崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

慰安所写真集

2015年08月21日 06時04分32秒 | 旅行
昨日は日韓親善協会の友松会長と「楽しい韓国文化論」の最終的なチェックをし、長く放談した。彼は長く下関市議員を経た人であり、シベリア鉄道で旅行した話や多くの国での楽しかったことを話をしてくださった。特に歴史に関心が高く、中国の西安にはもう一度行ってみたいという。そこは私は行っていない。私は歴史の遺跡などにはそれほど関心がなかったことを自覚した。
 読書会では中国江湾鎮の慰安所写真の読み取りをした。この写真により慰安所の存在が確かなものとなり、韓国が言う性奴隷という「従軍慰安婦」の源泉ともいえる。写真をキチンと検証すべきだと思って広島大学大学院集中講義でも議論したがそれを踏まえて読書会で再び検証した。まず写真の右の半分黒の斜線は何か。階段か、フィルムか、などの結果明暗の調べにより日陰であると判断した。紅白垂れ幕と「大和撫子」の関係に迫っていく最中に中国大連理工大学の孫蓮花教授一行が到着した。看護学院の村田氏が福岡空港から一緒にきたと言う。
 夜、読書会の主メンバーの一人の倉光誠氏から電話があり、読み取りを試みた慰安所写真集があると言う。麻生徹男『上海より上海へ』(石風社、1993)家内に運転してもらい私はミミを抱いて夜道を走り、それを借用してきた。軍医によって撮られた鮮明な写真が載っており、昼の写真で想像したものがより確信できた。その具体的な分析は後に発表することとした。今戦争はテロに変わりつつあり、悲惨なことは絶えていない。