どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『清川あさみ 「こども部屋のアリス」絵本原画展@ポーラミュージアムアネックス』なのだ

2013年03月31日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<カフェ すいれん>で遅めのランチを食べたぼくらわ 上野公園で夜桜を見るのもいいなぁ って思ったんだけど この時のぼくらわ 『花より団子ならぬ 花よりアート』だったから 銀座線で京橋に移動して PORA MUSEUM ANNEX(ポーラミュージアムアネックス)で 4月7日まで開催している<清川あさみ 「こども部屋のアリス」絵本原画展>を見に行ったのだ



えこうと ぼくの感想が丸かぶりなので ぼくが書くのだ


ポーラミュージアムアネックス <清川あさみ 「こども部屋のアリス」絵本原画展> 4月7日(日)まで

http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/archive/detail_201303.html




『こども部屋のアリス』わ ルイス・キャロルの『不思議の国アリス』を ルイス・キャロル自身が0~5歳の子供向けしたものなのだ その『こども部屋のアリス』を 清川さんの視点で 26の場面を表した 3Dの立体原画が展示していたのだ

1階のショーウィンドウにわ 1番目の場面<白ウサギ>が展示してあって お写真を撮っても大丈夫だったので 載せるのだ


他の25点の3D原画わ 3階にあって 白いボックス中に原画を閉じ込めているのだ 上にある番号ごとに 中を覗き込む感じで展示していて 高さも 子供の視線の高さだったから 大人わ 少し屈んで 鑑賞するようになっているのだ

ぼくらわ 『不思議の国アリス』の物語わ 知らなかったんだけど 清川さんのビーズや スパンコールなどで作った原画わ キラキラ 煌めいていてキレイで 3Dだから 奥行きなどの立体感も表現されていて また 違った清川さんの表現を見ることが出来たのだ

アリスも可愛いし いろんな場面で ユニークなキャラが登場したり 物語を知らなくても 楽しめたのだ もちろん 物語を知っていた方が より楽しめると思うんだ


問題があったら削除するけど 3階での展示わ 写真撮影がダメだったので 展覧会のチラシを載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
 


あと 1週間ほどで終わっちゃうけど アリスの原画わ 見ていて かわいいと思うし 3Dの原画だから 見る位置によって キラキラ煌めく場所が違うし 絵本よりも原画わ 美しく見れるので オススメだと思うのだ

ポーラミュージアムアネックスわ 20時までやっていて 無料で見れるし 銀座にお買いものに行った際や お仕事帰りに寄ってみてわ いかがでしょうか?なのだ


この後わ メゾンエルメスで開催している<「パラの模型/ぼくらの空中楼閣」 パラモデル展>を見に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ


『カフェ すいれん@国立西洋美術館内(上野)』なのだ

2013年03月30日 | 美味しいもの(~2022年)

<常設展 & [版画素描展示] 風景-国立西洋美術館素描コレクション>を見たぼくらわ 国立西洋美術館内のレストラン<カフェ すいれん>で かなり遅めのランチを食べたのだ(※今回わ お店の外観の写真を撮り忘れちゃったのだ)

カフェ すいれん
http://www.nmwa.go.jp/jp/shop-cafe/cafe.html

食べログのページ
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13023029/

ぼくらわ ラファエロ展と 常設展を見た後だったから レストランに行ったのわ 16時ちょっと前だったけど 5~7人くらい並んでいたのだ でも 回転わ 速いみたいで そんなに待たずに店内に案内されたのだ(※ほんとわ ラファエロ展を見終えた 14時くらいに行くつもりだったんだけど ちょっと並んでいたので 後回しにしたのだ)

このカフェ すいれんわ 美術館の中庭を眺めながら お食事が出来るのだ

ぼくらわ おなかが減っていたので <オムライス(やわらかいオムレツ風・ハヤシソース) ¥840> + <プチスープ ¥200>を注文したのだ

最初わ <プチスープ>のミネストローネが来たのだ


プチだから 小さなカップだったけど ほのかに酸味も効いていて 美味しかったのだ


それから ほどなくして<オムライス>も来たのだ


えこうわ 2008年にも 食べたことがあるらしいけど 味が変わったような気がした? と言っていたのだ(※提供するお皿わ 違っていたのだ)

昔ながらの 卵で包むオムライスでわ なくて チキンライスに卵を混ぜて形を整えた感じのオムライスだから ふわふわだったし ハヤシソースや チキンライス自体の味も 美味しかったのだ

料理のUPの写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
 


カフェ すいれんわ チケットがなくてもご利用できるのだ

大型企画展が開催しているときのランチタイムわ すごく混んでいるけど 84席もあるそうなので 思ったよりも回転が速いと思うし 上野公園周辺で ランチする場所を探すのわ 結構大変なので 便利だと思うのだ


メニューを見たら お高いものもあったけど お安いのわ 730円からあるみたいだし ケーキセットも750円で そこまでお高くわ ないのだ

ぼくらの食べたオムライスわ 比較的安いし 美味しかったので オススメだと思うのだ



それから 国立西洋美術館の企画展でわ 『見に行った当日に限り 再入場が1回出来るから』 閉館時間になるまで ぼくらわ もう1度 <ラファエロ展>を見たのだ



閉館時間間際の17時過ぎにわ 前半部分の展示わ 人がほとんどいなくて 貸切状態で見ることが出来たし <大公の聖母>も そんなに人がいなくて じっくりと鑑賞出来たのだ

