崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「青年大国(?)」

2018年11月29日 05時20分18秒 | 日記

 私も一種の外国人として日本に職を得て生きている一人であり、入管法改正案に関心がないわけではない。討議の様子を伺うと意外に幼稚な感がある。総理が具体的な事案については関係者に回そうとすると「総理!」を連発しながら総理の答えを要求する。総理の答えはレベルが高いものと思うからであろうか。
 労働力不足、それを補うために外人を受け入れる。そこに問われる政策の基本精神があるはず。この地上はどの民族、人種が住んでも良いという「自由な土地」であるという前提がある。移民、難民を受け入れるのか。また長寿老人国家をこのまま維持すべきか、労働者を受け入れるのか。その理解の上、国家の目標が議論になってほしい。経済大国より環境汚染のない伝統的な田園、先進老人福祉国家を目ざすのか議論して欲しい。日本は経済的には「青年大国(?)」に負けるのは当たり前である。