昨日の京都の日文研への日帰りは無理したようではあったが、まだ健全であるという自信をもった。交通手段がほぼない辺鄙な研究所からタクシーも呼べない土曜日、闇の中を走り、坂道をおりて、バスに乗れて予定の新幹線に1分前ギリギリ間に合って11時前に帰宅することが出来た。研究会では菊人形、少女の顔の描き方についてきちんと聞いた。電車の中では『戦魂』に慰安婦に関する記述があって驚いた。車内では居眠りできない私には嬉しい興奮が続いた。また研究会の前にメンバーの中の京都精華大学の申昌浩教授と話をしたが、拙著『慰安婦の真実』にコメントがあった。礼儀上の挨拶の言葉かと思いながら何がポイントかと反問してみた。きちんとしたコメントをいただいた。彼は私と同様に日本で生活しており、私と同様に、本書において日本語の経験を生かして慰安所帳場人の日記を読み解くのが、彼にとって実に実感がわいたという。それを聞いて嬉しくなった。