↓こちらに 午前中に見た<ラファエロ展>の感想を載せているのだ
http://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/b08daf0c664aa1f8cf410c014a1107dd

閉館時間のちょっと前とかに再入場すると 結構空いていて 快適に見れることもあるから オススメなのだ


この後わ 上野公園で 夜桜を見ても いいなぁ~っ て思ったけど この時のぼくらわ 『花より団子ならぬ 花よりアート』だったので 京橋(※住所わ 銀座一丁目)で降りて ちょっと歩くと行ける ポーラミュージアムアネックスで 4月7日まで開催している<清川あさみ 「こども部屋のアリス」絵本原画展>を見に行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ


『常設展 & [版画素描展示] 風景-国立西洋美術館素描コレクション@国立西洋美術館』なのだ

2013年03月29日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<ラファエロ展>を見たぼくらわ 常設展と 2階の1番奥にある版画素描展示室で 6月2日まで開催している<風景-国立西洋美術館素描コレクション>が見たのだ



今回わ ぼくとえこうの感想が丸かぶりなので ぼくが書くのだ


国立西洋美術館 <風景-国立西洋美術館素描コレクション> 6月2日(日)まで

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2013landscape.html

作品リスト
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/pdf/2013landscape_list.pdf




本来の順番わ 2階常設→<版画素描コレクション>→1階常設の順番なんだけど 先に<風景-国立西洋美術館素描コレクション>をご紹介するのだ

※国立西洋美術館の常設展でわ 一部の作品を除き 写真撮影がOKなのだ 気になった作品を撮ってみたのだ


1番良かったのわ ギュスターヴ・モローが描いた水彩の作品<聖なる象(ペリ)>なのだ


たぶん 2010年に展示されて以来 3年ぶりの対面なのだ 水彩の色合いが美しくて うっとりしちゃうのだ

象に乗っているのわ ペルシャの精霊のペリで 前に見たときも思ったんだけど ペリの上にいる精霊?わ 仏教の迦陵頻伽(かりょうびんが)のように見えるのだ


えこうが撮った写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
    



もう1つの ギュスターヴ・モローの作品<聖女チェチリア>なのだ


聖女チェチリアわ 音楽の守護聖人なのだ この作品も3年ぶりの再会なのだ

えこうが撮った写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
 


他にも良かった作品を載せるのだ

ポール・ゴーギャン(ゴーガン) マルティニック島の情景



ポール・ゴーギャン(ゴーガン) マルティニック島の牧草地



エミール=ルネ・メナール 《水浴する女たち》のための習作



寄託作品のため 写真撮影が禁止だったんだけど ジョヴァンイ・セガンティーニの作品で<花野に眠る少女>も素晴らしかったのだ



あとわ 常設展示で ぼくが気になった作品を載せるのだ


まずわ やっぱり ぼく(どるち)の名前の由来になっている カルロ・ドルチ<悲しみの聖母>なのだ


今年に入って 初めて見たのだ やっぱり いつ見ても 美しいと思うし大好きなのだ

手の部分なんかわ 写真のように丁寧だし ダ・ヴィンチのスフマートみたいに描いているような気がするのだ

手の部分の写真も載せるのだ


ちなみに この作品わ ポストカードの人気 NO.3だそうなのだ

えこうの撮った写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
 


今 トーハク(東京国立博物館)の総合文化展(常設)の本館16室で カルロ・ドルチに酷似した作品<親指の聖母(親指のマリア)>5月6日まで展示しているそうなので トーハクにも足を運んでみてわ いかがでしょうか?なのだ(※この写真わ 2011年の春に撮影したものなのだ)


参考として載せるけど これも2010年の春にトーハクで撮ったものなのだ(クリックすると拡大するのだ)



パオロ・ヴェロネーゼ(本名 パオロ・カリアーリ) 聖カタリナ神秘の結婚


ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



16世紀エミリア派(アレッサンドロ・ベドリ?) ヴィーナスとキューピッド


ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



マルカントニオ・バセッティ ダナエ


2010年に寄贈された作品だそうだけど たぶん ぼくらわ この作品を 初めて見たのだ

ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



ウィリアム=アドルフ・ブーグロー(ブグロー) 少女


久しぶりに会えて 嬉しかったのだ 幼い少女が 祈るように手を合わせるポーズが可愛いのだ

この作品わ ポストカードの人気 NO.2だそうなのだ

ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



ダンテ・ガブリエル・ロセッティ 愛の杯


ぼくの写っていない写真も載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)



ぼくが気になった作品わ これで おしまいなのだ


これからわ えこうが 気になった作品なのだ


常設展の入口を入ってすぐに 西洋美術館の模型が展示されていたのだ



カルロ・グリヴェッリ 聖アウグスティヌス



ロレンツォ・レオンブルーノ・ダ・マントヴァ キリスト降誕



アドリアーン・イーゼンブラント(に帰属) 玉座の聖母子



ジョルジョ・ヴァザーリ ゲッセマネの祈り



ペーテル・パウル・ルーベンス 豊穣



ヤーコブ・ヨルダーンス(に帰属) ソドムを去るロトとその家族(ルーベンスの構図に基づく)




