ている。春の爽やかな雰囲気を感じる。


7.フェルナン・クノップフ ヴェネツィアの思い出

不思議な魅力のある美しい女性、理由は分からないが、惹かれる作品。


13.ジャン・デルヴィル レテ河の水を飲むダンテ(※画像 追記)


ダンテの「神曲」を題材にした作品。ダンテと淑女のマチルダが、レテ河の幻想的な風景にいる。例えるなら、朝靄の風景の中にいるよう。その風景に中にいるマチルダが女神にように美しい。


15.ジャン・デルヴィル ジャン・デルヴィル夫人の肖像

ブルイーヌと呼ばれる青色の顔料のみで描かれている。青は信仰を対象として天井の色、画家の理想の美を表現したもの。

この画家は、瞑想のために部屋を青く塗っていたそうです。(解説から)


33.フェリシアン・ロップス スフィンクス



私は、第1章の象徴主義の画家の作品が1番良かったと思います。フェルナン・クノップフ、レオン・フレデリックは知っていましたが、ジャン・デルヴィルという画家を知りことが出来て良かったです。

あと、1か月くらい会期があるので、見に行ってみてはいかがでしょうか?


この後わ Bunkamuraの近くにある<松涛Mar>でランチを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ


『染付-藍が彩るアジアの器@トーハク(東京国立博物館)』なのだ

2009年09月08日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

※このブログわ 2009年に違うサイトに載せたものを再編集したものなのだ

<伊勢神宮と神々の美術>を見たぼくらわ 隣の会場でやっていた<染付-藍が彩るアジアの器>も見たのだ


染付の説明なのだ

『白磁の素地にコバルトを含んだ顔料を用いて、筆彩で文様をあらわし、透明釉を掛けて焼成した磁器。技法は、中国の江西省・景徳鎮窯において元時代に完成。』と解説に書かれていたのだ

180点以上が展示してあって 日本や中国のものだけでなく 朝鮮やベトナムのものも見れたのだ

文様も 龍や鳥 シワシワのゾウさんのおじいちゃんなどがあって楽しめなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立博物館 <染付-藍が彩るアジアの器> 9月6日で終了しました

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=624

作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=72




展示構成

1.元時代の染付

2.明時代前期の染付

3.雲堂手-民窯の染付-

4.明時代後期の染付

5.ベトナムの染付

6.朝鮮の染付

7.明末清初の染付

8.伊万里と鍋島の染付

9.清時代の染付

10.京焼と地方窯の染付

11.伊万里染付大皿-平野耕輔コレクション

12.染付の美を活かす

約200点もの作品がありました。


気になった作品

8.青花龍波濤文扁壺

龍の部分だけ素地を残しているが、鱗などは傷を付けているように模様を残している。


18.青花龍唐草文皿

文様にイスラムの影響を受けている。


20.青花宝相華文皿

解説に書かれていたのですが、見込みの言葉は、コーランの「預言者は言った」という意味だそうです。


23.青花樹鳥文壺

鳥の部分だけ、質の高いコバルトを使用している。


26.青花雲龍文方壺

五爪の龍は、皇帝にしか許されなかったそうで、臣下に下賜されて時に、爪を1つ削ったそうです。


47.青花蓮魚文瓶

ナマズがユニーク。


97.染付吹墨亭兎図皿

※吹墨・・・墨を霧吹きなどを使って器物に細霧状に吹きかける染付。


108.染付蓮鷺文三足皿 重要文化財

白抜きで3羽の鷺があらわせている。

※色を付けず、素地を活かした。


118.染付子犬形香炉


125.染付東海道五十三次図大皿


172.染付洗象図大皿

まゆ毛のついたシワシワのゾウのおじいちゃんが描かれている。


展示数がちょっとたくさんあって疲れましたが、あまり見る機会のないベトナムの染付を見れて良かったです。あと、最後に展示してあった<様々な磁器・陶器を触れるコーナー>があって、やっと、染付と色絵の違いが分かりました。

染付・・・釉薬の下に描いているので、描かれているところがツルツルしている。

色絵・・・釉薬の上に描いているので、描かれているところがゴツゴツしている。



最後は、常設に展示してあった、<親指の聖母>をもう1度見に行きました。



今回も素晴らしい作品を見ることが出来ましたし、美味しいものを食べることが出来て良かったです。

ありがとうございます。