崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

李承晩日本に亡命を要請

2015年08月27日 04時33分48秒 | 旅行
昨日携帯電話にソウルから日本語で電話が入った。彼の自己紹介によると陸軍士官学校の卒業生の李鍾判氏(写真)だという。後に彼について検索したところ著名な軍事評論家であることを知った。彼は漢陽大学アジア太平洋地域研究センターの研究委員であることと軍事評論家である。彼はすでに私に関する情報は調べての電話であった。私が退官した後のことであっても陸軍士官学校をキーワードでイントロ、彼は日本の陸軍大学校で2年間勉強したことがあり、朝鮮戦争と日本の関係について調査をしたいという。特に李承晩大統領が日本に亡命政府設置を要求したということに関して調べたいという。
 去る6月24日KBS9時のニュースで朝鮮戦争当時李承晩政府が日本に亡命を要請したと報道されて、韓国の一般人の反日感情からこのニュースはショッキングであった。特に李承晩記念事業会が公式記録ではないと反発した。そのニュース源になったのは日本の『防衛研究所紀要』に紹介された元山口県知事の田中龍夫氏の生前の記録であるが、それ以外の証言や記録は韓国では探すことができなかったと言う。、彼は軍事専門家として有事、危機の時に日本に退避するのは当然であり、その真実に迫って調査研究をしたいというのである。彼はその真実を日本で探したいという。応援したい。