グイド・レーニ ルクレティア



フィリップ・ド・シャンペーニュ マグダラのマリア



ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 聖トマス



ニコラ・ド・ラルジリエール 幼い貴族の肖像



マリー=ガブリエル・カペ 自画像



ポール・セザンヌ ポントワーズの橋と堰


2012年に購入した作品のようで 初めて見たのだ


クロード・モネ ウォータールー橋、ロンドン



クロード・モネ 睡蓮


この作品が ポストカードの 1番人気だそうなのだ


ジョン・エヴァリット・ミレイ(ジョン・エヴァレット・ミレー) あひるの子



ギュスターヴ・モロー ピエタ



ギュスターヴ・モロー 監獄のサロメ



アンリ・ファンタン=ラトゥール



エミール=オーギュスト・カロリュス=デュラン 母と子(フェドー夫人と子供たち)



フィンセント・ファン・ゴッホ ばら



ポール・シニャック サン=トロペの港



ぼくらわ 写真も撮っていたし 人が少なくなるのを 待ったりもしたから 2時間近くかけて じっくり見たのだ 載せた作品わ 展示されている作品の ほんの一部で たくさん展示されているから きっと気になったり 好きになる作品が見つかると思うのだ

常設展示 & <風景-国立西洋美術館素描コレクション>わ ラファエロ展のチケットで見ることが出来るので ぜひ 常設にも 足を運んでほしいのだ 特に 3年ぶりに展示された モローの水彩画<聖なる象(ペリ)>わ あんまり見れないから 必見だと思うのだ

ちなみに 毎月第2・4土曜日と 文化の日(11月3日)わ 常設展わ 無料で見れるのだ


この後わ 国立西洋美術館内のレストラン<カフェ すいれん>で かなり遅いランチを食べたんだけど そのことわ また 今度書くのだ(※お店の外観を撮るの忘れたので 食べたものを載せるのだ)


『ラファエロ@国立西洋美術館』なのだ

2013年03月28日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 国立西洋美術館で 6月2日まで開催中<ラファエロ展>を見に行ったのだ



お写真でも分かるとおり 展覧会の看板にわ 『ルネサンスの優美(グラツィア)、500年目の初来日。』と載っているのだ

普通の展覧会とかでも ラファエロの作品が展示することわ 1点あるか ないかくらいだし ラファエロの展覧会を開催すること自体が 日本で初めてで ラファエロの作品を借りるのが困難だから ヨーロッパでも 大規模なラファエロ展覧会わ 実現しづらいみたいなのだ

しかも 今回わ 23点ものラファエロの作品を見ることが出来るのわ 凄いことだし 素晴らしいことなのだ


今回展示していた中で ぼくが気になった作品を数点 ご紹介するのだ

1番良かったのわ この展覧会の目玉の作品 ラファエロが描いた<大公の聖母>なのだ


ぼくらわ いつかお会いしたかった作品で 日本でこの作品に出会えたことが奇跡と思えるくらい すごいことで 嬉しかったのだ 聖母マリアと幼子キリストわ 人間っぽい温かみを感じるし 黒の背景だから より肌の色が美しく強調されていて 美しくて うっとりだったのだ

この黒い背景わ ラファエロがやったのでわ なく 作品の痛みが激しいとか 当時の流行などで 後の人が黒く塗りつぶしたそうだんだけど 科学調査でわ 黒の下に 室内の背景が描かれていたみたいで もし可能であれば ラファエロが描いたままの 室内の背景の<大公の聖母>も見てみたいと思ったのだ

この作品も 『ギャラリーフェイク』で出ていたのだ たしか<13人目のクーリエ>の話だったと思うのだ


これも ラファエロが描いたもので 小さな作品の<聖家族と仔羊>なのだ


仔羊わ 犠牲を表すもので のちに処刑されちゃう 幼児キリストが 仔羊に乗っているのだ キリストを見ている聖母マリアと ヨセフの優しい感じの視線が すごく良かったと思うし ラファエロが 『聖母の画家』と言われているのも 納得の1枚だと思うのだ


こちらもラファエロが描いた<エゼキエルの幻視>なのだ


神様が降臨するドラマティックな場面を演出して描いているように思ったのだ


この作品わ ラファエロの弟子のジュリオ・ロマーノの作品<聖母子>なのだ


人間味のある 温かなの聖母子で この画家を知ることが出来て良かったのだ


ラファエロの作品が23点も一堂に会するなんて もう2度とないことだと思うし 素晴らしいラファエロの作品にお会いできる展覧会だったので この展覧会も 年間ベスト10候補入りなのだ

<大公の聖母>わ ずっとずっと見ていたかったし この展覧会も見て ラファエロのことが好きになったし もっとたくさんのラファエロの作品を見たいと改めて思ったし もっと長生きしていたら どんな作品に素晴らしい作品を残したんだろうって思ったのだ

会場内わ 混んでいたけど ラファエロだから 許容の範囲内だったし ぼくらわ じっくりのんびり3時間半かけて 鑑賞したのだ

あと 国立西洋美術館でわ 『見に行った当日に限り 1回再入場が出来る』ので お時間のある方わ 16時過ぎくらいから17時に再入場すれば 快適な環境で見れると思うので ぜひ 試してほしいのだ ぼくらも再入場したけど 17時15分過ぎにわ たまたまかもしれないけど 前半の展示わ 誰もいなくて 貸切状態で見れたし <大公の聖母>もそんなに人がいなくて じっくり鑑賞出来るので オススメなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


