崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

慰安婦「さまざま論」

2015年08月05日 04時45分39秒 | 旅行
 朝の下関港、李永松校長先生をはじめ15人の教員と学生を迎えた。長い間下関韓国教育院長を勤めながら教会の奉仕も大きかった李先生である。10人の小、中学校生徒は初めて日本に着いて日本人ではない私が最初に会う人となった。私の歓迎の話と日本人の家内の挨拶がより意味があっただろう。港から出発するバスに手を振ってから私の定期健診に行った。池田先生の芥川賞受賞の又吉氏など文学論を聞かしていただいた。医師は患者との対話を通して健康的な精神生活をもサポートするのに大きく影響すると思われる。感謝である。
 市立図書館に寄った。冷房が効き、図書や設備が整っており利用する人が多い。下関でいわば朝鮮人慰安婦狩りに関して警察関係の資料を読んだ。夜は朴裕河さんと日韓交流議員連盟長の河村建夫議員との8時から生放送のBSフジテレビプライムニュースを見た。慰安婦問題に関して幅広く多様な見方が語られた。先日下関に来てもらった講演会では議論できなかった部分が具体的に進行された。しかし日韓関係に関するところでは注意を払い、バランスをとろうとするようにみえ、「いろいろ、さまざま」になって見方は客観的という「観」も「さまざま論」となった気がした。研究がより掘り下げられることが必要であろう。自民党の河村氏は4人の総理が謝罪しても韓国の国民の7割が知らないということについて、朴氏はメディアが問題だという。日本の新聞なども戦前戦争賛美、戦後平和主義の傾向があった困惑のものである。しかし我々はそれらを通して情報を得らざるを得ないのが現実である。