崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

私は愛犬ミミのしもべ

2016年02月14日 05時41分13秒 | 旅行
 愛犬ミミは室内の水は好まずベランダにおいてある給水器(ペットボトルを逆さにし、下に飲み口がついている物)の水を飲む。べランダのドアーの前で後ろ向きで吠える。「ハイ」とドアを開けてミミをベランダに出して閉める。飲み終わったら開けてミミが入ったら閉める。それだけではなく、廊下へ通るドアーもミミの「ワン」の一声で開閉してあげる。私はまるでホテルのドアマンのようにサーヴィスをしてあげる。否、ミミのしもべのようになっている。なぜそうするのだろうか。面倒なことではあるが嫌ではない。
 人によってはミミのようにされたい人が多い。高級自家用のドアーを開けてもらい、乗ったら礼を受け、ドアを閉めてもらってからなお深く頭を下げてもらうことを理想とするのが世間である。そんな社会にイエスは「私はしもべだ」と聖書で語っている。山口県立大学の安渓遊地教授から2冊の本と2本合わせて3時間半のDVDが届いた。教員と学生たちが山口の村々を訪ね泊まりながら農業を学び実習し、奉仕する内容である。印象的なことは無農薬稲作によって生物が現れ環境復帰の現象が起きていることである。一方海外調査の記録も読まれるようになっている。DVDを通して地域住民に奉仕するその心にひかれながら最近お会いしたご夫妻の様子を思い出している。