国立西洋美術館 <ラファエロ ルネサンスの優美(グラツィア)、500年目の初来日。> 6月2日(日)まで

http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/raffaello2013.html

公式サイト
http://raffaello2013.com/




展示構成

Ⅰ.画家への一歩

Ⅱ.フィレンツェのラファエロ -レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとの出会い

Ⅲ.ローマのラファエロ -教皇をとりこにした美

Ⅳ.ラファエロの継承者たち

ラファエロ以外の画家の作品も含め、絵画、素描、版画、工芸品など61点を展示しており、ラファエロ・サンティの作品は23点も展示していました。


気になった作品

1.ラファエロ・サンティ 自画像


解説の一部には、こう書かれいました。
『作者の署名はないものの、ヴァチカン宮の「署名の間」の壁画《アテナイの学堂》にみられるラファエロの肖像画と非常に似ているため自画像と認められています。科学調査により、絵画層の下に非常に丹念に描かれた準備素描が存在することが明らかになる。』

21歳ころの自画像。今でいえば、イケメンだが、首がかなり太く描かれているのが、気になってしまう。


5.ピントリッキオ(本名 ベルナルディーノ・ディ・ベット・ベッティ) 幼児洗礼者ヨハネと聖母子


この画像では全くわからないのだが、金の背景が、工芸のような細工が素晴らしい。


6/7.ラファエロ・サンティ 父なる神、聖母マリア

8.ラファエロ・サンティ 天使

この3点は、祭壇画で、建物を一緒に地震で壊れてたが、残ったものだそうです。主要の部分は、17歳のラファエロが描いている。聖母マリアなどは、表情がかたいが、天使は、優美さが感じられる。


9.ラファエロ・サンティ 聖セバスティアヌス


20歳前後に個人の祈祷用に制作した作品で、解説の一部には、こう書かれています。
『キリスト教を弾圧したローマ帝国の兵士でありながら、ひそかにキリスト教の信徒であった聖セバスティアヌスは、皇帝の命により弓矢で射殺の刑に処されます。しかし、どの矢も急所を外れ、死を免れました。セバスティアヌスが手にする矢は、この逸話に基づく彼を表すしるしです。』

隣で鑑賞した人が言っていたが、「間違っているかもしれないけど、<聖セバスティアヌス>は、男性の裸を描く画題だった。」と言っていて、妙に納得した。処刑の矢を射られている姿でなく、豪華な服を着て、矢を持つ姿で描かれ、顔はぽっちゃりに見え、注文主に似せて描いたような気がした。


10.ラファエロ・サンティ 若い男の肖像


今回見ていて思ったが、ラファエロは、このような構図の肖像画が多く展示していた。


13.ラファエロ・サンティ 聖ゲオルギウスと竜


聖ゲオルギウスは、4世紀のカッパドキア出身の聖人。シエナの街にいる竜を神の加護を受け退治する場面が描かれています。ダ・ヴィンチやミケランジェロの影響をうかがえる作品だそうです。聖ゲオルギウスを頂点に三角形の構図で、動きもありバランスが取れているそうです。


14.ラファエロ・サンティ リンゴを持つ青年(フランチェスコ・マリア・デッラ・ローヴェレの肖像?)

赤い豪華な服と毛皮をまとっているが、性格が悪いような、嫌な印象を受けた。リンゴを持たせていたし、なにか罪(悪いこと)があったかも?って思ってしまうが、肖像画なので、そんな風に描くのだろうか?


18.ラファエロ・サンティ 無口な女(ラ・ムータ)


背景は黒だが<モナ・リザ>みたい。モデルは、謎で未だにわかっていないそうで、タイトルの<無口な女(ラ・ムータ)>は、ラファエロが付けたのではなく、口が閉じているから、後の人がつけたそうです。ちょっとオーバーな言い方ですが、写真のようでした。


15.ラファエロ・サンティ エリザベッタ・ゴンザーガの肖像

額にサソリのアクセサリーが付毛ている肖像画。このサソリに何か意味があるような・・・?


16.ラッファエロ・サンティ 大公の聖母


解説の一部には、こう書かれていました。
『「大公」とは、パプルブルク家に連なるトスカーナ大公フェルディナンド3世のことです。18世紀末ナポレオン軍がフィレンツェに侵攻した頃にこの作品を購入したフェルディナンド公は、亡命先にも持ち運ぶほどこの作品を大切にし、生涯にわたって寝室に飾っていた。黒一色の背景は後世に塗りつぶされたもので、もとは、窓のある室内空間が描かれていました。』

憂いを帯びた聖母の表情は、これから起こるキリストの受難を思ってのことだろうか?また、優しく、慈愛に満ちた表情にも思える。


17.ラファエロ・サンティ 聖母子

大公の聖母の準備素描。この段階では、円形(トンド)の形にする案もあったのが解る。


21.ラファエロ・サンティ 聖家族と仔羊


解説には、こう書かれていました。
『伝統的に仔羊は犠牲を象徴とする動物です。画面左端に幼児キリストが仔羊とともに描かれ、キリストの身に将来降りかかる難(キリストの犠牲)が暗示されています。そのため、マリアとヨセフが幼児に向ける視線は憂いを帯びたものとなっています。キリストと仔羊に組み合わせは、16世紀初源レオナルド・ダ・ヴィンチによって試みられました。ラファエロは彼の作品を研究し、本作品の着想にあたってレオナルドの何らかの作品を参考にしたと考えられています。』


