崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

安田純平氏会見

2018年11月03日 05時35分13秒 | 日記

 歳をとるにつれて互いに友人との音信が少くなってくる。昨日韓国から友人の民俗学者の崔仁鶴氏から電話があって嬉しかった。数年ぶり、お互いに声から健康をチェク、無事を確認する。彼の日本の友人の島根の酒井氏と同年だとも言った。二人は私より3歳上、しかし彼は私がずっと若く感じるという。私には70才の人もずいぶん若く感じられる。高齢者が年齢に敏感である傾向であろうか。
 昨日シリアの過激派組織から解放された安田純平氏の話を視聴した。彼が「私の凡ミス」などと語ったことに木村太郎氏は「大変な精神力」のある行動力、本当にミクロの内戦を伝えることだと評価した。私は時々木村氏のコメントに頷き、珍しく良い評論家だと思っている。
 私はこのごろ読んでは考えている「戦犯作家」といわれた火野葦平氏を考えている。非難する、非難されるというメディアに呆れている。危険な現場に行かず映像や記者会見などを主にし、デスクで編集するのが中心であるメディアの記事が多すぎ、現場主義の行動派ジャーナリストを非難する人が大勢いるが、私からひとこと言っておきたい。戦争の現場に行かずどうしてわかるの。