どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『高野山開創1200年記念 高野山の名宝@サントリー美術館』なのだ

2014年11月06日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ サントリー美術館で 12月7日まで開催している<高野山開創1200年記念 高野山の名宝>を見に行ったのだ



ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

もう展示が終わってしまったけど 重要文化財<大日如来像>が良かったのだ


13世紀鎌倉時代のものなのだ たぶん 修復していると思うけど 剥落もしてなくて 赤 青 黄色などの色彩がカラフルで美しい大日如来様で 眼福にあずかれたのだ


3階の展示していた 重要文化財<不動明王坐像>なのだ


不動明王にしてわ やや迫力がないように思えるし 優しいお顔立ちをしているのだ 光背の炎わ 龍のようになっていて かっこ良かったのだ

でも 左手側から見ると 勇ましい表情に見えるのだ

ちなみに 今回の目玉の<八大童子>わ この不動明王の従者だそうなのだ


国宝で 運慶作の<八大童子像>なのだ


解説の一部にわ こう書かれていたのだ
『八大童子は、大日如来が姿を変えた不動明王の従者として、大日如来の巧徳を表したもので、修行者を守護し悟りへ導くと説かれる。本草は堂々たるからだつきで表され、腰のひねりと、胴部、四肢の動きが連動して安定感を富む。細やかな肉付けがなされた面貌は、目に水晶を用いた玉眼が活きて、少年の微妙な感性を表すようだ。』

中央の6躯わ 12世紀鎌倉時代 運慶作なんだけど 両端の2躯(阿耨達童子・指徳童子)わ 14世紀の南北朝時代に作られたものなのだ

なんとなくなんだけど 運慶作でない<阿耨達童子>・<指徳童子>わ 迫力に欠けるような気がしたのだ


仏像や 仏画などが好きな方わ 絶対に見に行った方がいいと思うし 運慶や快慶の仏像を見れる機会って そうないと思うので オススメの展覧会だと思うのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ

サントリー美術館 <高野山開創1200年記念 高野山の名宝> 12月7日(日)まで

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2014_5/?fromid=topmv

作品リスト
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/photo/0000036000/0000035943/pdflist.pdf




展示構成

第1章 大師の生涯と高野山

第2章 高野山の密教諸尊

第3章 多様な信仰と宝物

解説に書いてありましたが、密教の教理に基づく仏像、仏画など国宝、重要文化財を含む約60点を選りすぐり展示してました。(※展示替えあり)


気になった作品

24.大日如来像 重要文化財 ※展示は終了しました


解説には、こう書かれています。
『真言密教の主尊大日如来は、「大日経」と「金剛経頂」それぞれに基づく二種の像がある。本図は後者の金剛界大日如来像。元々は大日経系の胎蔵界大日如来像と一対で制作された。寛元3年(1245)に開眼供養が行われたことが知られ、制作時期がほぼ特定できる点で極めて貴重である。』


37.不動明王坐像 重要文化財

眼に水晶を用いた玉眼は知っていたが、歯にも水晶を用いた玉歯があるなんて知らなかった。よく見ると、中央の歯は、キラリと光って見えた。あと、照明に照らされた炎の光背の影が美しい。


38.不動明王坐像 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『彫の浅い衣文、量感を抑えた体躯など、憤怒相ながら優美な雰囲気をたたえる。截金を交えた着衣の文様に平安時代の美麗な感覚がうかがえる。痩身で手足の長いのびやかな姿は前代の様式を受け継いだもので、平安時代後期らしい不動明王の優品である。』


47.孔雀明王坐像 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『高野山孔雀道の本尊。「弘法大師様(こうぼうだいしよう)」という空海ゆかりの孔雀明王スタイルで、絵画が多い作例中にあって、貴重な彫刻作例である。高く太い髻(ももどり)、引き締まる肉身、明決な面貌は快慶前半期の作風が見て取れる。腰部を絞った体躯に四本の腕をバランスよく配すなど、随所に高い彫技が発揮される。』

どちらかと言えば、剛より柔のしなやかで美しい孔雀明王でした。


55.執金剛神立像 快慶 重要文化財


解説には、こう書かれています。
『憤怒の相や躍動するかのような姿は、異形と呼べるほどの誇張がみられる。銘の発見で快慶作であることがほぼ認められたが、彼の端正な作風とは異なる誇張表現は、意図的に行われたとみられる。解体修理で矧目に沿って体を起こした結果、構えに緊張感が取り戻された。』

筋肉がムキムキで、躍動感があり、今にも動き出しそう。左手の手のひらや右足の指のそりなど細部まですごかった。


私が惹かれた作品は、仏像や仏画でしたが、他にも曼荼羅や経典、仏具なども展示していましたし、高野山の素晴らしい作品を見れて良かったです。

展示替えも多いですし、サントリー美術館では、5000円かかりますが、『メンバーズ・クラブ』に入会すれば、1年間入館フリーパスで、本人と同伴者1名が無料で見れるので、かなりお得だと思いますよ。他にも特典がありますし、検討してみてもいいかもしれませんね。


巡回情報

あべのハルカス美術館 2015年1月23日(金)~3月8日(日)


この後わ サントリー美術館の東京ミッドタウンから 徒歩3分くらいの場所にあって ぼくらのお気に入りのお店の<サヒファ・ケバブ・ビリヤニ>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。