23.フラ・バルトロメオ(本名 バルトロメオ・デッラ・ポルタ) 聖母子

テンペラだからか、今まで見てきた作品と色合いが異なる。表現があっているかわからないが優しい色合いだった。


30.ラファエロ・サンティ ムーサの頭部

素描。美しい女性の横顔が描かれていて、髪の毛をより丁寧に描かれていた。この『ムーサ』とは、学問と芸術の女神だそうです。

この作品のポストカードがなかったのは、残念。


31.フェデリコ・ズッカリ(ラファエロの作品に基づく) 牢獄から解放される聖ペテロ


解説には、こう書かれていました。
『キリスト教の信徒を迫害するヘロデ王のより、ペテロは捕らわれ、投獄されます。語句内で眠るぺテロのもとに天使が現れ、ペテロは天使に導かれながら獄を出て、町にいた櫓門を通り抜けました。ラファエロがヴァチカン宮「ヘリオドロスの間」の日飢餓のエピソードのうち、天使がペテロを起こす場面をモデルとしています。原作ではペテロが3本の鎖でつながれ目を閉じて眠ってるのに対し、ここでは、目がくらむばかりの天使の光見つめる様子が描かれていてます。本作が制作されたことは、ラファエロのフレスコ画の評価がいかに高いものであったを示しています。』

間違っているかもしれないが、フレスコ画を基づいた作品だから?か、天使の光の表現が、以前見た<パルマ展(パルマ派?)>のような色の使い方だったように思えた。

牢獄の格子越しに天使や聖ペテロが描かれているため、立体感があり奥行きを感じる。


37.ラファエロ・サンティ エゼキエルの幻視


解説の一部には、こう書かれていました。
『エゼキエルは紀元前579年に捕囚としてバビロンに移住されたユダヤ人の一人で、「翼をもち、人間、ライオン、牡牛、鷲の顔した4体生き物が神のまわりに位置する。」という黙示録な幻視を体験したとされます。これらの生き物は、伝統的にそれぞれマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四福音書記者(聖書の各福音書を記した使徒)を表すしるしです。』


40.マルカントニオ・ライモンディ パリスの審判

版画で、画面右下にマネの<草上の昼食>のもととなった部分が描かれいます。今回展示していたほとんどの版画の作品は、ミケランジェロの影響?かもしれませんが、肉体がかたい印象を受けました。


45.セバスティアーノ・デル・ピオンボ(本名 セバスティアーノ・ルチアーニ) 女性の肖像(ラ・フォルナリーナ)



46.ジュリオ・ロマーノ(本名 ジュリオ・ピッピ)に帰属 聖家族


隣にあった<NO.47 聖母子>と比べると、聖母の表情がかたいような気がするが、だからそこ、神秘的な感じに見えてくる。作者のジュリオ・ロマーノは、ラファエロの弟子だそうです。


47.ジュリオ・ロマーノ(本名 ジュリオ・ピッピ) 聖母子


幼子キリストの嬉々とした感じが、より子供っぽさを表していて、聖母マリアも微笑んでいて、ずっと眺めていると和んでくる1枚だった。


49.ペリン・ベル・ヴァーガ(本名 ピエトロ・ディ・ジョヴァンニ・ボナッコルシ) 聖母子

1番最後に展示していた美しい聖母子。聖母子の絵画には、華美な装飾はないのだが、この作品には、聖母の頭に宝飾品があったのが印象に残る。解説によると、『金工細工師のために制作された可能性がある。』と書かれていた。この作品もポストカードがなかった・・・。


見に行こうと迷っている方は、早めに行ったほうがいいと思います。会期末なら凄く混雑しそうですし、小さなな作品もあるので、より良い状態で見に行ったほうが、楽しめるからです。あと、私が行った午前中の早い時間帯には、チケット売り場に行列が出来ていたので、上野駅や、コンビニなどで、事前にチケットを購入した方が時間の節約になっていいかと思います。あと、この展覧会は国立西洋美術館のみで、巡回はないそうなので、このためだけに旅行をする価値は、あるような気がします。

<大公の聖母>は、素晴らしいと思いましたし、他のラファエロの作品も見れて、眼福にあずかれました。あと、1~2回くらい見に行きたいと思っています。欲を言えば、<小椅子の聖母>も見たかった・・・。

今年の上野は、4月下旬に<ダヴィンチ展>が東京都美術館で開催されますし、9月には、<ミケランジェロ展>も国立西洋美術館で開催されるので、楽しみです。


この後わ 国立西洋美術館の常設展 & <[版画素描展示] 風景-国立西洋美術館素描コレクションを見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-@三菱一号館美術館』なのだ

2013年03月19日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<ラ・メール・プラール>でオムレツを食べたぼくらわ 以前から気になっていたし 新聞の販売店からチケットを頂いていたので すぐ近くの三菱一号館美術館で 5月26日まで開催している<奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作->を見に行ったのだ



