崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ミュージカル歌劇「春香伝」

2018年11月15日 05時25分15秒 | 日記

 昨夜例年のように金剛山歌劇団の公演を鑑賞した。政治的な解説式あいさつの後幕上げ、今度は朝鮮学校の幼稚園から中学生たちがオープニングし、斬新であった。今度はミュージカル歌劇「春香伝」であった。朝鮮王朝時代の恋愛小説やパンソリなどで有名な「春香伝」、朝鮮語と日本語の字幕のものである。2時間以上音楽と舞踊で始終した。舞台装置、音響、照明などが洗練され、芸術的な舞踊ミュージカルであった。春香と夢龍の「一片丹心」という恋愛、原本ではセクシュアルな描写があるが、伝統的な窓襖を動かし、間接的に表現した。舞踊ミュージカルの連続、クライマックスが感じられない。劇でありながら「劇性」があまり感じられない。しかし楽しかった。