崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「韓国花卉学会」

2018年12月04日 05時43分45秒 | 講義

 拙著『植民地朝鮮映像で語る』を発行しているが電子ブックの製作中、同時販売を準備中である。まだ普及の段階になっておらず、申し訳ない。東洋経済日報には「貴重な記録集」と紹介された。来週のワンアジア講座「朝鮮の映像」を担当してくださる下川正晴氏には参考までに寄贈した。フェイスブックの投稿に大きく励まされる。毎日新聞記者出身、元大学教授の氏のコメントは、書評とも思われる。研究者としての挑戦的なご意見に私は刺激される。映画で見る「花を売る乙女」は存在したのだろうか。その時代花売り習慣、文化のはだったのだろうか。花を栽培、仏壇に供えるような花文化があったのか疑問を投げた。映像をどう見るべきか。ゴムクツはあったのか。
 戦前の映像だけではない。現在の韓ドラのオーバーな表現は嫌がられている、また部屋に必ず生け花が多く飾っているのが気になる。家庭生活に生け花文化が定着しているかのようになっている。花鑑賞文化がそれほど定着はしていない。私は20年ほど前「韓国花卉学会」の全国大会で基調講演で、床の間に花を飾る日本の花文化の話で、何を錯覚されたか侮辱的なコメントでビックリしたことがある。世俗と闘う、「世俗を学んではいけない」という聖書を信じている。棘の道、細い道を歩く。下川氏に感謝する。