クラークさんのコレクション 略して『クラコレ』のフランス絵画の傑作が展示していて ルノワールわ 22点も展示していたのだ


今回展示していた中で ぼくが気になったルノワールの作品をご紹介するのだ

1番最後の展示室にあった<鳥と少女(アルジェルアの民族衣装をつけたフルーリー嬢)>なのだ


ホームページか ポスターで見て この作品わ 今回最もお会いしたかったのだ 陽の光を浴びた 民族衣装が華やかだし 少女がすごく 可愛くて ずっと見ていたのだ


<劇場の桟敷席(音楽会にて)>なのだ


桟敷席にいる二人の少女が可愛くて 正面を向いている黒のドレスの少女わ ずっとこっちを見ているから瞳に吸い込まれそうな感じに思えるのだ

あと この作品わ えこうの美術館めぐりのきっかけとなった マンガの『ギャラリーフェイク』にも 載っているのだ


<うちわを持つ少女>なのだ


前にも見たことがある作品で 嬉しい再会なのだ ジャポニスムの影響が見れとれるのだ 振り返ったかのようなポーズが 菱川師宣の<見返り美人>を連想しちゃうのだ もしかしたら ルノワールわ 見返り美人を知っていたかも?って 思っちゃうのだ


あと <テレーズ・ベラール>や <眠る少女>も良かったと思うのだ


ルノワール好きなら 絶対にこの展覧会を見に行った方がいいのだ 三菱一号館美術館わ 洋館のような雰囲気があるし お金持ちの個人の邸宅で鑑賞しているようにも思えて より作品が キレイに見えるのだ

『クラコレ』わ ぼくらの中で 年間ベスト10の候補に入る素晴らしい展覧会だったと思うし 混雑する前に ぜひ ご覧くださいなのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


三菱一号館美術館 <奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-> 5月26日(日)まで

http://mimt.jp/clark/top.html




展示構成

印象派への道 コローとバルビゾン派の画家たち

光の絵画 印象派の画家たち

伝統と革新 アカデミスムの画家たち

ドガ 古典と印象派をつなぐ絵画

印象派からポスト印象派へ

「光の絵画 印象派の画家たち」のみ、3階と2階に分けて展示で、全部で73点を展示しており、そのほとんど(59点)が日本初公開だそうです。副題は、<ルノワールとフランス絵画の傑作>なっており、ルノワールの作品は、1/3近く、22点もの作品を展示。


気になった作品

2.カミーユ・コロー ルイーズ・アルデュアン


幻のような情景。下に描かれた妖精のような浴女たちより、中央のどっしりとした木に目がいく。この作品を見ていると作品の中に入り込むような感覚になる。


6.ジャン=フランソワ・ミレー 編み物の稽古

7.ジャン=フランソワ・ミレー 羊飼いの少女、バルビゾンの平原


NO.6の作品は、母親が子供に編み物を教えている姿が描かれ、NO.7は、羊飼いの少女が犬に番をさせながら、編み物をしている。隣りに展示してあっただけだが、この2つの作品を見て、母親に教えてもらった編み物を、大きくなってからも、やっているんだぁ~。と思ってしまう。


8.コンスタン・トロワイヨン ガチョウ番


ガチョウの羽は、荒いタッチで描かれており、羽の毛羽立った感じが表現されていて、少年とガチョウの、のどがな感じが良かった。


12.クロード・モネ 海景、嵐

私の中でモネのイメージは、華やかな感じなのだが、この作品は、嵐が来そうな灰色の空、海の色も濃くて暗く、例えが違っているかもしれないけど、クールベが描いたかのような感じに見えた。


15.クロード・モネ エトルタの断崖


エトルタの作品は、50点ほど制作しているそうです。エトルタの海岸を描いた作品は、そんなに好きじゃなかったのですが、この作品は光と影の対比など良くて気に入った。


20.アルフレッド・シスレー 籠のリンゴとブドウ

シスレーの静物画って初めて見たかも?果物は写実的に描かている方だが、籠やテーブルは、荒いタッチで描かれていた。


27.カミーユ・ピサロ エラニー、サン=シャルル


点描で描かれているような細かなタッチで描かれて、光に包まれた美しい情景。


37.エドガー・ドガ 稽古場の踊り子たち


横長の画面に、手前に休憩する踊り子を配し、奥には稽古をする踊り子を描き、空間の奥行きを表してようだ。中央にいるトリコロールの柄の扇を持つ踊り子に目がいく。


39.ジャン=レオン・ジェローム 奴隷市場

衣服などから判断すると北アフリカあたりの奴隷市場での情景か?服を脱がされたのだろうか。裸の女性が葉の検査をされていた。この作品は、中央にいる人物のみ光が当たっているかのような描き方をしていた。

よーく見ると、奴隷の女性の額と顎に、入れ墨(化粧?)のような模様があった。


41.ジャン=レオン・ジェローム 蛇使い


イスラムの宮殿の壁や人物など、ありとあらゆるものが精緻に描かれている。特にイスラムの模様の壁が美しい作品。解説に書いてあったが、『蛇使いの芸は、オスマン帝国では実際に行われていない。』


42.ウィリアム=アドルフ・ブグロー 座る裸婦

座っている裸婦は、理想化された女性が描かれており、まるで女神か妖精のようでした。この作品のポストカードが売ってなかったのが残念でした。


47.ジェームス・ティソ 菊



51.ピエール=オーギュスト・ルノワール かぎ針編みをする若い女



52.ピエール=オーギュスト・ルノワール シャトゥー橋


春や初夏のような、さわやかな空気感がいい。この画像よりも、もっと色彩が美しかった。


54.ジャン=オーギュスト・ルノワール うちわを持つ少女


描かれたモデルは、ジャンヌ・サマリー、彼女の後ろに描かれているのは、日本の菊の花だそうで、団扇も日本の柄と見てとれるので、ジャポニスムの影響が濃い作品といえる。


57.ピエール=オーギュスト・ルノワール 劇場の桟敷席(音楽会にて)


