崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

スピーチの上手いアメリカ

2016年02月03日 05時36分01秒 | 旅行
アイオワ州の米大統領選挙の様子をCNNでほぼ一日中見た。共和党のトランプ氏がクルズ氏に負け、民主党のクリントン氏が辛勝であったことは予想外である。そして民主党の候補のサンダー氏とクリントン氏のインタビュー式の講演もスマートフォンで聞いた。サンダー氏の広く深い見識の話には感動した。サンダー氏のスピーチに私は関心を注いだ(写真)。拍手があまり多く彼の言葉は短く、多くは単語を叫ぶように聞こえる。毎度感ずるのはアメリカはスピーチが上手い国であるということである。しかしトランプ氏はスピーチで人気があったがクルズ氏に負けた。これから全米に広がる選挙状況を見るのは面白い。
 先日インタビューされたテープ起こしの生の文が届いた。自分の日本語、否言葉に失望した。このような日本語で生活しているのかと反省している。「でー」とか必要ではない音、終わりがはっきりしていない。テープ起しの文を読むとこんな日本語を理解してくれたことに感謝するとともに恥ずかしく思った。しかし話し言葉と文章は異なる。日本では書いて読むようなスピーチが多い。それは文としては生きているかもしれないが言葉としては面白くない。会話にはならない。会話では既知の部分とか儀礼語が省略される。特に私は決まり文句の挨拶などは多く省いているが言葉をより磨かなければならない。