崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

わが人生を語る

2018年12月09日 06時35分38秒 | 旅行

 朝早く新幹線で出発、10時頃大阪淀川区にある第七芸術劇場に入った時は真っ暗でただ立っていた。手を取って席に案内してくれ、後に壇上で対談した人は50年ほど前からの友人の北村皆雄氏。壇上から見ると、多比良建夫、堀まどか、映画人の康の諸氏の顔がクローズアップされる。嬉しい再会であった。ムーダンたちによるクッの映画を再度視ながら20代に調査した時を回想し、考えさせられた。私はムーダンの内部生活から村との関係に密着していた。ムーダン社会には男女平等、恋愛自由、能力主義などがあり、先進的であると思い、調査を続けた。当時被差別集団へ接近し過ぎ、堕落していくと非難されたにこともあったが、私は調査に専念した。半世紀以上の社会変化とともに巫俗も大きく変わった。特に韓国のナショナリズムにのって差別芸能集団だった彼らは無形人間文化財へと、大きく変わった。終わってフェイスブック友の村田憲司氏ご夫婦が持ってこられた拙著にサイン、お会いできて嬉しかった。昼食後帰宅した。疲れた。