崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

紅葉

2014年10月06日 05時03分03秒 | 旅行
 台風18号のためにベランダの鉢を室内に入れながら最近季節に触れることが少なくなっていることに気が付く。忙しくて季節の流れに鈍感だったこともあるかもしれないが、時間が過ぎることに嫌な感を持っているのが正直な気持ちであろう。根分けなどで鉢が増えている。それより木が成長して大きくなったので室内のスペースが小さくなる。10センチほどのものが天井まで伸びているものもある。教会の庭に植えたソテツは自ら記念植樹のように思う。人に根分けしてあげたものはどうであろうか。水を切らさず、枯らしたりしてはいないだろうか。
 秋になると寂しく感ずるのはなぜだろう。春の花見とは根本的に違う秋の紅葉の美しさに寂しさを感ずるのかもしれない。その美しい紅葉を鑑賞しようと登山した多くの人が御嶽山の噴火の惨事に出会った。賑やかな花見から寂しい紅葉の季節へ変わって、冬へ向かっている。主治医の池田先生は肺と気管支の弱い私にこれからが峠だと言うだろう。四季があるということは人生にリズムをつけることができる。年内にもう一冊の出版のために急ぎたい。