崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「迎春歌」

2016年02月19日 05時46分44秒 | 日記
 川野裕一郎画伯が韓国出身のヤン・ホヨンさんを連れて訪ねてこられた。また本学のスチフ先生も同席して研究室は芸術の研究会のようになった。ヤンさんは画集を見せてくださった(写真)。日本留学12年九州産業大学で韓国の絵画における女性の表現について博士号取得された方である。デール・スティール氏はアメリカウィンㇲコンシン出身でスタンドグラスが専門で私がいつも展示会を勧めていていたが、返答がなかった。しかしこれから学生の作品を含めてできそうであると言った。スタンドグラスといえばカソリック文化を象徴するように思われているが、彼はクリスチャンではないという。彼は高校まではクリスチャンであったが止めたと言う。それは卒業であり終わりではないと感じた。
 その集まりには次々と鵜澤、礒永、山本の同僚の諸氏が加わり研究室は一日ちゅう満室であった。朝早く8時前出勤して模様替えして若干広く設置して良かったと思った。
 林氏の「迎春歌」の映像分析、スケートとホッケーの先進スポーツと日本伝統の剣道と生け花との対照などが面白い。映画に表れた日本帝国の満洲国への立場設定意欲がはっきりされた。素晴らしい映画鑑賞の時間であった。3月21日にそれを「幻の満州映画」という題で一般公開する予定である。関心ある方の参加を歓迎する。