もともと肖像画として注文を受けたが、注文主が気に入らず、受け取らなかったものを構図を修正した作品だそうです。黒のドレスを着た少女の後ろには、消されてしまった男性の痕跡があるそうです。


58.ピエール=オーギュスト・ルノワール シャクヤク


解説の一部には、『ルノワールの友人ジョルジュ・リヴィエールは、花の絵についてルノワールが語った言葉を書き残している。「花を描くと頭が休まる。モデルと向き合っているような緊張感を感じない。花を描く時は、作品を台無しにするのではないかと不安になることなく、自分の色を使って大胆に試めすことができる。」』とかかれていました。

画面いっぱいにシャクヤクの花が描かれダイナミック。


60.ピエール=オーギュスト・ルノワール ヴェネツィア、総督宮



61.ピエール=オーギュスト・ルノワール ナポリの入江、夕刻

淡い色彩、まるでパステルで描いたかのよう。ヴェスビオ山、ナポリ湾、空が夕日に染まる美しい情景が素晴らしい。

ルノワールの風景画ってあんまり惹かれることがなかったのだが、NO.52、NO.60、そしてこの作品と、良かったし、印象に残っています。


63.ピエール=オーギュスト・ルノワール 金髪の浴女


モデルは、アリーヌ・シャルゴで当時の恋人、のちに妻となった女性。彼女がモデルの作品を、以前見たことがあり、特徴的なので一目でわかった。


65.ピエール=オーギュスト・ルノワール 鳥と少女(アルジェルアの民族衣装をつけたフルーリー嬢)


女の子が可愛くて、好きになった作品。

この作品もそうだが、以前見た、フィラデルフィア美術館の<ルグラン嬢の肖像>しかり、ビュールレ・コレクションの<イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像(可愛いイレーヌ)>など、ルノワールは、5~10歳くらいの女の子を描かせたら、世界一なんじゃないかと思った。(あくまで、私の独断と偏見ですが・・・。)


69.ピエール=オーギュスト・ルノワール 自画像

年を取ってからの自画像なんですが、描かれているものは、ちょっと若く描いているそうです。ルノワールも自分をよく見せたいと思ったのでしょうね。


ルノワールはもともと大好きな画家で、それに数は少ないがアカデミスムの画家まで展示してあって、私の好みの作品ばかりで、もう大満足でした。あともう1回くらい見に行こうかなぁ。とも思っているくらい良かったです。

印象派の作品が主な展示だし、普段、美術館に足を運ばない方がご覧になっても充分に楽しめる展覧会だったと思うので、オススメですよ。

関西にも巡回するので、ぜひ、ご覧ください。


巡回情報

兵庫県立美術館 6月8日(土)~9月1日(日)


今回も素晴らしい作品を見れましたし、美味しいものも食べることが出来て、大満足でした。

ありがとうございます。


『ラ・メール・プラール@有楽町 or 東京(東京国際フォーラム内)』なのだ

2013年03月17日 | 美味しいもの(~2022年)

<飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡->を見たぼくらわ 三菱一号館美術館に行こうと思っていたから 有楽町に移動して 東京国際フォーラム内にあるレストランで ぼくらが 前からずっと気になっていたお店の<ラ・メール・プラール>で ちょっと遅めのランチをしたのだ

ラ・メール・プラール
http://www.la-mere-poulard.jp/

食べログのページ
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13129413/




上の写真わ お店の入り口で 他の外観わ こんな風だったのだ


ぼくらがお店に着いたのわ 平日のランチのラストオーダーの14:30 ちょっと前で ギリギリセーフだったのだ

注文したのわ 平日のランチのみ<ランチコース A ¥1575 + サービス料金10% (合計 ¥1732)>なのだ(※通常わ ¥1890 + サービス料金なのだ)

この<ランチコース A>わ 「季節のオードブル」 + 「パン or ポテトフライ」 + 「ラ・メール・プラール伝統のオムレツ」 + 「ココット(煮込み料理)」のセットなのだ


最初わ <季節のオードブル(スモークチキンのサラダ)>なのだ


スモークチキンわ 美味しかったし 細長くカットされたリンゴも入っていたから 甘さもあって シャキシャキだったのだ


次わ <ポテトフライ>が到着なのだ


ほのかな塩気がちょうど良く 食べながら ラ・メール・プラールの看板メニューのオムレツが来るのを ワクワクしながら待つのだ


そして <ラ・メール・プラール伝統のオムレツ> + <ココット(キノコの煮込み)>がやってきたのだ


オムレツわ キレイで すごく大きくて ふわふわで 味付けわ シンプルな うすい塩味で ふわふわの食感で美味しいと思うんだけど 後の方になると飽きちゃうので 卓上の塩と胡椒を使うとか 黒いお鍋のココット(キノコの煮込み)をオムレツに乗っけて食べるといいのだ

ココット自体も美味しくて ぼくらわ 満足だったのだ

ぼくらでも 卵3個を使って作るオムレツわ 量が多くて お腹がきつくなったので 出来ることなら ハーフサイズや 2/3サイズとかがあればいいと思ったし 数人で行くのであれば オムレツわ シェアして食べたらいいと思うのだ

あと ぼくらが勝手に思ったんだけど このふわふわなオムレツの甘いバージョンがあったら きっと美味しいんじゃないかなぁ って思ったのだ


一応 料理のUPの写真を載せるのだ(クリックすると拡大するのだ)
   


<ラ・メール・プラール>わ ランチでもサービス料金がかかるけど ここのオムレツわ このお店と フランスのモンサンミッシェルでしか食べることが出来ないみたいだし フランスで食べるより お安いみたいなのだ

三菱一号館美術館からも すぐだし 赤と白を基調としたお店の雰囲気や サービスも良かったと思うし オススメだと思うのだ 遅めの時間に行ったから 大丈夫だったけど 予約をしていった方が良さそうなのだ

また オムレツを食べたいし マルミットも気になるので ぼくらわ 再訪しようと思っているのだ


この後わ 三菱一号館美術館で開催中の<奇蹟のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作->を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ


『飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡-@東京国立博物館』なのだ

2013年03月16日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ トーハク(東京国立博物館)の本館 特別5室で 4月7日まで開催している<飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡->を見に行ったのだ



今回展示していた 円空さんの仏像の中で ぼくが気になった作品をご紹介するのだ

1番良かったのわ <両面宿儺坐像(りょうめんすくなざぞう)>なのだ


2つの顔を持ち ちょっとわかりづらいけど 手も4本ある観音様の化身なのだ 正面のお顔わ 穏やかな感じに見えるんだけど 右のお顔わ 不動明王みたいに憤怒の表情だったのだ

手に斧を持っていて 上半身わ 鎧を着ているように見えたので これから戦に行くんじゃないかと思えたのだ


<不動明王立像>なのだ

顔が大きくて ちょっとアンバランス?な不動明王なんだけど 憤怒の表情わ 全く感じないのだ


<迦楼羅(烏天狗)立像>なのだ

かなりデフォルメしちゃった カルラ(カラス天狗)の立像わ 小っちゃくて 可愛かったのだ


円空さんの仏像わ 優しい感じがするから見ていると ほっこりして暖かくなる感じで 癒されたし 円空さんの造った仏像が好きになったのだ 

会期末だし 会場も 本館の特別5室だから 混んじゃって ちょっと見えづらくなるかもしれないけど 良かったので オススメだと思うし ぼくらわ 2時間かけれじっくり見たけど 普通の人なら1時間くらいで見終わる展示だと思うのだ

関係ないけど 木喰さんの仏像も見たくなったので 企画展を開催してほしいのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立博物館 <飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡-> 4月7日(日)まで

http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1556

公式サイト
http://enku2013.jp/index.html

作品リスト
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=3390




円空さんは、12万体もの仏像を造ったと伝えられるが、現存を知られているのは、約5300体ほどだそうです。今回展示していた46点(約90躯)もの作品は、すべて飛騨の木で造られたもので、解説には、『飛騨の円空の森』と載っており、展示空間も円空仏がぐるっと囲った森のような感じでした。


気になった作品

1.両面宿儺坐像


解説には、『「日本書紀」では怪物ですが、千光寺周辺では救世観音の化身と伝えられます。円空仏にはめずらしく光背をそなえ、正面に二つの顔を並べるのは、礼拝の対象として造られたからでしょう。円空入魂の傑作です。』


2.金剛力士(仁王)立像 吽形


立ち木の仁王像。地面から生えたままの木を彫ったもの。仁王って、厳しい表情をしているイメージがあるが、この仁王像は、何やら微笑んでいるように見える。



3.賓頭盧尊者坐像


最初に展示してあった坐像で、他のものと比べると、人が撫でたから黒いつやがある。それだけ人に愛された坐像だということがわかる。


5.三十三観音立像

解説には、『三十三観音と呼ばれていますが、現存するのは31体です。近隣の人々が病気になると借し出して回復を祈ったそうで、戻らないこともあったといいます。以前は50体もあった伝えられます。』

31体、大まかな形は一緒で、体がツリーのような形だった。


11.護法神立像

2メートルを超す2体の立像。村の守り神として造られたそうです。邪気を払ってくれるような厳しいお顔をしておらず、子供たちを優しく見守るように微笑んでいるように見える。


26.如意輪観音菩薩坐像


今回展示していた円空仏の中で、この観音様は、ノミの後がなめらかで、円空の若いころに作風に共通するそうです。円空仏以外の如意輪観音を、毎回見るたびに思うが、あでやかで色っぽく思える。


30.不動明王立像

円空さんの仏像は一木造りなので、左にある剣が顔にくっつけて彫っていた。あと、下半身の衣(裳)は、魚の鱗のようになっていたのも印象に残る。


33.千手観音菩薩立像


円空作の千手観音は、3体あってあるそうです。その中の1点が展示。千手の手の部分はさすがに、別に造って貼り付けたもの。千手観音の手前にいる僧侶は、なぜ彫ってあったのだろうか?


35.龍頭観音菩薩立像



円空仏は、前に10~20点?くらい見たことがあったが、今回は90躯も見ることが出来て良かったです。印象はどの像も微笑んでいるように見えて、見ているだけで癒されました。

3週間ほどで終わってしまいますが、癒されに円空さんの造った仏像をご覧になってみてはいかがでしょうか?

7年に1度しか公開されない秘仏の<歓喜天立像>を360度見れる機会は、もうないと思いますよ。



この後わ 三菱一号館美術館に行こうと思っていたから 有楽町で降りて 国際フォーラム内にあるレストランの<ラ・メール・プラール>でランチをしたのだけれど そのことわ また 今度書くのだ